3月24日(月) 呪われたOP戦首位
中日、まさかの首位!
この日オープン戦の全日程が終了し、 中日は13勝5敗で首位で開幕を迎える。 打では福留が.442&16打点で首位打者と打点王の2冠、 クルーズが本塁打7本でトップと、 規定打席の中でだが三冠を中日勢が独占した。 防御率は一時期4点台を低迷していたものの、 最終的に3.90まで回復(セリーグ5位)まで回復、 各投手の防御率は人にお見せ出来るものではなかった。
まあ、お見せ出来ないといってもこんなものね。
第1戦候補
川上
5.06
第2戦候補
野口
4.15
第3戦候補
バルデス
3.46
第4戦候補
朝倉
5.40
5戦目以降
平井
3.38
小笠原
3.45
山本昌
2.45
これを見て山田監督が、 今年は投手王国という看板は捨てて打線で勝負するのか、 それとも今まで通り、 あくまでメインは投手王国で、打線はオマケで考えるのか。 チーム方針を決めとかないと、 また去年みたくシーズン途中で監督の言うことがコロコロ変って、 山を登らなくなるぜ。
って、たとえば?
たとえば投手交代のタイミングとか。 次にピッチャーに打席が回るから、もったいから ここは岩瀬じゃなく小笠原でお茶を濁そうとしてガツン!とやられたり、 こっちの先発は打たせて取る山本昌なのに、 オーダーを味方ではなく相手のピッチャーにあわせて、 打力重視の守備穴だらけの布陣を組んでポロポロ、とかね。
投手力の高いチームと打力の高いチームでは、 戦い方が違ってくるのね。
今時点で中日は打撃力も投手力も(数字はともかく)トップクラスだから、 色気が出ちゃうよね。 でもうちは読売みたく控え・若手層まで含めて磐石な布陣ではないわけだから、 去年の阪神みたく、ちょっとしたきっかけでガラガラ崩れるかも知れない。 だから「今がいいからいいや」ではなく、 1年を通してどういう戦い方をするか、きちんと方針を決めておかなくていけないよ。
山田監督の手腕が試されるわね。 言っちゃなんだけど、 去年は何をやろうとしてるんだか、 どんなチームにしようとしてるんだかサッパリだったわ。
そういうわけで、恒例の読売をのぞいた順位予想だ!
どうして読売をのぞくの?
あそこは別リーグだから。
広島
ヤクルト
中日
阪神
横浜
またカープかよ!
あなた、去年も優勝予想カープだったじゃないの!
「緒方・前田・野村がついに揃ったカープが負けるわけがない」 とか言って。
主力が帰ってきても、 全体の戦力として変ってないのがカープの凄いところさ。 同じ理屈で、金本が抜けたって カープに取って大きな戦力ダウンにならないよ。
去年は5位だったのよ? カープは。
「主軸が帰ってきても戦力が変らない」ってのは凄い事なんだぜ。 って事は、前田や緒方の抜けた穴はとっくに若手で埋まってたという事だ。 それは若手の育成や、競争意識の中でチームがうまく機能しているという事だよ。
ヤクルトもそうだけど、 主力が抜けたときにすぐに次の若手が出てくるチームは強い。 足元がしっかりしてるんだ。 今強いチームじゃないけど、3年後に強いチームだよ。
じゃあ優勝は3年後じゃない?
だから去年・今年と続けて優勝予想してるんじゃないか。 これは2004年のカープ優勝のための、3年かけた前フリなんだ。