番外編(第110話の続き)

井上デー、その後




せっかくの「井上デー」だったが、この日、試合での出番はなし。
井上は寂しく帰宅の途についた。

帰宅

「“代打・オレ”ならぬ、“ハッピーバースデー・オレ”なんちゃって」



井上選手会長 「ただいまー、カズエー」

井上カズエ 「お帰りなさい、パパ。
試合は残念だったけど、今夜は我が家でパパのバースデー・パーティをしましょう」

井上選手会長 「カズエ…ありがとう」



バースデー・うな丼



井上選手会長 「…これ、何?」

何やローソク乗っかってるけど…

井上カズエ 「バースデー・うな丼よ!
パパ好きでしょう、うな丼?」

井上選手会長 「…こないだ、球場で差し入れに配られたやつだよね…?」

ていうか3日連続うな丼なんですけど…

井上カズエ 「賞味期限、今日までなのよ。 まだ2人前くらい余ってるから、パパ、頑張って!」

井上選手会長 「2人前!?なんでそんなに余ってるの?そんなに貰ってきたっけ?」

井上カズエ 「それがね、落合さん家の美紀ちゃんからおすそ分けだって。 あそこ、今夜は英二さんの誕生パーティで、ケーキ作るらしいから」

井上選手会長 「…あ、そう…」

落合さんとこは、ケーキなんや…



※フィクションです。


ぶっちぎ竜