10月15日(木)
孝政、へっどの座にお預けを喰らう。
15日、新しい元締めによる仕置人組織の中核が発表された。
元締め |
落合博満 |
二軍指南役 |
佐藤道郎 |
世話人衆 |
鈴木孝政、森繁和、高橋三千丈、近藤真市、
高代延博、宇野勝、仁村薫、早川和夫、川又米利、石嶺和彦、仁村徹、音重鎮、山田和利、
金田 進、長谷部裕、
三木安司、塚本洋
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「口べたな落合をさぽーとするのがオレの役目」
と、落合の元締め就任と同時にかなり前からヘッド入閣が決まっていたような口ぶり
で抱負を語っていた孝政だったが、新しい元締めは
「世話役の1軍・2軍の振り分けはまだ決めない」
「選手との相性や、適正を見てから」
と、孝政のへっど就任を先送り。さらには
「2軍の4番には一人、専属の育成コーチをつけ鍛え上げる」
などと、育成能力のある優秀な打撃コーチは2軍
(=無能なコーチは1軍)といった、
どっちに転んでも分が悪い選択肢
を用意、これも元締め就任前から入閣が決まっていたと思われる宇野に対し牽制球を放り、
「へっどとか1軍こーちとか、オレのいないところで決めやがって。
フロントの思い通りにはさせませんよ」と、しっかりを釘を刺した。
最終的に「孝政へっど・宇野1軍」はすんなり納まる規定路線とはいえ、
春までまだへっどを名乗れない孝政、
同じく1軍世話役を名乗れない宇野にとっては出鼻を挫かれた格好で、
厄介な生え抜き相手に、元締め自ら
「トップはオレ、あとはみんな一緒。」
と、ちーむ内の力関係を誇示したものだ。
88年の天下統一時の、
(オールドファンに媚びを売る)ネームバリューだけで集められた新生・名古屋一家の幹部たちに、
「仕置人ばかりじゃねぇぜ。世話人衆も、1・2軍は競争なんだ。
昔の実績なんかアテにしちゃいけねぇぜ」
という事を知らしめ、ぷろ意識を高めるのが新元締めの狙い。
今までの名古屋一家には無かった「新しい風」を吹かせた、
落合一家の清々しい船出だった。
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