第17話
ガルバとペレイラ
ガルバ。
フリー百科事典『ウィキペディア』によれば、
ガルバ(紀元前3年12月24日- 69年1月15日)はローマ帝国の皇帝である。 在位は68年から死亡した69年まで。「4皇帝の年」の最初の皇帝である。
↑ガルバの肖像が描かれたコイン
と、ある。
(要約)皇帝ネロの暴政により傾いたローマ帝国で、ネロを追放し、新皇帝についた。 当時、皇帝は即位すると配下の軍隊にお祝いの金貨をバラまく慣習があったが、 帝国の財政難、ガルバの潔癖性からガルバはこれを行わなかったため、軍隊の反感を買った。
皇帝としては支持を得られず、最期はかつて部下だった男にクーデターを起こされ、 暗殺された。
タキトゥスは『年代記』で
「もしガルバが皇帝にならなければ、万人はガルバが皇帝に値すると述べたであろう」
と評している。
ああ、いるいる、こういう人。
「監督になる前は熱く監督コールをされていて、 いざ監督になってみるとファンの支持を全く受けなかった」
っていう、 言ってみれば
山本浩二のような人
だろうか、ガルバ。
浩二も、監督にさえならなかったら「カープファンの永遠のヒーロー」 だったんだろうなあ。
ペレイラ。
あるブログに、ペレイラを記した本に関する書評が掲載されていた。それによれば、
ペレイラは、小新聞リシュボアの文芸欄編集長で、 独裁色とファシズムへの傾斜を強める現政権に不安を抱きながらもそれを表には出さず、 淡々と生活している「ノンポリ」の人物です。 しかしある日、作家への追悼文を書いてもらうために契約社員として雇った青年ロッシと、 彼のガールフレンドのマルタに出会い、彼らに巻き込まれるようにして反体制政治活動に手を貸すことになります。 ペレイラは決して積極的に関わっている訳ではないのですが、最後になって起こる事件によって、 彼は思い切った行動に出る事になります。
(中略)
ただ、作品の主張はもちろん理解でき、納得もできるのですが、 それとは別に、私はどうしてもロッシとマルタには共感できなかったです。 「自分たちのやっている事は正しいから、 善意のある第三者は当然自分たちに賛成して協力してくれるはず」という思い込みが強くて、 その第三者がこうむる迷惑を全く想像していない、 その無神経さは正直なところ相当に不快で、たとえどんなに主義主張が正しくても、 私ならこの種の人物に関わりたくないと感じてしまいます。 実際の世界にもこういった「正義の人々」が居ますけれどね。
と、ある。
おお、なんか本そのものより、この感想文が面白いなあ。
これだけ読むと、ペレイラは、本来は人畜無害な草食動物の性質を持っていたが、 正義を振りかざす人によって運命を変えられ、 攻撃的な人間に「なってしまった」人だ。
言ってみれば、 最初は温厚な人物だったが
毎晩ネットするうち、いつの間にか攻撃的なアカの他人と性格まで同化してしまった学生2ちゃんねらー
といったところか。
↑ペレイラについて詳しく書かれた書物
そんなガルバとペレイラが、
“竜の秘密兵器”
として沖縄に合流した!!
“誰なんだガルバ”
“皇帝ガルバ”
“2人いる知らない外国人のうちで、口の閉じている方”
クラウディオ・ ガルバ
“誰なんだペレイラ”
“どれが苗字でどれが名前ですか”
“2人いる知らない外国人のうちで、口の開いてる方”
エルネスト・ホセ・ペレイラ・ガルシア
番号
名前
一芸
47
ガルバ
スペイン語が喋れる。
新外国人
200
ペレイラ
名前を忘れても適当に言えば多分どれか当たる。
新外国人
昨年秋、森コーチの南米視察で発掘してきた秘密兵器。 この2人が2月1日からの春季キャンプから合流し、 これをもって
落合軍団、セ界をぶっちぎるための72戦士
が勢ぞろいしたのである!!(ドン・ドン・ドン!)
つづく