山田監督、コーチ陣に宿題 　21日に開かれるスタッフ会議に向け、山田監督がコーチ陣に宿題を出した。 　「今年１年の個人的テーマ、 チームの向かうべき道を発表してもらう。 言葉にできんヤツはコーチにいらんからな」。 　中日スポーツによると、「昨年は コーチ間での目的意識のズレが若手の育成方針に支障を来した」 とチーム低迷の原因について大胆な仮説を立てている。 確かに昨シーズン中、１軍が負け始めると 「２軍の育成方針が見えない」、 「２軍の状況が分からない」 と、不調のときに都合のいい救世主が上がってきてくれない現状を しきりに２軍のせいにして嘆いていた山田監督だけに、 「自分が指示しなくても若手が勝手に育ってくれる理想の２軍」 の実現に期待を膨らませているようだ。

へー、去年は「コーチ間の意識のズレ」なんてのがあったんだ？

そうだね。「バントはやらんでいい」って言いいながら、「なんでバントくらい出来ないんだ！」って逆ギレしたり。 「中日は１点差ゲームが多いが、オレは豪快な試合をやる！」なんて言いながら、 「どうして１点差で勝てないんだ！」って逆ギレしたり。 どういうチームにするのか、って明確な指針がなかったね。 開幕前・シーズン中・シーズン終盤、時期によって監督の言ってる事が全然違うんだもん。 そりゃコーチも何を指導していいのか戸惑うよ。

それは「コーチ間の意識のズレ」じゃなくて、 チーム状態によってコロコロ変わる「監督の方針のズレ」じゃない？