第１４話 英二、その栄光と転落 　次々に脱落する有力リーダー候補の中、 “霊能力者”落合英二、“剥奪男”朝倉健太の２名が トップで並んでいた！！ 世代交代で覇権を奪取するか、朝倉！ ベテランの意地を見せるか、落合！ 　 漢（おとこ）たちの戦いはさらにヒートアップする！！ ☆　　　☆　　　☆　　　☆　　　☆ 【問題】フィギュア女子、名古屋出身の天才姉妹といえば？ 井上「そろそろ真面目にいきます。あんまりハズレ続きだと、アホだと思われるから」 井上「深田姉妹。」 伊集院「井上さん、真面目にいってそれですか」 井上「あれ、何でみんな笑ってんの？」 伊集院「じゃ落合さん、どうぞ」 英二「浅田姉妹。」 井上「あ、“浅”か……」 「……アホだ……」 ※落合英二の嫁の美紀ちゃんが、 浅田姉妹のスケートの師匠だという英二の自慢話が始まるが、割愛。 朝倉「叶姉妹」 （英二、振り返って朝倉の答えをいやらしく確認する） 英二「よっしゃ！」 この瞬間、落合英二が単独トップに！ 朝倉は２位転落！ ■値段当てクイズ 次なる問題は、「値段当てクイズ」！ 以下の野球用具１２点のうち、値段順が「３位」のものを 当てたらマイナス３０点 という「地雷踏み問題」だ。 (1)ボールキャリー (2)ロジン (3)ピッチングマシーン (4)ベース３点セット (5)トンボ (6)ラインカー (7)照明の電球１個 (8)バッティングケージ (9)マウンドプレート (10)ホームベース (11)１塁ベンチ１個 (12)審判用マスク 　勇者たちはそれぞれ罠を交わしながら、なんと１０個目の回答まで地雷踏まず！ 　残りは２個！ 　このうち一つが３位（地雷）で、一つが９位。この回答で勝敗が決まる！ 　残ったアイテムは「マウンドプレート」と「ベース３点セット」。 　どっちが３位でどっちが９位であるかは明らかだ。 　何しろ片方は 「スパイクで蹴っても壊れない頑丈な構造のベース×３個」で、 片方は 「板きれ１枚」である。 　超高性能クッション３個と板切れ１枚、どっちが安いかを言えばいいだけだ。 　そして、回答順は朝倉→落合。 　朝倉にとっては トップ返り咲き＆落合を引きずりおろす絶好のチャンス が巡って来たのだ！ 　「さあ、朝倉君！回答をどうぞ！」 朝倉 「阻止していいですか？」 英二 「何を？」 英二 「横取りゲームじゃないよ、これ」 朝倉 「………………」 朝倉 「…………」 朝倉 「…ベース３点セット」 伊集院「地雷でーす！」 ドカーーン 朝倉、３０ポイント没収！ 英二、渾身のガッツポーズ！ 　英二、実に男らしくない汚い手で独走体勢に入る！ 　朝倉はトップ争いから脱落！ 　そして、無法を繰り広げる落合英二に、 ついに天罰が訪れる。 ■シュークリーム対決 【問題】一つだけカラシ入りシュークリームがあります。 カラシ入りを食べた人は運がない人！ 　リーダーたるもの、“運”も重要な要素である。 　カラシ入りを取るような運のない人間に、チームは任せておけない。 　今、栄光のゴール寸前の落合英二に、大きな壁が立ちはだかる！ 伊集院「では皆さん、シュークリームを一斉に食べてください！」 伊集院「モグモグ…僕はセーフです」 井上「僕もセーフです」 川上「僕もセーフです」 岩瀬「僕もセーフです」 英智「僕もセーフです」 英二「僕もセーフです」 朝倉「僕もセーフです」 伊集院「…………何これ？」 　誰かがウソをついている…！！ 伊集院「では皆さん、もう一度。 カメラさん、アップでお願いします。じゃ、僕から… 普通の、シュークリームでした。」 井上「キッチリ食べました」 川上「僕も普通です」 岩瀬「おいしかったです」 英智「右に同じく、おいしかったです」 英二「 ボ ク も ふつ う に 食 べ … ま …」 涙目。 （しかも口の中に何か入ってる） 逃亡。 「どんだけ負けず嫌いだよ！」 「目いっぱい涙ためて！」 天罰！ 悪の栄えた試しなし つづく