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【オフ情報】
二月一日(月)豊永スコアラー、宮崎視察
中日・豊永スコアラーが早くも敵地視察、 読売の宮崎キャンプを訪れている。 「初日から来るのは落合以来かな」(豊永スコアラー)と、 明らかに 宮田を獲られた遺恨 に燃えるセンイチ君特別指令が飛んでおり、 「(宮田コーチの指導する)小野・岡島の成長振りと、新人をチェックするため」 と裏切り者への制裁に燃えるダブルオー・セブンだが、 落合のときは全く役に立たず逆にカモにされただけに、 中日スコアラーの分析能力のあれからの成長振り も注目されるところだ。
二月一日(月)山崎、今年も不吉なスタート
今日から沖縄・春季キャンプがスタート。 二年連続で春季キャンプ初日リタイアの山崎(30)だが、 今年は珍しく初日から練習に参加出来た。 が、そんなにコトが上手く運ぶわけのない山崎、 なんと今年は 自慢のベンツが初日リタイア。 「昨日、三時間もかけて(ベンツを)組み立てたんですけど、 ブレーキの調子が悪いみたい」 と引きつり笑いを浮かべる山崎、 そろそろダマされた事に気付く 頃か。
二月二日(火)福留、連日の特守
高代守備走塁コーチから 「まだゴロを取る位置、タイミング、グラブの出し方、腰の位置が悪いな」と、 要するに全部悪い という事を指摘されてしまった福留(21)だが、 キャンプ初日・二日目と続けて特守、高代コーチの猛特訓を受けている。 どうもショート一本と言い切る割には、 久慈・立浪はおろか鳥越・森野・南渕・渡辺・種田・井端・荒木よりも劣るそのお粗末な守備、 そして特注バットをもってしても一向に「本調子の出ない」そのバッティングに、 ある主力選手は 「これでハチを買い入れる手間が省けた」 とホッと胸をなでおろしているとかいないとか。
二月二日(火)川上に減量指令
年末年始はテレビ出演に引っ張りだこ、行く先々で高橋(読)と比べられ、 「アイツにだけは絶対負けたくない」と頼もしいセリフを吐く昨年の新人王・ 川上(23)がブルペンで五十球を放った。 しかし、センイチ君は久々の川上のピッチングを見て 「何じゃそのボテっとした体は?」 と調整不足を指摘。 久志コーチとの話し合いの結果、川上には走り込み中心の特別メニューで減量命令が出るなど、 さすが川上、 オフの肥え具合でも高橋のライバル振り を見せていた。
二月二日(火)武田効果、野口・門倉に火!
初日からハイペースで飛ばす武田(33)に、野口(24)と門倉(25)が挑戦状をたたきつけた。 この日投げた武田の球数を八十一球とわざわざ確認した野口は、 「負けませんよ」と言い放ち、ブルペンで気迫の百一を投げ込んだ。 「最後は握力が無くなってしまった」と苦笑いする野口だが、 「実績のある人がやってる事だから」と今後も武田と同じペースで調整していく構え。 一方、門倉も 「武田さんが二千五百球投げるなら、ボクは三千球投げます」とやる気満々、 八十球を投げ込んだ。 開幕ローテ入りを狙う武田のワナ にまんまとはまった野口・門倉だが、 監督・コーチは特に口を出す様子は無さそうで、 いっその事一人二人潰れてくれた方がローテを組みやすくなる 中日投手陣の贅沢さを物語っていた。
二月三日(水)伝家の宝刀、正津が後継!
現役時代、阪急を日本一に導いた山田久志コーチの「伝家の宝刀・シンカー」を、 正津(26)が受け継ぐ。 ブルペンでシンカーを放った正津を見た久志コーチは、 「落とそう、落とそうとするな。シンカーの基本は真っ直ぐと同じなんだ。 リリースポイントをもっと前に」 とアドヴァイス。 すると、正津のシンカーは「自分でもびっくりした」(正津)と言うほど、ストンと落ちた。 正津は「今まで握りとか、体を開くなとか言われたけど、まず感覚的なものから違っていた」と 宮田元コーチ・三千丈コーチの指導がいかに役立たずだったか をチクリと批判、さらに久志コーチは 「コーナーを狙いすぎ。シンカーは振らせるボールなんだから、 ど真ん中に投げればいいんだよ」と、 何かとコーナーをついては無駄にフォアボールを連発する中村(31)のリードの欠点を 正津の球を受けている鈴木(23)に聞こえるように指摘、 竜軍のこれからを担う若いバッテリーに貴重なアドヴァイスを送った。
二月三日(水)武田、中耳炎で早退
投手陣の中で仕上げの早さもナンバーワンなら、リタイアも一番乗り。 第一クール最終日のこの日、武田(33)が難聴のため練習を途中で切り上げ早退、 中耳炎の診断で、緊急手術を行った。 いったいいつの間にセンイチ君に殴られていたのか と不穏な噂も流れる中、全治には二週間の見込みだが、 練習は第二クール初日から再開と休む気は全くないようで、 門倉(25)・野口(24)とどれだけ握っているのか 気になるところだ。
二月四日(木)今中、リミット十五日
投手陣の中でただ一人ブルペンに入らない今中(27)に、久志コーチから 「十五日にはブルペン入りしないと、思い切ってチェンジ(=二軍行き)する」 と最後通告が出された。それでも今中は 「ボールの回転がよくなり、気温が暖かくなれば入る」と、 二年で四勝とはとても思えない、まるでエースにでもなったような態度 でマイペース調整を主張。センイチ君は(調整遅れの今中に) 「夏場くらいに出てくれればいい」ともはや 落合が潰れたときの中継ぎ要員 としか考えていないようで、いよいよ今中の開幕二軍が見えてきた。
二月四日(木)李・趙、ビデオ発売
李(28)と趙(読)のビデオが発売される。 これは一月三十日にPerfecTVで放送された 『二人の男の物語』という番組を ただ録画しただけ の安上がりなものだが、 価格は五千円(税別)となかなかの暴利。 日本の野球や文化、生活など二人のエピソードを交えながらのトーク番組という事だが、 ファンよりもむしろ現役のプロ野球選手の方に関心は高く、 わずか三ヶ月しか働かなくても年俸を現状維持で抑えたり、、 オールスター以降出場ゼロでも年俸を倍にアップさせる韓国人選手の商売上手ぶり は是非参考にしたいと注目が集まっているとか。
二月五日(金)福留、早くもフォーム改造
第二クールに入っても一向に快音の聞かれない福留(21)に、 練習終了後、水谷打撃コーチとマンツーマンで打撃フォーム改造が行われた。 しかし、天気は快晴であるにも関わらず「中の方がいい音がするから」 とのよく分からない理由で 二人だけで屋内練習場に移動 するなど不可解な行動を見せており、 打撃力アップのための切り札として水谷コーチ、遂に バックスクリーン横の人影が見えるようにとの視力特訓 開始か、とのブラック・ジョークも。
二月六日(土)福留、五輪出場OK
全日本アマチュア野球連盟・山本副会長がこの日、 中日・沖縄キャンプを訪問した。 名目上は「アマ選手キャンプ参加のお礼挨拶」という事だが、 本当の目的は中日のルーキー・福留(21)の五輪出場打診である事は明らかで、 センイチ君は記者の質問に答え「ウチは福留を五輪に出してもいい」 と協力的な考えである事を明らかにした。 ついこの間まで「プロテクト選手以外なら」 と事実上の拒否姿勢を見せていた中日側のこの態度軟化は、 優勝争いが激化するシーズン終盤、 今のままでは使えそうにない福留を体よく五輪に追い払い、 且つ上原・松井を外させる一石二鳥の作戦 が見え隠れ、「ただし、一方では絶対出さんといい、 一方で出すというのでは話にならん」 と読売を牽制するのを忘れなかった。
二月七日(日)呂、五十一球を披露!
二軍キャンプ地・読谷で呂(19)が来日初のブルペン入り、 立ち投げで山本昌(33)の全力投球より速い百三十キロ台後半をビシビシ投げ込んだ。 梶本二軍コーチは 「フォームとか直す部分はあるが、うまく行けば百五十キロは行く」と サムソン(27)が来日した当時と全く同じコメント を吐いておりその期待の高さがうかがえるが、 呂も「まだ七十五パーセントの力です」と そのときのサムソンと全く同じコメント を放つなど、期待と不安の入り交じる中国人右腕に注目が集まっている。
二月七日(日)先発陣、揃い踏み!
ブルペンで川上(23)・野口(24)・山本昌(33)・門倉(25)・武田(33)の 豪華先発メンバーがズラリ並んでの投げ込みを披露した。 同期の武田の加入で気合いの入る山本昌は、 「武田が百五十球投げたって聞いたんで、ボクは百五十一球投げました」 と子供みたいな事を言い出す一方、 ピッチングの内容については、 「まだまだ足が十分に使えてなくて 時々変な回転をするボールもありました」と、 偶然変な回転をするとすぐに「新球」と言いだし 妙なネーミングをし始める野口 にキツイ一発を放つなどの余裕も見せ、まずは調整も順調のようだ。
二月八日(月)今中、ブルペンへ!
投手陣の中でただ一人ブルペンに入らず、遠投を繰り返す事で 外野手転向への意気込み を見せつけていた今中(27)がついにブルペンに姿をあらわした。 「投げるのか?」と待望のエース復活に目を輝かせる久志コーチに、 今中は「いえ、ノックバットを取りに来ただけです」 とカウンターパンチ。 投球スタイル同様の人を喰った態度 にも久志コーチはめげず、 「いっぺん投げてみたらどうだ」とマウンドに立たせたが、 キャッチャーを立たせたまま一球投げただけで終わり。 誰が新コーチに来ても、今中は今中である事をあらためてアピールした。
二月八日(月)久慈vs福留、ダブル特守
第二クール最終日のこの日、久慈(29)・福留(21)が揃って早出特守を行った。 球界を代表する名手と、 守備が不安視されている一年目ルーキーをわざわざ競演させたのは 高代守備コーチの要請によるもので、 このところバッティングで徐々に快音が聞かれるようになってきた福留だけに、 まさかとは思うが本当に開幕スタメンフル出場などしてしまった場合、 ショート福留・レフト李という最悪の左方向がチームの勝敗に及ぼす影響と、 シーズン終了後にその責任を取らされるコーチが誰なのか を踏まえた上での、 センイチ君には是非とも考えなおして欲しいという無言のアピールなのか。
二月八日(月)中日色に染まる島崎
「やっぱりブルペンで投げてるのとは全然違いますね。 ケツがバリバリですよ 」と訳の分からない事を言い始めたのは日ハムから移籍の島崎(31)だ。 フリー打撃に登板した島崎は、 シュートとスライダーを巧みに使い分け復調をアピール。 「ボクの球はもともとシュート回転が多い。 スライダー回転は真っスラ。日ハム時代は投げてなかった球です」 と、早くも 中途半端な変化球に勝手に名前をつける中日投手陣特有の悪癖 まで身につけており、すっかりチームにも馴染んだようだ。
二月九日(火)福留Tシャツ発売!
ルーキー福留(21)の選手グッズ「福留Tシャツ」の発売が決定、 早ければ二月下旬にキャンプ地・北谷のショップに並ぶ。 まだシーズンも始まらないこの時期の新グッズ発売は異例中の異例だが、 キャンプ開始と同時に雑な守備と雑なバッティングでスタッフを驚愕させ、 レギュラーポジション奪取どころか開幕一軍も危うい大物ルーキーに、 開幕してボロが出る前に売れるだけ売っておこう との球団側の思惑があからさまに見え隠れ。 それでもTシャツには福留と並び何故か川上(21)がツーショットで並ぶなど、 早くも保険が打たれているあたりはさすが 益田(25)で失敗した学習効果があらわれているようだ。
二月九日(火)川上、十四勝以下なら罰ゲーム
この日の『プロ野球ニュース』では中日・沖縄キャンプに木佐アナウンサーが突撃、 川上(23)に今年の公約を宣言させた。 「十二勝くらいですかね」と、 さすがに研究される二年目としては妥当な数字を挙げた川上だが、 木佐アナの「もっと大きい目標にしましょうよ」との要求に最初は困惑していたものの、 「もし守れなかった場合は、私のピアノ伴奏で歌を歌ってもらいます」 とその罰ゲームの内容を聞いた途端、 「じゃ、十五勝にします」と力強く目標値を変更した。 さすがは負けず嫌いの川上、 車のコマーシャルでその貧相な歌声を 茶の間に流し続けるライバル・高橋(読)と今度は歌で勝負 といったその意気込みが存分に感じられ、 今季は狙いすましての十四勝か。
二月十日(水)立浪、リタイア
七日のベースランニングの際に「違和感を覚えた」立浪(29)が左太もも痛でリタイアした。 この日の球場入り後、首脳陣に相談したところ、 久慈(29)は下げたくないが福留(21)は使いたい球団フロントの思惑を実現させるため 内野陣をどうしたものか考えあぐねていた首脳陣にはこれ朗報 とばかりに別メニューを指示、 筋トレをさせるでもなく、午後にはさっさと宿舎に帰宅させた。
二月十日(水)広岡氏が李を指導
五輪代表特別コーチ・広岡達郎氏が中日キャンプで李(28)にスローイングを指導した。 現役時代は名ショートとして活躍した広岡氏だが、今季から外野転向が決まっている李には 一年遅かった という感は否めず、 他の守備コーチの手前も含め今さらスローイングを覚えさせても迷惑なだけなのだが、 ダイエースパイ疑惑で決着をうやむやにしてもらった恩義 もあるだけに、黙々と内野守備を教える広岡氏に口をはさむものは誰もいなかった。
二月十日(水)山崎ベンツ、また故障
山崎(30)の六十万円もするベンツ自転車がまた故障した。 今度は「変速装置がローに入りっぱなし」という筋力トレには致命的な故障。 中沢トレーナーが汗だくになって修理をするその横を、 落合(30)の自転車をタダで借りてる山本昌(33) が、颯爽と駆け抜けていった。
二月十一日(木)福留、フリー打撃で川上と対戦!
九九年の新人王最有力候補、と 入団前までは言われていた 福留(21)と、昨年の新人王・川上(23)がフリー打撃で相対した。 約二十球の投げ込みにヒット性の当たりは四本だったが、 「久しぶりに真剣になりました。 そうでないとボールが前に飛ばないですから」と、 まるで今までは手を抜いていた とでも言わんばかりの強がりを吐く福留に、川上は 「打撃?やっぱり目付きがよかったですね」 と、技術にはあえて触れず視力の良さを強調、 取りあえず水谷コーチとマンツーマンでの視力特訓の成果 は出ているようだ。
二月十一日(木)今中、投げ込み開始!
「投げられるようになったら投げる」とマイペース調整を続けていた今中(27)が、 ついにブルペンで本格的に投球練習を開始した。 待望の今中のピッチングに、久志コーチは「予想したよりもはるかにいい。 完全にとは言わないが、他の投手との差もなくなりつつある」と断言、 佐藤康(26)・島崎(31)ら他の投手との差がまだ「ある」状態で 「予想よりはるかにいい」と言い切るあたり、 久志コーチの今中に対する正直な気持ち がコメントの中にあらわれていた。
二月十二日(金)ドン、福留を指導
球界のドン・川上哲治氏が、福留(21)に 「バッティングは人に教えてもらうんじゃない」と 水谷打撃コーチによるフォーム改造を真っ向から否定 する仰天アドヴァイスを送った。 さらに「ただボールを打てばいいんだ」と、 それはその通りなんだが具体的に何をどうすればいいのか全く伝わって来ないありがたいお言葉を送り、 さすがは 長嶋・王を育てた師匠 と「ドン健在」をアピールしたが、 福留としては訳の分からずとも「はい」と返事をするしかなかった。
二月十三日(土)ゴメス、丸坊主
レオナルドゴメスジュニアの妹の出産のために来日が遅れていたゴメス(31)が沖縄キャンプに合流、 自慢のヒゲをバッサリ剃り、丸坊主姿で登場した。 体重もシーズン終了時点から七キロ減と絞りに絞っており、 さすがはシーズンも三年目でチームに馴染んできたゴメス、 家庭の事情でキャンプに遅れるというセンイチ君の一番嫌う行動に出てしまった事で、 外野手コンバート→スタメン外し→阪神へ金銭トレードという最悪のカタチ だけはどうしても避けたく、 坊主&地獄の減量という形でセンイチ君への忠誠心をあらわした格好だ。
二月十三日(土)薫コーチ、李に全試合出場指令!
李(28)がシート打撃で初めてセンターを守り、実践形式の守備練習を行った。 しかし、先頭打者の大西(27)の狙いすましたセンターへの当たりに追いつけず、 いきなりセンターフライを左中間ツーベースに。 仁村薫外野守備コーチは 「あれは他の野手だったら全然届かない、李だから惜しい当たりになったんだ」 と李をかばったが、 「やはり実践で馴らすべきだな」とキャンプ中のシ−ト打撃、紅白戦、 二月下旬からのオープン戦に李をフル出場するよう指令。 李を外野でフル出場させる事により、 野手が手ひどいエラーで足を引っ張っても腐らないよう、 今のうちにピッチャーにメンタル面で慣れさせておく 狙いとしてはいいセンか。
二月十四日(日)センイチ君、V宣言!
沖縄キャンプ三度目の休日、 峰竜太(竜軍専属タレント)がセンイチ君に直撃インタビューを行った。 「もし優勝出来なかったら、こうするって僕に約束して下さいよ」 との峰の言葉に、「優勝出来なかったら辞めるだけだ」 と堂々のV宣言、調子に乗ったセンイチ君は、 「今だから言えるが、ドーム元年はこのチームじゃ勝てないんだよ、 この球場ではというのも見せたわけ」と パウエルの解雇、大豊の追い出しは二年がかりの予定通りの計画だった ことを激白、 「そして、こうやって変えるんですよ、というプロセスが去年。 今年優勝出来ないと、プロセスが進んでないという事になる」 と今年が「チェンジ」の集大成である事を強調した。 さらに峰の「今年は立浪・福留の二遊間を見たいですね」という要望には、 「福留は(レギュラーが)決まってるからな。 立浪がセカンドをやりたいと言うなら、変わったぞ、という事を見せてくれなきゃ」 と立浪セカンド復帰説を一蹴、あくまで外野で使う構えで、 今年の立浪は 「野手最高年俸の二割バッター」から「最高年俸の控え選手」へと大幅なチェンジ が予想される。
二月十五日(月)野口潰し、始まる
田中セリーグ審判部長が、突然 去年と全く同じ野口(24)の投球フォームを「ボーク」と言いだし た。投球動作に入る際の膝の動きが問題という事だが、 昨年のビデオを丹念にチェックした野口は当然反論、 しかし田中審判部長は 「昨年もやっていたというが、あれでは節度がない」 と答えになってない答えで野口の主張を却下した。 つい先日はドラフト二位ルーキー・岩瀬(24)が 「アマとプロのストライクゾーンの違いにまだ馴れない」 とこぼしていたが、 長嶋野球の集大成にふさわしい、審判を巻き込んだメークドラマ に向け、シナリオは着々と進んでいるのか。
二月十六日(火)立浪、落合(博)に弟子入り?
打撃フォーム矯正に取り組む立浪(29)が、 元日本ハムで中日OBの落合博満館長(記念館経営者)にアドヴァイスを求め、 手取り足取り、およそ三十分に渡り打撃指導を受けた。 その独自のバッティング理論には定評のある落合館長だが、 館長の全盛時に六年間も一緒のチームにいながら何も吸収してない立浪が何を今さら 学ぼうというのか疑問の声も上がっており、 福留(21)と久慈(29)の兼ね合いから守るところがない立浪、今後必要となるだろう パリーグを騙して自分を高値で売る方法と、 記念館の経営のノウハウ 取得のために、ここで先輩に渡りをつけておこうとの算段か。
二月十六日(火)川上、右太もも痛でリタイア
川上(23)がこの日予定されていたシート打撃での登板を回避、 右太もも裏に痛みを訴え、早退した。 キャンプ開始時から体重が絞れてないなど調整不足が心配されていた川上だが、 やはり急ピッチの仕上げがたたったのか。 投手陣では山本昌(33)が足の痛みで軽めの調整、 佐藤康(27)がヒジの痛みで読谷行きになるなど疲れが見え始めており、 全ては武田(33)の目論見通り に企みは着々と進行している。
二月十七日(水)紅白戦スコア
二月十七日(水)立浪、走る!
この日の紅白戦でなんと立浪(29)がノーサインからの二盗、三盗を決めた。 昨年までは走塁には縁のない立浪のこの突然のチェンジは、やはり、先日センイチ君に 「(立浪が)二塁をやりたいというなら、足とバットでアピールしろ」 と注文をつけられた一件が背景にあり、 今年から選手会長になった立浪のチーム内での立場を考えると 涙でベース方向がかすんで見えない中村(31)の絶妙な送球 がこの連続盗塁を成功させた、ともっぱらの評判だ。
二月十七日(水)サムソン、危機一髪!
紅白戦で白軍の先発で登板したサムソン(27)が、 本来の調子には程遠いものの三イニングを一安打に抑えた。 実は一回に「どうも様子がおかしい」と感じた久志コーチがサムソンに体調を聞いたところ、 下痢していた ことが発覚、「きのうからおなかの調子が悪かったんだ」と笑うサムソンだが、 それでも三回まで投げ続けさせた久志コーチの思惑としては、 新外国人選手の呂(19)が予想以上に使えそうな今、 マウンド上を大惨事にしてでも サムソンに大恥をかかせ韓国に帰らせる狙いがあったのか、 不穏な噂が囁かれている。
二月十八日(木)久志コーチ、怪発言
中日沖縄キャンプも中盤を過ぎ、十九日からは第五クールが始まる。 キャンプ後半では一軍投手陣十九人の中から、 シート打撃、紅白戦などで十一人に絞る予定になっているが、 現時点で降格決定者はゼロと、久志コーチには嬉しい悲鳴が上がっている。 しかし、そのどさくさに紛れ 「本当は古池(27)も一軍にあげたいくらいなんだ」(久志コーチ) と仰天発言、 正津へのシンカー伝授、キャンプ特別参加のアマチュア選手にまでシンカーを教えるなど、 どうも サイドなら誰でもいい 様子の同コーチ、 入団時に公約した 「今中(27)の再生」は意外な形で 実現されるかも、との声も。
二月十九日(金)川上に自主調整指令!
十六日のシート打撃登板を回避、太もも裏痛により別メニューになっていた川上(23)が 投げ込みを再開、ブルペンで百四十一球を投げ込んだ。 しかし、当初の練習スケジュールがすっかり白紙に戻ってしまった事で、 久志コーチは 「今後の練習メニューは自分で作れ」と川上に自主調整を指示。 オープン戦開始まであと十日もないこの大事な時期、コーチに突き放された格好になった川上だが、 今のうちに投手陣を センイチ派と久志派にキッチリ線を引いておく 狙いとしては実に効果的で、 いよいよ山は動き始めた。
二月二十日(土)紅白戦スコア
二月二十日(土)紅白戦、ミス連発
キャンプ紅白戦。まずは山崎(30)が二死二塁から初球ストライクを見逃しセンイチ君の逆鱗に触れると、 その裏には無死二塁から久慈(29)がランナーを進める事なくポップフライ、 さらに一死満塁のチャンスでは井上(27)が昨年後半を鮮やかに思い出させるゲッツー、 守備では山崎がファウルフライをエラーと、 投手陣強化の影で着々と弱体化が進む野手陣 をセンイチ君に堂々見せつけた。 試合後、スクイズを空振りした中野(24)が見せしめに二軍に送られたが、 野手陣には今後の内容次第で 読谷か、名護か、宮古島か という豪華選択肢が迫られそうだ。
二月二十一日(日)紅白戦スコア
二月二十二日(月)センイチ君、野村監督批判!
「新庄二刀流」にセンイチ君が 「投手から野手に転向して成功する例はあっても、 野手から投手にして成功した例があるか?」 と阪神・野村監督を痛烈批判した。 前日の安芸で行われた阪神の紅白戦で投手・新庄がメッタ打ちにあったのを受けてのセリフだが、 調子に乗ったセンイチ君はさらに 「今から(野村監督の)言い訳が楽しみやな」と、 昨年、李(28)の加入に伴い立浪(29)を外野にコンバートさせ失敗、 シーズン中に内野に戻しながら、 今年は福留(21)の加入で昨年と同じ間違いを再び繰り返そうとしている 修羅の言葉とはとても思えないセリフ で、よそのチームの失敗を笑い飛ばした。
二月二十二日(月)宣、帽子で打撲!
宣(35)が投球フォームのチェック中、 後ろにいた落合(30)の帽子に指をぶつけ打撲、 予定されていたピッチング練習を回避した。 この漫画みたいなハプニングにセンイチ君は、 「ボールがぶつかるならともかく… 英二が潰しにかかったんじゃないか?」と 昨年その英二を連日の酷使で潰しにかかった修羅の言葉とは思えないジョーク を一発、 温かい沖縄に薄ら寒い風が吹き抜けた。
二月二十三日(火)監督を動物にたとえると?
この日、日本テレビ『スポーツマックス』で中畑キヨシ(読売ファン)のキャンプ取材を受けたセンイチ君は、 中畑の「権藤監督を動物にたとえると何ですかね?」との 実に中畑らしい質問 に、「んー、ゴンちゃんはキリンかな」と回答。その後も「野村監督は?」「もちろんタヌキですな」、 「若松監督は?」「オラウータンですか」、「達川監督は?」「ニホンザルでしょう」と 見た目そのままの答えを連発、最後には自分から 「おいキヨシ、長嶋さんの事は訊かんのか、長嶋さんの事は」とノリノリで、 「じゃ、長嶋さんを動物にたとえると?」と聞かれると、 「う〜ん。…分からんな、あの人だけは」 と見事なマッチポンプを見せた。 つい五秒程前に自分から「訊け」と要求しておいて「分からん」とは、センイチ君を動物にたとえるなら 三歩歩けば全て忘れるニワトリ
二月二十四日(水)紅白戦スコア
といったところか。
二月二十四日(水)武田、炎の三百五十球!
「このキャンプ中に二千五百球投げ込む」とキップのいい冗談を放っていた武田(33)が、 この日ブルペンで何と三百五十球を熱投、 ついに投げ込み二千球を超え、冗談では無かった事が明らかになった。 「僕はいつもこのペースですから」と 日ハム・ダイエーでは何百球投げ込んでもニュースにならない事が、 中日では大騒ぎになる 事にご満悦の様子の武田、 さすが「実力のパ」で鍛え上げられたヴェテランという感じだが、 勢いでも「武田さんより多く投げる」と口を滑らしてしまった野口(24)と門倉(25) には、キャンプ残り一週間で過酷な試練が待っている。
二月二十四日(水)今中、沖縄残留
三月四日には沖縄キャンプを打ち上げオープン戦のためナゴヤに戻る予定の中日一軍だが、 調整が遅れている今中(27)だけは今年も沖縄に残留、二軍で再調整する事が決まった。 今中本人は「三月十日(日ハム戦、小牧)には投げたい」と言うものの、 「現状ではオープン戦で投げさせてもしょうがない」(センイチ君) と、今後の予定は全く立っておらず、 幸い韓国サンバンウルも来日してる事だし 沖縄に残らせしばらくは 商品展示を続ける構えだ。
二月二十五日(木)練習試合スコア
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