誰もが「先発・遠藤」を予想していた開幕戦、中日の開幕投手は全国がアッと驚く
「エース・川上」だった!! 「…バカな!遠藤じゃなかったのか!?」 対遠藤を想定し、主軸の多村を横浜に残し、 小池(←誰?)・鈴木尚がスタメンに入る“逆攻撃的オーダー”も 「遠藤ならタカノリでも打てるはず」 という牛島の緻密な計算によるものだった。 しかし蓋を開けると先発・川上。 先発発表と同時に牛島はノートパソコンから多村に 「今すぐナゴヤドームにきてくれ!」 と電子メールを打ったが、時すでに遅かった。 (多村はその時間、NHK教育で『おじゃる丸』『忍たま乱太郎』を見ていたのだ!)
そして投手戦で0−0のまま迎えた9回裏、バッター立浪。
すり抜けます!
タカノリの華麗なるすり抜けマジックにスタンドは大いに湧き、 打った立浪にしてみれば「討ち取られたレフトライナーが3ベースになる」 という驚きの変化マジック! ノーアウト3塁となって横浜ベンチはウッズ・福留を連続敬遠、 オチョワvs三浦のタイマン勝負に全てを賭けたが、 13球に渡る手に汗握る戦いは、三浦の最後の1球をオチョワが渾身のレフトスタンド、 セリーグ史上初の「開幕満塁サヨナラホームラン」で幕を閉じた。
(ヨウゾウ記者)
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