「次期監督は身内から」の本音を隠し 　中日のOB会総会が24日、名古屋市内のホテルで開かれた。 　会長はCSの中日戦中継では嫌味ったらしい解説でお馴染みの近藤貞夫さんから、 同じく辛気くさい解説でお馴染みの中利夫さんに交代した。 　中新会長は、 「“優勝”という言葉を口にすれば、 プレッシャーが掛かってしまう。私は “優勝” という言葉を使いたくない」 と、「優勝」の２文字を封印宣言。 　「来年すぐに 優勝 を目指せとは言いたくはない。 しっかりとしたチームづくりを進め、チーム力を蓄えればいいんです」 　わざと言ってるのか、それともボケてしまって自分が言ってることが分かってないのか、 とにかく「優勝」とうい言葉を連発して山田監督にプレッシャーをかけた。 　そして「ＯＢが気軽にグラウンドに下りることができる 雰囲気づくりをするのが僕の仕事になると思う」と、グラウンドへの現場介入を宣言。 ただでさえフロントがグラウンドに入ってきて、起用法についてあれこれ介入するというのに、 さらにOBの介入が入るという事だ。 　船頭１００人あれば船山をのぼる。 プレッシャーと現場介入で崩壊した山田監督の辞表提出に向け、 OB会が一丸となる。

言ってるじゃない、「優勝」「優勝」ってしつこく。

ファンに「今年は優勝できるかも」って期待させて、 山田監督にプレッシャーをかけるのが目的だからね。

どうしてそんなことをするの？ 　どうせ今年の中日に、優勝できるだけの戦力なんかないんでしょ？

ウソでも「優勝する」って思い込ませておけば、 優勝できなかったとき、監督交代がスムーズに行くんだ。 「今年は優勝できたはずなんだ！　なのに出来なかったのは、監督が悪いに違いない！」 ってね。ファンは戦犯探しが大好きだからね。

まあ！　今から山田監督吊るし上げの準備をしているってこと？

うん。OB会としてはさっさと山田さんに辞めてもらって、 自分か自分の息のかかった人を監督・コーチにしたいだろうしね。

どうして山田さんではダメなの？　いい男なのに。

山田さんは中日に人脈がないから、コーチにも元オリックスの人とか採用しちゃうからね。 激例会で中さんがついうっかり 「ＯＢが気軽にグラウンドに下りることができる雰囲気づくりを」 とか口をすべらしちゃったけど、 選手指導が目的だったら、アドバイスするのは中日OBである必要はないよね。 目的は選手の指導じゃなく、OBの就職活動なんだ。

グラウンドに下りることで、現場の選手やコーチ、山田監督、フロントとの繋がりを保つわけね。

星野監督のときは「OBに大事な選手をいじられたくない！」って言って、 OB会をグラウンド出入り禁止にしてたからね。 山田監督になって就職活動再開、って具合だよ。

リストラされたサラリーマンが、みんなで集まって、 「仕事回してくれよぉ」って元いた会社に訴えかける感じね。 OB会は元プロ野球選手のハローワークだわ。