その前兆は、開幕当初から現れていた。 昨年のウッズ、横浜時代の死球は2年間で4個。それが中日にうつった途端、 開幕から9試合で「2」と、早くも昨年の死球数「1」を超えてしまったのだ! 「コレ以上ノ死球ニハ、モウ黙ッテラレナイゼ!」 万年最下位のベイの4番と昨年優勝の中日の4番では攻め方が違うのは当たり前 と普通のファンは思うが、中スポは面白おかしく「ウッズ、乱闘覚悟!」と1面で煽り立てた。 ここ数年、山田久志→落合と温厚な東北人監督で、 中日の乱闘が極端に減ったことが、 センイチ時代の「月1回、定期乱闘」に馴れたナゴヤのファン には物足りなかったかも知れない。 兎にも角にも、この頃(4/12)から既に、「ウッズ死球→乱闘」というエサは、 (中スポによって)撒かれていたのだ。 そして4月17日、左手の痛みがひかないウッズは再検査の結果、 6日のヤクルト戦で五十嵐亮からの死球を受けた際に 左手小指を骨折していたことが判明した!! っていうか、最初の検査で「打撲」って誤診した医師は誰!? 骨折って、患部が腫れあがって、ビリビリ痺れるもんじゃないのか! 何で今頃!? 10日も経ってから何故判明!? 何ともうさんくさい経過で「ウッズの骨折はヤクルトの五十嵐の死球のせい」 と“遺恨”ストーリが出来上がった頃、突如、 中スポ1面に物騒な見出しが載った!! ステージは整った。 あとは役者が舞台で踊るだけだ。 |