仕置人・名古屋一家の新元締めが落合に正式決定、この日、
襲名の儀式が行われた。
新生・落合一家の世話人衆として、
「88年の世直し」のときに落合と“仕置きのくりーんなっぷ”を組んだ宇野が抜擢、
また、
明るいだけが取り得の孝政兄貴が、
一家の世話人頭として就任することが決まった。
「それぞれが一割の底上げをしてくれれば、
世直しは決して難しくはない」
と語る新元締め。組閣については
「世話人衆は仕置人より先に帰ってもらっては困る。
全身全霊を傾けて指導してくれる人でないといけない」
と厳しく注文。
沖縄特訓では間違いなく早めに世話を切り上げ、
夜のコザ(※)に繰り出しそうな孝政に早くも釘を刺した。
(※コザ…沖縄の繁華街。飲むなら那覇、女の子ならコザと言われる)
しかしこの組閣、昨日の今日で(ただでさえ名古屋には縁遠かった)元締めが
宇野と孝政の採用を決めたとは考えにくく、
落合決定以前に報道された、
「元締めが高木の場合は、小松を世話人に」
「元締めが野村の場合は、伊原を世話人に」
といった動きから察するに、
全ての人事は
影の参謀・井出
の手のひらの中にあり、「陰気な東北人の落合だけに、明るさをふぉろーする必要がある」
という理由ただそれだけで、
明るいしか取り得のない二人
が選ばれた事は疑いようのないところだ。
しかし、その辺の対応はさすが名古屋一家の元締めでは久々の
体ではなく頭でものを考える
落合だけに、
「選手を育てなければいけないのに、1軍も2軍もない」
と、宇野・孝政の「1軍世話人」決定を先送り。
井出の思い通りにはならず、
世話人衆は当面の間1軍・2軍に分けずに混在する考えを示し、
孝政と宇野の適正をじっくり見極める算段だ。
コザで飲みすぎました。
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