第43話
英智、練習は裏切らない
牛島 vs 落合
4回戦
1
6
石井琢
2
4
種田
3
8
金城
4
3
佐伯
5
5
村田
6
7
内川
7
9
吉村
8
2
相川
9
1
門倉
1
2
3
4
5
6
7
8
9
R
横浜
0
1
0
0
0
1
0
2
0
4
中日
0
1
0
0
3
0
0
2
x
6
1
4
荒木
2
6
井端
3
8
福留
4
3
ウッズ
5
7
オチョア
6
5
立浪
7
9
上田
8
2
谷繁
9
1
佐藤充
×横4−6中○
4−4と同点に追いつかれた後の8回裏、 2死満塁から起死回生の2点勝ち越しタイムリーを放ったのは、
永遠の伝説、0割7分7厘男・英智
だった!
さらに圧巻は試合後のヒーローインタビューだ。
かつては
“お立ち台の放送事故”
と呼ばれ、 何を聞かれてもウンとかスンしか言わない
あの
無口な英智が、 お立ち台で爆笑トークを繰り広げ、 翌日のトーチュウ1面では
『爆笑お立ち台・英智』
と1面トップになるほどの エンタテイメント性を見せ付けたのである!!
↑翌日のトーチュウ1面
「英智が爆笑トークをした」という事件は社会現象にまでなった。
「英智さん、素晴らしい活躍でしたね!」
「オフの間…練習したんで…」
「やはり練習の成果が出た、ということですか?」
「去年のオフもすごいやりましたけど…2年前のオフが…すごいキツかったでした…」
「最初は… 井上さんプロデュース『トーク王決定戦』(メ〜テレ)に無理やり出させられて… ほとんど喋れなかった…」
「そしてこのオフ… 喋れなくても(バラエティ番組で)使い続けてくれた井上さんのおかげで… 僕の喋りも…幾分か鍛えられた…」
「練習は…人を裏切らない…!」
「そうや!
オレもナゴヤドームの試合では毎試合ファンサービスで居残り、 チビッコ相手に
トークの練習
をしている!
練習は決して裏切らない!
監督がいつも言ってることや!」
「カズキ…バッティングの練習はいつ…?」