朝倉「ちゃっす!藤井さん!おつかれ様ッス!」 藤井「ところでよ朝倉。最近、幕田の野郎がオチョワに変装して試合に出ているそうじゃねえか?」 朝倉「えっ! …なんでそんな事知ってるんですか! 監督にもコーチにもナイショのトップ・シークレットなのに!?」 藤井「へへ、俺の情報網を甘くみるなよ。ネットで知ったんだよ」 朝倉「ネット? テニスコートの真ん中にある、あれですか?」 藤井「お前に一から説明するとそれだけでシーズンが終わっちゃいそうだな。 まあとにかく、あれだ。今タイロンが絶不調だろ?」 朝倉「うーん、まあ、そうですね。骨折とかありましたし」 藤井「そこでだ! 俺も幕田の真似して、タイロンに変装して中日打線救っちゃおうかな、なんて思っちゃったわけ!」 朝倉「……」 藤井「なんで、これから変装するぞ!手伝え!」 朝倉「…はい」 (←拒否権ナシ) 藤井「まずはクツズミを顔に塗る。ちょっとシャネルズみたいで格好いいだろ」 朝倉「(シャネルズって…。顔は若いのにオッサンなんだよなあ、この人…)クツズミって何ですか?」 藤井「お前、クツズミ知らないのか。田代まさしが顔に塗っていたやつだよ」 朝倉「泥ですか?」 藤井「うまいこと言うな、お前。よし、座布団1枚だ!」 朝倉「ありがとうございます!!(いまどき座布団1枚って…。 そこは笑うとこなのかスルーなのか、判断の難しいギャグを飛ばすんだよなあ、この人…)」 藤井「さて、次は鼻。…よし、朝倉、俺の顔面を力いっぱい殴れ!」 朝倉「え、いいんですか!?」 藤井「お前、なんか目がキラキラと輝いてないか?」 朝倉「そんな事ないですよ! では、思いっきりいかしてもらいます!」 藤井「おい、待て、まだ心の準備が…ギャアッ!!」 バキィッ!! 朝倉「ふぅ〜、すっきり…あ、いや、大丈夫ですか藤井さん!!」 藤井「…覚えてろよ、てめえ」 朝倉「あとは眉毛とヒゲですね」 藤井「お前、まゆげ書くの得意だろ。頼むよ」 朝倉「得意ってわけじゃ…」 藤井「知ってるぜ。おまえ風呂場で見ると眉毛ねえじゃねえか」 朝倉「あ…いや、それは…あの」 藤井「これでどうだ!」 朝倉「すごい! すごい似てますよ、藤井さん!」 そして、完璧にウッズになりすました藤井がスタメンに名をつらね、ついに試合が始まった!! (本物のウッズは家族とともに浅草へ観光) 藤井「よ〜し、期待してろよ、朝倉〜。お前を勝ち投手にしてやっかっな!」 朝倉「藤井さん!番号、番号!!」 |