川上の髪と中日の8年史
2006.2.25 update
2006.2.15 update
1998
/
1999
/
2000
/
2001
/
2002
/
2003
/
2004
/
2005
1997年(22歳)
[11.xx] 中日、ドラフト会議で川上憲伸(明大)を1位指名。
この年のドラフト
順
名前
出身
その後
06年年俸
1位
川上憲伸
明大
2億4000万
2位
森章剛
藤蔭高
日ハム
1200万
3位
正津英志
NTT北陸
西武
3200万
4位
鈴木郁洋
東北福祉大
近鉄→オリックス
2000万
5位
井端弘和
亜大
2億
6位
高橋光信
国際武道大
2400万
7位
白坂勝史
関東学院大
台湾→中日
→自由契約
8位
清水清人
邇摩高
自由契約
会議後、 センイチの「(7位の)白坂が残っていたのは大もうけやった」との発言は今も『ドラフト名言・珍言集』 に残っている。当時全くの無名(後も無名)だった白坂が、 このセンイチの一言で「そうとう凄い怪物らしい」との噂がファンの間で広まり、 いつしか「素質は川上をはるかに凌ぐ」とまで。 自信の隠し玉だったみたいだが、隠したまま気が付いたらいなくなっていた。
6位指名の高橋光信は「飛ばすだけなら読売の高橋(由伸)より上」とのスカウト評。 実際そうなのかも知れないが、「その前にバットにボールが当たらない」という致命的欠陥があった。
2位指名の森が「登録名をショーゴーにしたい」と言い出し、みんなを困らせた。
1998年(23歳)
[2.9] 集団脱税事件(起訴選手10名、不起訴選手9名)の処分決定。
中日からは最多の5人の脱税発覚。
このほかに、集団連鎖の最初の1人となった人間も中日の選手だったが、この時点で既に解雇され、 球界を離れていた。
エキサイティング新聞『東スポ』では 「中日の大物、T内野手が脱税!」と1面スクープ、 立浪か!大豊か!と話題になったが、逮捕されたのは鳥越・種田だった。(大物?)
裁判所では鳥越のあまりの反省の無さに裁判官が法廷内で大声で叱り付ける場面があり、 オフの珍プレーとして話題になった。
中日は脱税発覚後、時期をずらしつつ前科者選手を次々と処分(格安トレードで放出)したが、 何故か遠藤は生き残っている。
選手名
球団
処分
山田洋
中日
懲10ヶ月(猶3年)/罰450万/停5週間
鳥越裕介
中日
懲10ヶ月(猶3年)/罰400万/停4週間
佐藤秀樹
中日
停3週間
遠藤政隆
中日
停3週間
種田仁
中日
停3週間
北川哲也
ヤク
停3週間
秦真司
ヤク
懲10ヶ月(猶2年)/罰350万/停4週間
川崎義文
横浜
懲10ヶ月(猶2年)/罰350万/停4週間
万永貴司
横浜
懲10ヶ月(猶2年)/罰350万/停4週間
波留敏夫
横浜
懲10ヶ月(猶2年)/罰450万/停6週間
米正秀
横浜
停3週間
川尻哲郎
阪神
停3週間
大石知宣
西武
停3週間
三輪隆
オリ
懲1年(猶3年)/罰500万/停7週間
渡辺秀一
福岡
懲1年(猶2年)/罰550万/停7週間
小久保裕紀
福岡
懲1年(猶2年)/罰700万/停7週間
藤井将雄
福岡
停3週間
佐藤貢
福岡
停3週間
本間満
福岡
停3週間
[4.3] 開幕戦、広島8−3中日(広島市民球場)
■開幕スタメン■
(6) 李
(4) 久慈
(7) 立浪
(5) ゴメス
(3) 山崎
(9) 安田
(8) 益田
(2) 中村
(1) 山本昌
この年から“チェンジ”を合言葉にセンイチが「ドーム野球」を提唱、 守備陣の一新が行われた。益田はその俊足から“ドームの申し子”と中スポでのみ呼ばれていたが、 肩が致命的に弱くクッションボールの処理もまるで素人、 益田の方向に打球がいくとボールが行方不明になる“ブラックホール現象”でファンを驚かせた。
レフト立浪、ショートにJ.LEEの名前が見えるが、これでも当時としては 「守備重視の陣形」だったのだからゾッとする。
[4.7] 日曜日のナゴヤドーム限定・サンデーユニフォームが登場。大好評のうちに1年で打ち切られる。
[11.xx] 中日、ドラフト会議で福留孝介(日本生命)を1位指名。
この年のドラフト
順
名前
出身
その後
06年年俸
1位
福留孝介
日本生命
2億5500万
2位
岩瀬仁紀
NTT東海
3億500万
3位
小笠原孝
明大
1800万
4位
蔵本英智
名城大
2800万
5位
川添将大
享栄高
自由契約
6位
矢口哲朗
大宮東高
自由契約
(中日打撃投手)
7位
新井峰秀
高麗大中退
自由契約
3年前のドラフトでは「読売か中日に行きたい」との珍発言で 「おまえ何処のファンだよ!」「中日ファンで且つ読売ファンなんてあり得ねえだろ!」 と中日ファン1億5000万人に突っ込まれた福留だが、 3年経って読売が上原に心替わりしたため、無競争で中日が獲得した。
4位の蔵本(英智)は投手兼野手だったが、 プロ入り後は野手に専念。この4年後に山田久志が監督に就任したとき、 投手不足から危うく投手に再転向させられそうになった。
7位の新井(登録名・峰秀)は韓国球界でもドラフト指名されたが入団拒否、 テスト生を経て中日に入団した。 韓国語はペラペラなので、主にサムソン・リーのギター友達として活躍した。
1999年(24歳)
[4.2] 開幕戦、中日4−3広島(ナゴヤドーム)
■開幕スタメン■
(8) 李
(6) 福留
(7) 関川
(5) ゴメス
(4) 立浪
(3) 山崎
(9) 井上
(2) 中村
(1) 川上
開幕11連勝。一瞬阪神に追いつかれた事もあったが、ぶっちぎりでリーグ優勝。
[4.29] 真の主砲・井上一樹の開幕連続安打試合記録が「21」でストップ。
[9.11] 山崎武司が三振でベンチに下がったあと、 ベンチ内のバットを全部集めてグラウンドに放り捨てるという怪行動を起こし、 退場処分になる。
[10.1] 中日がリーグ優勝を決めた翌日、各紙が一斉に「中日優勝」を1面に掲げる中、 報知新聞だけが『東海村で原発事故』を1面に。大きな事件だからしょうがない、と擁護する人も読売ファンにはいたが、 その後、2004年に中日がマジック1となり「この日のナイターで勝てば優勝」というその日、 昼のうちに入院中のナガシマを読売新聞社に呼びつけ、 報知新聞で独占に出来たはずの特ダネ写真を夕方までに全マスコミにバラまくという仰天行動に出ており、 とにかく「中日優勝」を1面にしないためなら 脳梗塞でリハビリ中の患者まで呼びつける、 読売グループあげての中日に対するイヤガラセだったという事が明らかになっている。
[11.xx] 中日、ドラフト会議で朝倉健太(東邦高)を1位指名。
この年のドラフト
順
名前
出身
その後
06年年俸
1位
朝倉健太
東邦高
3000万
2位
福沢卓宏
滝川二高
自由契約
3位
山北茂利
トヨタ自動車
ロッテ
3050万
1位指名入札は河内貴哉(国学院久我山)だったが、広島にクジで負ける。 朝倉は元々の中日のドラフト候補に上がっていた選手だったが、 河内に一本化するため一旦は回避、 わざわざ東邦まで行って「朝倉君の指名は見送らせていただきます」と断っていたが、 ドタバタのスクランブル指名。 スカウトがまた東邦に行って「指名してすみません」と謝った。
2位指名入札は東福岡高の田中賢介だったが、これも日ハムにクジ負け、 福沢をハズレ指名。1位・2位がハズレという大失敗ドラフトとなった。
この失敗により「FA補強に全力を傾ける」とドラフト会議中に方針転換、 江藤・工藤の獲得資金確保のため、指名は急遽3人で打ち切り。 だが結局江藤にも工藤にも逃げられ、赤っ恥のオフとなった。
2000年(25歳)
[3.27] 大島宏彦オーナーが退任し名誉オーナーに。新オーナーに白井文吾。
[3.31] 開幕戦、中日2−4ヤクルト(ナゴヤドーム)
■開幕スタメン■
(8) 関川
(4) 立浪
(6) 福留
(5) ゴメス
(7) ディンゴ
(3) 山崎
(9) 井上
(2) 中村
(1) 野口
99年は11年振りのリーグ優勝を果たしたが、 日本シリーズは山崎の故障離脱などもあり、弱点の貧打が如実に出て完敗。 投手王国の完成・守備力の強化は出来たとの判断で、 色気を出したセンイチは次なる補強策として“攻撃力アップ”を掲げ、メジャーからディンゴを獲得した。 何せメジャーでクリーンアップで3割を打っていたという実績があるだけに、 浮かれた中スポはゴメス・ディンゴ・山崎の3人を「100発トリオ」と命名したが、 何が100発なのかは、今となっては不明である。
98〜99年で完成したかに見えた「守備のチーム」は、 レフト・ディンゴ、福留のショート固定であっという間に崩壊した。 作るまでは長かったが、壊れるのは一瞬だった。
[5.6] 橘高審判員が試合中、判定に抗議をした打席の立浪に対し「この二流選手がっ」と鋭い毒舌を放ち、 (人は本当の事を言われると怒るというが)怒った立浪が橘高審判を突き飛ばし退場を宣告、 これを見た大西がベンチから飛び出し詰め寄ると、 今度は「この若造がっ」ともうすぐ三十路の大西を若造呼ばわり(試合であんまり見ないので若手だと勘違いしたのだろう)、 怒りのニードロップをもらい肋骨を骨折、大事件となる。
[7.11] 種田仁が代打10打席連続出塁の日本新記録。オフにはカムバック賞を受賞する。 (その後、横浜にゴーアウト)
[7.24] 鈴木郁洋がシドニー五輪に野球日本代表として出場。「シドニー」と命名される。
[11.xx] 中日、ドラフト会議で中里篤史(春日部共栄)を1位指名。
この年のドラフト
順
名前
出身
その後
06年年俸
1位
中里篤史
春日部共栄
600万
2位
洗平竜也
東北福祉大
自由契約
(東海REX)
3位
井本直樹
新日鉄名古屋
自由契約
(中日スコアラー)
4位
岡本真也
ヤマハ
7000万
5位
土谷鉄平
津久見高
楽天
1000万
6位
山崎賢太
島根商専
自由契約
(タレント)
7位
仲沢忠厚
敦賀気比高
福岡SB
750万
8位
辻田摂
米ルーキーリーグ
自由契約
6位・山崎賢太の登録名は「山崎賢」、山崎武司の登録名が「山崎武」に変更された。 ファンの間では「賢い方の山崎」「賢くない方の山崎」で区別された。
7位・仲沢は本来ならドラフト1位・2位クラスの逸材と言われたが、 ちょっとした事故で母校を甲子園出場辞退&一年間対外試合停止に追い込んでしまった事から、 他球団は倫理的に獲得を見送った。中日にはそういう倫理観とか道徳は無いので、 「下位指名で獲れたわい、もうけもうけ」と飛びついた。
8位・辻田はテレビ東京『アサヤン(浅草橋ヤング洋品店)』の企画で米球界挑戦、 日本に戻って中日のテストを受け合格した変り種。 中日を自由契約になったあとはクラブチームで野球を続け、 トライアウトの頃になると再挑戦にやってくる。
2001年(26歳)
[3.31] 開幕戦、中日1−5広島(ナゴヤドーム)
■開幕スタメン■
(8) 関川
(6) 井端
(5) 福留
(7) ティモンズ
(4) 立浪
(3) 山崎武
(9) 井上
(2) 中村
(1) 山本昌
まだ福留が内野を守っている。
ようやく井端が出てきたが、ショート・セカンド・外野とポジションが固定されず、 「右打ちが出来る筒井」的な便利屋扱いだった。
ゴメスとは昨年で契約を打ち切ったが、新外国人のティモンズ・アンローが不振のため、 シーズン途中で呼び戻された。
ゴメスの年俸は当初、昨年の2億→8000万と報道されていたが、 このオフの契約更改で山崎武司が 「途中から来たゴメスが2億もらってて、シーズン初めからいた俺はどうなるんだ」 とゴネて、中日の年俸粉飾決算を暴露してしまった。
[9.25] 星野仙一監督の退団を発表。
[10.1] 新監督に山田久志ヘッドコーチが就任。
[10.10] 『佐藤社長とキャッチボール』で人気のあった佐藤毅球団社長の退任を発表。 新社長はバスケットボール大好き西川順之助。
[11.xx] 中日、ドラフト会議で前田章宏(中京大中京)を1巡目指名。
この年のドラフト
順
名前
出身
その後
06年年俸
1巡
前田章宏
中京大中京
780万
3巡
田上秀則
九州共立大
福岡SB
(890万)
4巡
久本祐一
河合楽器
2100万
5巡
前田新悟
明大
自由契約
(中日スコアラー)
6巡
山井大介
河合楽器
1400万
7巡
都築克幸
日大三高
自由契約
8巡
高橋聡文
高岡第一高
2400万
センイチが中日フロントとの確執により退団、山田久志ヘッドコーチが後任監督に就任した。
以後の補強についてはミスターDこと児玉編成部長が実権を握り、山田新監督はほとんど関与せず。 ここからフロントが獲る選手獲る選手ことごとく失敗、たまに成功した選手がいると、 山田監督と性格的に合わず出て行く、という不遇の時代が続く。
1位指名は寺原だったが、ダイエーにクジ負けた。
上位で捕手2人を獲得したが、一方で谷繁をFAで獲得、 さらに中村さんを追放し、結果的に「若手捕手の育成」は出来ていない。
ちなみに中村さんの移籍先の横浜では、「中村さんの指導は分かりやすい」 「投手をやる気にさせてくれる」と好評で、後輩捕手にも丁寧にアドバイス、 相川を正捕手に育てあげた。
2002年(27歳)
[3.5] ビジター用の新ユニフォーム発表。ロゴの雰囲気をちょっと変えただけのものだが、 87年から長く大きなモデルチェンジは無かったユニに、 実に15年振りに手を入れる事に“センイチ色を払拭しよう”というフロントの強い意思が感じられる。
[3.30] 開幕戦、中日4−5ヤクルト(ナゴヤドーム)
■開幕スタメン■
(6) 井端
(8) 波留
(9) 福留
(5) ゴメス
(4) 立浪
(2) 谷繁
(3) 山崎武
(7) 井上
(1) 山本昌
波留という知らない人がいる。
福留がようやくライト定着。
[8.1] 川上憲伸が対読売戦でノーヒット・ノーラン達成。
[10.21] インタコンチ日本代表に山北・シドニー・井端が選ばれる。山北・井端に特に新しいニックネームはつかなかった。
[11.xx] 中日、ドラフト会議で森岡良介(明徳義塾高)を1巡目指名。
この年のドラフト
順
名前
出身
その後
06年年俸
1巡
森岡良介
明徳義塾
850万
3巡
桜井好実
砺波工高
670万
4巡
植大輔
龍谷大
自由契約
(JR西日本)
5巡
長峰昌司
水戸商高
900万
6巡
小林正人
東海大
750万
7巡
瀬間仲ノルベルト
日章学園
自由契約
8巡
湊川誠隆
慶応大
自由契約
(セリエA)
この年の編成会議にも山田監督の名前は無く、フロント主導のドラフトと言える。 (大変だなあ、久志…)
下位指名には中日グループの会社の偉いさんのご子息が縁故採用で入っている。
ペタジーニが交渉のもつれからヤクルトを退団、自由契約になり、 児玉編成部長が「ペタジーニと契約をしてくる」と渡米、 児玉がアメリカ行きの飛行機に乗ってるその時間、 読売からペタジーニ獲得が発表された。
アメリカに着いたもののやる事がなくなった児玉部長が、 どういうわけか昨年阪神をクビになったクルーズと契約をして来る。
仮契約までしたミラーが、テロの危険性を理由にドタキャン。
ミラー問題について中日球団が正式にMLBに抗議をしようとしたが、 「文句を言うなら日米野球の開催を中止するぞ」と脅されイモを引く。
2003年(28歳)
[3.28] 開幕戦、読売3−7中日(東京エッグ)
■開幕スタメン■
(9) 福留
(6) 井端
(5) 立浪
(8) アレックス
(3) クルーズ
(2) 谷繁
(7) 井上
(4) 荒木
(1) 川上
キャンプで山田監督が荒木を強化選手に指名。 荒木・井端・福留を1〜3番で大々的に売り出そうと中スポでニックネームまで公募し、 「ブルースリー」と名づけられた。
しかし当時の荒木は守備・打撃ともに雑で、蓋を開ければ開幕8番、 トーチュウの「もう黙ってられない!」には『ペンネーム・荒木は上位で』と名乗る人が現れるほどだったが、 ファンの間では「山田は荒木の何を買ってるんだ」「さっさとスタメンから外せ」の声が大多数だった。
荒木を見出した目が“先見の明”と評価されるのは、監督を退任して、ずっと後のことになる。
[6.11] 長良川球場の中日対阪神戦でファン同士が暴動・乱闘騒ぎ。30人が病院送り。
[7.2] 2ちゃんねる「川崎祭り」で川崎憲次郎がオールスターファン投票で1位に。出場辞退。
[7.5] 立浪2000本安打達成。花束贈呈はキヨハラ。
[9.9] 山田久志監督のシーズン途中休養を発表。監督代行は佐々木ヘッドコーチ。
[10.8] 来季からの新監督として、落合博満の就任を発表。
[11.xx] 中日、ドラフト会議で中川裕貴(中京高)を1巡目指名。
この年のドラフト
順
名前
出身
その後
06年年俸
1巡
中川裕貴
中京高
690万
3巡
石川賢
八戸大
1100万
4巡
佐藤充
日本生命
1100万
5巡
中村公治
東北福祉大
1100万
6巡
堂上剛裕
愛工大名電高
600万
7巡
川岸強
トヨタ自動車
1650万
8巡
小川将俊
日本通運
1000万
山田監督はシーズン途中で休養。佐々木監督代行に。
山田・佐々木の2名が退団し、 1ヶ月もの「検討期間」を置いて落合新監督が誕生した。 新監督からドラフトに対しての要望は「キャッチャーを獲ってくれ」。 というわけで8位・小川タンが急遽追加指名されたが、今のところ役に立ってない。
2004年(29歳)
[4.2] 開幕戦、中日8−6広島(ナゴヤドーム)
■開幕スタメン■
(6) 井端
(4) 荒木
(5) 立浪
(9) 福留
(8) アレックス
(3) リナレス
(7) 井上
(2) 谷繁
(1) 川崎
開幕投手・川崎という悪い冗談に誰もが目を疑った。
前半はセンイチ式とはまるで違う“落合流”に戸惑ったファンもいたが、終わってみればぶっちぎりのリーグ優勝。
[6.17] パリーグ緊急理事会で近鉄・オリックスの合併が承認。世に言う『球界再編騒動』に突入。
[8.25] 岩瀬・福留を貸してやったアテネ五輪で日本代表が3位に。 優勝候補本命でまさかの惨敗にも関わらず、 日本代表メンバーは「立派な成績だと褒めてやりたい」と自己陶酔したり、 「金と同じと書いて銅!」などの珍発言連発、 しかも大会では野球後進国のヨーロッパのチームを侮辱するような発言や、 ルールを逆手にとって相手を陥れようする大人気ない行為で、 スポーツマンシップの精神とは程遠い行動で世界中に恥を晒したナガシマJAPANだった。 (あれだけ他国を見下してぶんぞり返ってるから、 次の五輪でヨーロッパ各国の賛成が得られず、五輪種目から外されるんだ。自業自得。)
[9.18] プロ野球選手会がストライキ決行。朝早くから夜遅くまで行われた争議は、 数時間に及ぶ話し合いの結果、「ストライキ回避」 「あとは電話で試合中の選手の承認を取るだけ」で古田さん…も同意していたが、 話し合いに参加しなかった選手の「回避?あかん」の一言でリセット、 携帯電話1本で球界初のストライキは敢行された。(×ファンの声→○礒部の声)
[11.2] 楽天のパリーグ参入が正式決定。
[11.xx] 中日、ドラフト会議で樋口龍美(JR九州)を自由枠指名。
この年のドラフト
順
名前
出身
その後
06年年俸
自由
樋口龍美
JR九州
800万
2巡
中田賢一
北九州市大
3000万
4巡
川井進
日本通運
1200万
5巡
鈴木義広
中部大
2100万
6巡
石井裕也
三菱重工横浜
1800万
7巡
中村一生
国際武道大
900万
8巡
小山良男
JR東日本
1000万
9巡
金剛弘樹
日本通運
1100万
10巡
鎌田圭司
トヨタ自動車
1000万
11巡
沢井道久
東海理化
1300万
12巡
普久原淳一
法政大
750万
この年のドラフトも落合監督の要望は「捕手を獲ってくれ」で、 指名されたのが8巡目・小山良男。 一部ファンには「よしおー」と呼ばれ親しまれてる。
12巡目・普久原も落合監督のご指名だが、指名会見で 「オレ、普久原淳一の日本一の宿題は、オレ流とカモシカ流で解決す竜」と難解な所信表明を披露、 指名初日にアホだという事がバレた。
ウェブマスは結構気に入っている。>普久原
6巡目・石井はリストに無かったが、早い巡で指名すると思われていた横浜がまだ指名してなかったので、 落合監督の「石井を獲れ!」の号令で急遽指名。 指名挨拶では、石井の家族が「まさか中日さんに指名されるとは考えてませんでした」 というと、中日スカウトも「私どももまさか指名するとは思ってませんでした」と返した。
2005年(30歳)
[4.1] 開幕戦、中日4−0横浜(ナゴヤドーム)
■開幕スタメン■
(4) 荒木
(6) 井端
(5) 立浪
(3) T.ウッズ
(9) 福留
(8) アレックス
(7) 井上
(2) 谷繁
(1) 川上
得点力不足を解消するためウッズが加入。ある程度予想はしていたが、守備がその予想を超えるほどド下手 (速い打球が捕れない程度ならまだしも、内野手の一塁送球を捕れないとは!)だったため、 序盤から守備で足を引っ張った。
永遠の控え・井上が、何気に7年連続開幕スタメン。 一年通してレギュラーだったのが1シーズンしか無いくせに、 この記録は凄い。
[5.5] ウッズが藤井(ヤ)に暴行退場。その日、藤井は登板を継続、「何も問題ないですよ、アハハハ」 と笑っていいたが、 翌日になって突然ヤクルト球団が記者会見、首にコルセットを付けた藤井が現れ、 「身動きできない状態です」「重症です」と言い出した。 しかし身動きできないはずの藤井は翌週も普通にローテーションを守り、好投していた。 世間では「まるで青木雄二のマンガみたい」との声が。
[5.6] 交流戦開幕。
[8.16] ナゴヤドームが試合中に停電、30分ゲームを中断後、 「このくらいの明るさならやれるでしょ」という事で、一部の電気が消えたままで試合再開、 押し通した。
[10.xx] 中日、高校生ドラフトで平田良介(大阪桐蔭)を1巡目指名。
この年の高校生ドラフト
順
名前
出身
その後
06年年俸
1巡
平田良介
大阪桐蔭高
840万
3巡
春田剛
水戸短大付高
540万
4巡
高江洲拓哉
府中工高
500万
5巡
金本明博
酒田南高
500万
1巡目・平田がとにかくアホっぽくていい。
5巡目・金本はウェブマスの出身地・酒田から初のプロ野球選手だが、 酒田の住民はみんなこいつが大阪から野球留学で来たエセ酒田人だということを知っている。
[11.xx] 中日、大学・社会人ドラフトで吉見一起(トヨタ自動車)を希望枠指名。
この年の大学/社会人ドラフト
順
名前
出身
その後
06年年俸
希望
吉見一起
トヨタ自動車
1500万
3巡
藤井淳志
NTT西日本
1300万
4巡
新井良太
駒沢大
1200万
5巡
柳田殖生
NOMOベースボールクラブ
1000万
6巡
斉藤信介
NTT西日本
1200万
7巡
佐藤亮太
国学院大
1000万
落合監督、3年連続で「捕手を獲れ」と要望。しかしドラフト候補にこれといった捕手がリストアップされず、 捕手は指名なしに終わった。
代わりにFA野口の補償選手として読売・小田を獲得。
5巡目・柳田が何かと婚約者を連れまわし、独身選手の反感を買っている。