オレ流サプライズ!

2005/04/01(金) 鈴木尚、伝説の始まり


 誰もが「先発・遠藤」を予想していた開幕戦、中日の開幕投手は全国がアッと驚く 「エース・川上」だった!!

 「…バカな!遠藤じゃなかったのか!?」

  対遠藤を想定し、主軸の多村を横浜に残し、 小池(←誰?)・鈴木尚がスタメンに入る“逆攻撃的オーダー”も 「遠藤ならタカノリでも打てるはず」 という牛島の緻密な計算によるものだった。
 しかし蓋を開けると先発・川上。 先発発表と同時に牛島はノートパソコンから多村に 「今すぐナゴヤドームにきてくれ!」 と電子メールを打ったが、時すでに遅かった。 (多村はその時間、NHK教育で『おじゃる丸』『忍たま乱太郎』を見ていたのだ!)

 そして投手戦で0−0のまま迎えた9回裏、バッター立浪。
 牛島のおそれていたことが現実になる!
 「横浜のブラックホール」 ことレフトの鈴木尚典のところに打球が飛んでいったのだ!!

 「僕、これからマジックを見せます!!」

グラブの中に入ったかと思ったボールが…

タカノリのブラックホール・マジック

すり抜けます!


木ッコロ
「これはすごい!…追いついてるのにすり抜けたぞ!」
守ゾー
「すり抜けグラブ〜(テテテテン)」

 タカノリの華麗なるすり抜けマジックにスタンドは大いに湧き、 打った立浪にしてみれば「討ち取られたレフトライナーが3ベースになる」 という驚きの変化マジック!

 ノーアウト3塁となって横浜ベンチはウッズ・福留を連続敬遠、 オチョワvs三浦のタイマン勝負に全てを賭けたが、 13球に渡る手に汗握る戦いは、三浦の最後の1球をオチョワが渾身のレフトスタンド、 セリーグ史上初の「開幕満塁サヨナラホームラン」で幕を閉じた。

(ヨウゾウ記者)