岡本、神に 5月30日(日) ○中日−阪神×
名古屋一家の誇る世界一のセットアッパー・岩瀬は2000年オフ、そして2002年オフに
と監督に打診し、「あと1シーズンだけ我慢してくれ」 と言いくるめられた。 しかし、先発転向するはずだった2001年シーズン終了後にセンイチ親分が辞任、 うやむやのうちに先発の約束は反故にされ、 そして2年後あらためて行った先発直訴も、シーズン途中に山田親分が休養、 いずれも監督更迭のドサクサで“口約束”のまま終わった。 そして新しい元締め・落合親分も 「岩瀬・英二でダブルストッパーでいいじゃん」と、 岩瀬を先発にする気はさらさらないようで、 いい加減疲労の蓄積した岩瀬は、今シーズン不本意な成績をずっと繰り返してきた。 それも、セットアッパーだかクローザーだか分からない、中途半端な形で。 それでも、岩瀬は我慢した。 サムソン、前田幸長と、 岩瀬の代役がつとまりそうな優秀なセットアッパーを球団が次々に人間関係でクビにし、 近代野球の要である 「神のような中継ぎ」 が岩瀬しかいなかったのである。
「抑え」の代わりはいる。 「中継ぎ」の代わりもいるだろう。 だが、「神」の代わりは、いないのだ。 ----『旧約聖書・イワセの福音書』より しかし、ここに来て神がかり的な“奇蹟のピッチング”をする「神候補」が出現したのである!! 投手王国・名古屋一家が 「って、全然投手王国じゃないじゃん!」 と今シーズン言われるのは、 中継ぎ・抑えの不調が原因である。 岩瀬を中継ぎに使うと、抑えがいない。岩瀬を抑えに取っておくと、 中継ぎ陣が総崩れ。やっとリードしたまま岩瀬に繋いだら、今度は岩瀬が崩れる。 それなりに順調にいってるように見える落合親分が、 唯一センイチ・ヤマダに劣る部分。 それは「投手陣、特に岩瀬の役割分担が出来ていない」 ところだ。この問題は、優勝争いが激化する夏場、 名古屋一家のアキレス腱となるだろう。 そこへ、岩瀬が抑えに専念するための救世主。そして来季の先発転向へ向け、 “神”が降臨した!! その名は岡本真也!! 岩瀬にまかせっきりだった5年間。 今、“神の座”の、新旧交代が行われる!!
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