大塚、ゴリ押し通る
ポスティング・システムによるメジャー挑戦が失敗、
「だったら自由契約にしてくれ」
と無認可FA宣言を発して
キャンプ参加を拒否していた近鉄・大塚について、
中日への金銭によるトレード移籍が成立したことが明らかになった。
つい先月、所有権が中日にあるにもかかわらず「トレードに出してくれ」と言い出し、
レッドソックスに行ってしまったケビン・ミラーの「事件」の被害者だった中日。
そのときにあれほど
「レッドソックスが欲しいなんて言わなければ…」「明らかなルール違反だ!」
と激高した割には、
今度は同じこと(=FAでも自由契約でもない「他チームに所有権がある選手」に対する、
紳士協定を無視したオファー)を恥ずかしげもなく敢行、
ミラーのときあれほど言ってた「球界の暗黙のルール」なんか何処吹く風で、
だってルール違反じゃないもーん、
とばかりに無認可FA選手を獲得したのだった。
報道では、大塚獲得にはヤクルト・中日の2球団が手をあげたとされており、
近鉄首脳によれば「条件のいい方(=カネをたくさん出した方)を選択した」とのことで、
また中日は「カネによるなりふり構わぬ補強」で、
あこがれの読売
に一歩近づいたことになる。
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