橋本、唯一のチャンスを逃す 5月25日(火) ×ヤクルト−中日○ ドミンゴの立ち上がりも悪かったが、それ以上に立ち上がりが悪かったのが Jスポーツ野球中継・橋本清の解説 だった。 そもそも、ヤクルト−中日戦で、なんで元ヨミウリの橋本が解説をするのか。 そんな視聴者の心配をよそに、橋本の解説が衛星を通じて全国に発信される。
お前らのドミンゴについての知識はそれしかないのか >橋本ッ、達川ッ! ドミンゴの調子についてのコメントは全く無し、 そして前の試合でランナーを大量に出しながらも抑えきったデータは記憶からデリート。 というか、 「ランナーを出すのが得点への近道」というのは攻略法でも何でもなく、 小学生が読む『はじめての野球入門』に「得点の入れ方」として書いてあることだ。 ナゴヤドームのお客さんが 「大丈夫だろうか、今日のドミンゴは」 と固唾を呑んで立ち上がりを見守る頃、テレビの前の視聴者は、 「大丈夫か、橋本の解説は…」 と、激しい不安を抱いたのである。
誰だこんなヤツを解説に呼んだのは。 読売OBで中日やヤクルトに詳しくないのは分かるが、 アナウンサーに振られても「そうですね」しか喋れない。 本気で2チームについて調べてないようだ。 どうしてこんな解説者を呼んだんだ、Jスポーツ。 どうしてこんな仕事を引き受けたんだ、浅井企画。 「がんばれ、橋本! 何か喋れ!」 と、自分の応援するチームそっちのけで視聴者の橋本への応援熱が高まる中、 アナウンサーがいい振りをした!!
キターーーーーーーーーーッ!! 橋本の唯一得意の話題だ!! アナウンサー、グッジョブ!! 橋本といえば立浪がいたころのPL四人衆、 立浪・片岡・野村弘・橋本と、四人がドラフト上位でプロ入りした黄金世代の一員である (片岡は社会人から)。 そう、橋本にはこれがあったのだ!! 思う存分、立浪との懐かしいエピソードを話すがいい、橋本ッ!!
橋本、チャンス見逃し。 ああ、アナウンサーがせっかく得意の話題を振ってくれたのに。 しかも、橋本と立浪が幼稚園の頃からの同級生なんて 実況アナなら知らないはずのない有名な話を、 さも知らなかったかのように「へえ〜」と驚いてみせる アナウンサーの心配り も全てデリート。千載一遇のチャンスをフイにしてしまった。
一体、何の間違いでこの試合の解説に呼ばれたのか、橋本。 読売戦の解説ならもう少し喋るんだろうか。 この試合、両軍合わせて18個の三振があったが、 一番大きな三振は、 アナウンサーの投げた打ち頃の立浪ネタを、 橋本が見逃し三振した場面だった。 |