第46話

鯉の季節が終わる





“こいのぼり”の由来

 中国の故事に「黄河上流に龍門という滝のような急流があり、それを登ることのできた鯉だけが龍になった」 とあります。人生の流れの中で遭遇する難関をその鯉のように突破して出世、成功することを意味しているのです。 江戸時代から、この「登竜門」のいわれにより「鯉のぼり」を揚げお子様の将来の立身出世を願ったものが、 “鯉のぼり”です。
 つまり、「今はまだ地を泳ぐ鯉でも、いつかは天を駆け巡る竜になりたい」。 そんな竜への憧れの気持ち、 将来成功したいという思いが“鯉のぼり”には込められているのです。


こいのぼり こいのぼり こいのぼり
こいのぼりの季節が終わると、そんな彼らの「チャレンジ!竜シリーズ」も終わります。




ブラウン vs 落合
7回戦

1東出
2
3
4新井
5前田
6栗原
7森笠
8石原
9大竹
落合vsブラウン
1荒木
2井端
3福留
4ウッズ
5オチョア
6上田
7渡邊
8谷繁
9朝倉


 この日、広島市民球場は午後から振り出した雨の影響で、 段ボールで作った観客人形1万体が水に濡れて破損、 入場者数は前日の3万人超から、1万人減の2万人と発表された。



そしてこの日、


各家庭のこいのぼりは一斉にしまわれ


空はどんよりと曇り


「こいのぼりの季節」が終わり


2006年の


カープのペナントレースが


終了した。





勝利
 
中日
広島

×広1−6中○



ブラウン監督 「“ぶらうん流”ガ浸透スルノニ3ヶ月! 夏場ニハ戦エルちーむニナッテマース!」


 ブラウンは知らない。

 カープでは、夏になると故障選手続出でレギュラー陣が総入れ替えすることを。

 そして、これまで3ヶ月かかって現レギュラー陣に教えてきた事を、 新レギュラー陣に一から教え直さなければならないことを。


ぶっちぎ竜