川上、“甲子園の魔物”と戦う 4月11日(日) ×阪神−中日○ 前回の登板では11イニングを投げ切った川上。 疲れが残っていないわけはない。 その川上に、 “甲子園の魔物” が襲いかかる!! 颯爽とマウンドに立った川上の目に、仰天文字列が飛び込んで来た!! 「あ、あれはッ!?」
なんと!! 甲子園のバックネット下の広告スペースに、 育毛剤の広告 が!!
川上を技術的に攻略するのは難しい。 そこで策士・岡田は、精神的揺さぶりをかけてきたのだ! ところが、である。 ガッキーーーン!! 川上、自らタイムリー!(バックには「へアリパワー」の広告) 川上、投打に大活躍!! 投げては5回まで2安打ゼロ封、打っては2回に自らのバットでタイムリーヒットを放つ、 鬼神の活躍を見せたのである!!
一方その頃、レフトを守る阪神の金本は、 試合そっちのけ で一つの事に心を奪われていた。
野獣・金本の目がギラリと光った。 そして5回裏、激投を続ける川上から、金本が2ランホームランを放つ!! ガッキーーーン!! 「アドバイザリー契約を結べば育毛がタダに!!」
そう、「育毛剤を気にして川上の気がそがれる」という岡田監督の目論見に反し、 川上は、アドバイザリー契約獲得を目指し、 普段以上の力を発揮していたのである! …そして、金本も!
バックネット下の育毛剤の広告は、川上に「もうダメぽ」という絶望ではなく、 「まだ間に合う」という希望 を与えていたのだ!!
|