前へ 次へ 目次


DAILY DRAGONS NEWS ! >>>>

【オフ情報】

一月三日(日)川上&高橋、新春対談

 いまや川上(23)に取っては迷惑以外の何者でもない 対戦打率一割以下のくせにライバルと言い張る読売・高橋 との新春対談が実現した。 これは中日スポーツと報知新聞の共同企画によるもので、 対談は仲の良い二人らしく終始和やかなムードで進められたが、 「お互いの個人的な目標は?」と聞かれ高橋が 「百三十五試合出場かな」というと、すかさず川上は 「マジかよ?じゃあ五年後は恐いな」と、 しげお君→原が監督である限り高橋は恐くない と激ツッコミ、さらに自身の五年後については、 「野手に転向してたりして」と冗談混じりに 五年間でセンイチ君にきっちり潰されるであろう自分の未来 を予測するなど、 その川上の冷静な分析力にあらためて感心の声があがっている。

一月三日(日)山崎、新年の抱負を語る

 この日名古屋市内で行われたトークショーで、 山崎(30)が今年の抱負について語り、 「去年は初めて一塁手として開幕を迎えて、 マウンドに行って投手に声を掛けるタイミングが分からなかった」と 守備どころかアドヴァイス役としても何の役にも立ってなかった ことを激白した。 この発言により昨シーズンの中日内野陣は、 何もしない山崎、日本語の分からない李・ゴメス、 外様でなじみの薄い久慈と、 ピッチャーに取っては話し相手が中村しかいないという状況だった事になるが、 それでも防御率トップの中日投手陣にはむしろ内野陣の声など無用、 いよいよ立浪(29)の存在理由が疑わしく なって来た。

一月四日(月)川上が徳島県から表彰

 昨年の新人王・川上(23)が故郷の徳島県から表彰された。 「多くの県民に夢と感動を与えた」と言う圓藤知事(55)は川上に対し、 「あなたがいなかったら、 中日は最下位だった かもしれませんよ」とまで豪語。さすが プロ野球選手より池田高校野球部員の方が知名度が高い徳島 ならではのプロ野球に対する知識程度があらためて再確認された一幕だった。

一月五日(火)水谷コーチ、退団も

 中日球団年賀式に出席後、 あらためてスパイ疑惑について潔白を主張した水谷打撃コーチ(51)だが、 ここに来て 「もし選手がやっていたら知らなかったじゃ済まされない」 と、 スパイ疑惑が証明されたときには指導者として責任を取る意向を明らかにした。 一時は(自分への疑惑に)「週刊紙を告訴する!」 とまで意気まいていた同コーチだが、 投手陣の補強には力を入れても打線を補強する気配の一切見えない中日に、 来年クビにされるくらいなら一昨年心中しそこねた王監督(ダ)を今度こそ道連れ にする覚悟で、腹も決まったようだ。

一月五日(火)李、保留

 李(28)が来日初の契約更改交渉。 今季わずか六十三試合でリタイア、 それでも球団の温情であの当たりに行った川尻(神)の死球を公傷扱い、 現状維持を打診したが、李は 「これまでダウンも現状維持も経験がないから」 との仰天理由で保留した。 「条件的に厳しいのは分かっているが、ただの六十三試合ではない。 けがもチームが勝つために負ったもの」と 李が戦線離脱して以来エラーが激減、 守りのチームとして首位戦線に躍り出たのは自分のリタイアのおかげ とあくまでアップを要求する構えだ。

保留
(△はアップ、▼はダウン、□は維持)


一月五日(火)宣&サムソン、始動!

 宣(36)、サムソン(27)の韓国コンビが長野・昼神温泉で本格自主トレをスタートした。 来季以降の契約の条件としてチームの優勝がノルマとしてある宣に取っては、 服部道子(30)とのデートよりも不良外人の厚生 を選ばされた格好になったが、 サムソンも前日までナゴヤ球場で自主トレとヤル気満々、 この合宿により宣とのコミュニケーションをより強いものにし、来オフには 新コンビ結成でレコードデビュー をたくらむか。

一月六日(水)李、始動!

 李(28)が名古屋市内の屋内練習場で服部道子(30)とともに合同自主トレをスタートした。 昨年は宣(36)も加わっての三人合同トレだったが、 どうしてそこまで服部道子なのか とその韓国人からのモテモテ振りに話題騒然で、 「今年は 体格のいい日本人女性による韓国旅行ツアーが大ヒット するでしょう」 との大胆予測をたてる旅行代理店もあるとかないとか。

一月六日(水)李が契約更改

 契約更改。李(28)が二度目の交渉で現状維持の八千万でサインした。 「今年は外野。守備練習も打撃練習も去年の倍やるつもり。 球場から帰るのは僕が最後になるよ 」と早くも居残り宣言をブチ上げた李だが、 立浪(29)・野口(24)より帰りが遅いとなるともう夜が明けている だけに、李の体調が心配される。

8000
(△はアップ、▼はダウン、□は維持)


一月六日(水)春季キャンプ日程

 この日名古屋市内で行われたスタッフ会議で、 今シーズンの中日ドラゴンズのキャッチフレーズが決定。 と言っても、『HARD PLAY HARD 99』と、 頭を使うのが嫌いなセンイチ軍団 らしく、今年も去年の使い回しとなった。 同会議では沖縄・北谷で行われる中日春季キャンプの日程も決定、 二月一日〜三月四日の間、およそ一ヶ月間行われる。 なお、 ストーカー必携スケジュール表 は以下の通り。

--
10111213
14151617181920
21222324252627
2829--
中日春季キャンプ日程(二月〜三月)
黄色は休日)

  【オープン戦】
二月二十七日…横浜−中日 (萱野湾)
二月二十八日…中日−ハム (北谷)

一月六日(水)福留、始動!

 ドラフト一位・福留(21)が大阪・吹田市の日本生命グラウンドで始動。 「まだ自分にはどのバットが合っているか分かりませんから」と、 長距離用・普通・アベレージ用と三種類のバットを用意するなど 代打の切り札として臨機応変なバッティングが求められる自分の立場 も分かっているようで、今シーズンの活躍が大いに期待される。 それにしても、 まだプロ初打席に立つ前からバットがどうのこうの言ってる福留、 打てないのを道具のせいにして佐藤球団社長に怒られる ことはないだろうかと心配の声も。

一月七日(木)川上、ハワイへ

 八日からハワイで合同自主トレをスタートさせる 山崎(30)・落合(30)・種田(27)・益田(25)と、メンツを見た瞬間 「また得意の大型トレードですか?」と思わず金本・緒方(広)あたりを期待してしまいそうな四名 に、急遽川上(23)が参加することに、この日ハワイ入りした。 当初は「(自主トレは)たぶん一人でやると思います」と単独トレを予定していた川上だが、 正月番組で小林幹(広)に大食い競争であっさり負けた川上に、 ホームラン王には興味なくても大食い王のタイトルには俄然こだわり続ける山崎 の一声で参加が決まった。

一月七日(木)山本昌、始動!

 山本昌(33)が名古屋市内の屋内練習場で早くも投球練習を開始した。 「ひまだったから体を動かしただけですよ」と、 正月番組のポケモンクイズでぬいぐるみを一個ゲットしそこない、 子供と遊んでもらえない 寂しい家庭内事情が目に浮かぶが、 十一日からは鳥取のスポーツジムで自主トレを開始、 春季キャンプまでの課題はもちろん 「ポケモン言えるかな」を島田(横)より早口で歌えるようになる事 だ。

一月八日(金)宣、服部・李組に合流

 サムソン(27)と合同トレをしていた宣(36)が早々と昼神温泉を切り上げ、 名古屋に戻り服部道子(30)と合流、二次自主トレを開始した。 この日から「ぜひ私も参加させて下さい」と 韓国出身の女子プロゴルファーの高又順(34)が飛び入り参加しているが、 李(28)の目を服部からそらそうとの宣のベテランらしい駆け引き に、韓国組は早くもヒート・アップだ。

一月八日(金)山崎・落合らが始動!

 山崎(30)・落合(30)・種田(27)・益田(25)・川上(23)のワイハー軍団が ハワイで始動した。 当初は時差ボケと睡眠不足で「軽めのメニューにしよう」(山崎)との予定だったが、 「普通にやりましょうよ」と、 肉体を酷使する事には免疫が出来てしまった落合 の一言で通常メニューをこなした。 川上はマスコミの取材で二年目のジンクスについて語り、 「ジンクスに負けるのはジンクスと闘ってしまうから」と、 「ジンクス」を「監督」と置き換えれば、 センイチ君のお気に入りである自分に限って潰される事はまずないだろう との自信をチラリとのぞかせた。

一月八日(金)立浪が契約更改

 契約更改。二度目の交渉となりダウンは確実と言われていた立浪(29)だが、 現状維持の一億五千万+出来高七千万でサインした。 「査定だけならダウンだが、今年は選手会長にもなった事だし、 期待と願望を込めた」(伊藤球団代表)と言ってはいたが、 絶対ゴネると思われていた久慈・関川が想像以上にあっさりサインした効果が そのまま後半の選手の年俸にハネ返ってきた 格好になった。この日の星野特急でセンイチ君は、立浪がサインしたと聞き 「これで残るは南渕だけだな」と、 立浪・山崎・今中・中村を合わせてもまだ五億円にわずか足りない事で、 話を進めやすくするために必要なもう一人の存在 に気を配っていた。

立浪15000
(△はアップ、▼はダウン、□は維持)


一月八日(金)新人選手、入寮

 ドラフト一位の福留(21)を始めとするルーキー七名が 名古屋市内の合宿所『昇竜館』に入寮、 今年から堂上さんに代わり新寮長になった高木公男寮長(69)から早速、 「十三日までに目標を紙に書いて提出するように」との宿題を出された。 おそらく福留はショートのレギュラー獲り、 岩瀬(24)は一軍定着といった入団発表のときに掲げた通りの目標になると思われるが、 やはり本紙の注目は「張本みたいな選手になりたい」と豪語した七位の新井(21)で、 一年で張本を目指すには、 取りあえず二子山部屋に入門して形から入るのか 俄然注目が集まる。

 また、新人選手の入寮に伴いこの日はスカウト陣が合宿所に集結。 今年の基本方針は「右の長距離砲獲り」である事を確認、 噂される大型トレード実行後の穴埋め に全力をそそぐ構えだ。

一月九日(土)野口、始動!

 前日まで愛媛の実家に帰省していた野口(24)が名古屋市内の屋内練習場で 遠藤(26)・佐藤康(26)・金森(26)らと共に自主トレを開始した。 昨年まで年明けは五年連続で山本昌(33)と合同トレを組んでいた野口だったが、 キャンプ予定地だった静岡・愛鷹山ゴルフ場が使えず、 名古屋での始動となった。 山本昌は十一日から鳥取で(ポケモンの)自主トレに入るが、野口は 「そろそろ自分で考える時期だと思う」と自立宣言。 これをきっかけに 来年いるかいないか分からない山本昌より 今後のゴルフ仲間を見据えた新パートナー選び に着手したようだ。

一月九日(土)今中、雪で出遅れ

 秋季キャンプ・自主トレと今オフは熱心にトレーニングに励み、 「あの練習嫌いが、別人のようだ。雪でも降るんじゃないか」 と言われていた今中(27)が 東海地方に大雪を降らせた。 いつになく燃える今中は十日から鶴田(28)・鳥越(27)・鈴木(23)・井端(23)・小山(20)と 三重県で合同自主トレを予定していたが、大雪のため三重入りは中止、 「馴れない事はしないでくれ」と地元住民を困惑させているとか。

一月九日(土)高木館長「牛乳を飲め」

 福留(21)ら新人七選手が合同自主トレを開始したが、 『昇竜館』の高木館長(69)がルーキーらに 「牛乳を一日一升(一・八リットル)飲め」 と仰天指令を出した。 「強い体を作るためにはカルシウムが必要」ともっともらしい理由をつける高木館長だが、 「落合(博満)や愛甲もやっていた」とロッテ二軍監督時代の経験を持ち出されては、 ロッテは所詮ロッテなだけにその効果に疑問の声 も。

一月十日(日)今中、マイペース宣言

 大雪の影響で九日の三重入りが中止になっていた今中(27)・ 鶴田(28)・鳥越(27)・鈴木(23)・井端(23)・小山(20)、それに近鉄・市原(25)が 十日の午前中に移動、午後には予定通り自主トレをスタートした。 今中は「(春季キャンプでは)投げられるようになればブルペンに入る。 入らない可能性もある」と 「二月一日には使えるようにしておけ」というセンイチ君の指令など完全無視 といった早くもキナくさい「反・センイチ宣言」、 さらに「新しい変化球?覚える必要はないでしょう。 せっかくストレートがいい感じになって来てるんだし。 まだ技巧派に変わる年齢じゃないよ」と、 今年も勝負どころで甘いストレートをビシビシ投げ込む ことをアピール、雪があがればいつもの今中だ。

一月十日(日)関川、V公約はヒゲ剃り

 関川(29)が大垣市内で行われたトークショーで、「今年優勝したらヒゲを剃る!」 と堂々V宣言をブチ上げた。 関川はシーズン中、川尻(神)にノーヒットノーランに浴びたときにも 「みそぎ」と称してヒゲを剃っており、 嬉しいときに剃るのか悲しいときに剃るのか今イチ釈然としない 関川のヒゲだが、 阪神在籍中には決して口に出来なかった憧れのV宣言 に、会場からはあたたかい拍手がおくられた。

一月十日(日)中村、始動!

 長野・昼神温泉で中村(31)が自主トレを開始。 開幕投手について聞かれた中村は、 「次の横浜戦の事を考えて、野口か山本さんじゃないですか」としながらも、 「個人的にはチュウ(今中)に投げてほしい」 と爆弾発言。 昨年末、星野特急でセンイチ君が「今年は若手の捕手を育てたい」 と宣言したことで首筋に寒波の忍び寄る中村、 お互い最後にいい思い出作り をしたいという思いがにじみ出ていた。

一月十一日(月)山本昌、鳥取入り

 昨年暮れも鳥取のスポーツジムで 秘密特訓 (山本昌ホームページ『Way To Win』参照) をしていた山本昌(33)が、この日再び鳥取入り。 偶然居合わせた名古屋グランパスの平野(24)・大岩(26)らと共に筋トレに励んだ。 「グランパスも戦力が充実してるよね。ボクも今年は優勝にこだわりたい」 と、今年こそは 隠し芸大会優勝 を胸に誓う山本昌だった。

一月十一日(月)大西、盗塁で寄付金

 自主トレのため名古屋市内の屋内練習場を訪れた大西(27)が、 「今年は盗塁一個につき一万円、 最低でも二十万は福祉施設に寄付しようと思う」と 福祉活動への積極的な姿勢を見せた。 昨年は季(28)の忍者シールに触発されチータシールを発案、 今オフ、ボランティアのために韓国に帰国した李を見てまたまた触発されたのか、 常に李のあと追う大西、 目指すは三割三十本六十盗塁をあげ 「野球天才」の名を欲しいままにした挙げ句 韓国に身売り かとの笑えない冗談も。

一月十二日(火)関川、始動!

 昨年十月二十七日に右肘遊離軟骨手術を受けた関川(29)が、 名古屋市内の屋内練習場で練習を再開した。 今年はセンイチ君から早くも 「センター李、レフト立浪」という 昨年の学習効果が全く出ていない新ポジション構想 が挙げられており、 ますます激化する外野手争いに燃える関川だが、 十三日からは久慈(29)、大西(27)、和田・伊藤敦(神)らと滋賀県大津市で合同自主トレを開始、 阪神軍団で大西を取り囲み、外野の残る一ポジションについて先輩からの有り難い話 を訊かせる模様だ。

一月十二日(火)郭源治、現役続行!

 昨オフ、台湾で現役引退を宣言した元中日・郭源治(42)の和信球団での現役続行が決まった。 郭は九六年に日本球界を引退後、台湾で活躍、 九八年には最多連続勝利記録を含む十四勝を挙げた。 一旦は引退を決めた郭だったが、この日、 名古屋市内で和信球団の李代表の慰留を郭が受諾、 十八日に台湾で正式契約を結ぶ。 「台湾球界には大変お世話になったし、私としては断れない」 という郭は「まだ百四十キロは出ますよ」と 台湾スピードガンの驚異的な誤差 を挙げ、現役続行に意欲を燃やした。

一月十三日(水)久志コーチ、正式契約

 山田久志コーチ(50)が契約金五千万、年俸五千万(いずれも推定) で中日球団と正式契約した。 佐藤球団社長らと二時間に及び今後の方針を話し合った久志コーチは、 「(ピッチャーの)球数が多すぎる。 まずは中村に自分の意見を言いたいし、彼の考えも聞きたい」と、 野口に二百球以上投げさせたセンイチ君をさりげなく批判、 独裁政治切り崩しにまずは子飼いの中村(31)から攻め落とし にかかる構えだ。

一月十四日(木)福留グッズ、発売へ

 ドラフト一位ルーキー・福留(21)の選手グッズ発売が決定した。 中日選手では現在、立浪(29)・山崎(30)・今中(27)・川上(23)・益田(25)・李(28)らのグッズが発売されているが、 最年少の川上でさえグッズ発売は球宴後であり、 一年目ルーキーの開幕からのグッズ発売は異例中の異例。 佐藤球団社長の 「百万部売れるグッズの斬新なアイディア募集」に出た提案がコレ といった発想にあらためて 実績も何もない益田のグッズがショップの片隅に未だに売られている理由 が忍ばれ、ファンの涙を誘っている。

一月十五日(金)小山らが成人式

 この日、小山(20)・森野(20)・幕田(20)・宮越(20)らが それぞれの故郷で成人式に参加した。 一軍を目指し頑張って欲しいと願う反面、あらためて 高卒から入団で一軍定着している選手で一番若いのが野口(24)、 その次に若いのが井上(27)という実状 が確認された中日、これまでの 高卒選手の景気のいい潰しっぷり に目頭が熱い。

一月十六日(土)李、福留に守備指導?!

 福留(21)が名古屋市内の屋内練習場で自主トレの最中、 なんと李(27)に守備についてアドヴァイスされてしまった。 ノックを受ける福留の守備について、 「もう少し腰を低く、動きはもっと丁寧に」と 自分が出来ないくせに 他人にアドヴァイスする李、福田総合コーチから 「おいジョンボム、お前、去年より守備がいいな」 との言葉に、 「でも、今年の僕は外野なんだけどな…」と答える 皮肉が皮肉に聞こえない 李の純粋さが眩しい。

一月十六日(土)今中、やる気満々

 「二月十五日にはブルペンに入れるかな」と、 センイチ君の二月一日始動はあくまで無視する構えの今中(27)だが、 三重での自主トレを打ち上げ早速名古屋市内の屋内練習場入り。 この日はノックを受け守備練習を始め、「昨年、一昨年より状態は全然いい」と 打者転向への意欲 が存分に感じられる強気のコメントで復活をアピールだ。

一月十七日(日)宣、V公約

 愛知県西春町で行われたマラソン大会にゲスト参加した宣(36)だが、 トークショーでファンに「もし優勝出来なかったら、来年もここ来て謝ってほしい」 との問いに、 「もし優勝出来なかったら、来年は李とサムソンも連れてここに来ます」 と大胆公約した。 宣の今年のVにかける熱い意気込みが感じられるが、 今年V逸だった場合、 宣とサムソン(27)は日本どころか中日球団にいない 可能性が大きいだけに、 サムソンが無事に帰れるかどうか危惧されるところだ。

一月十八日(月)水谷コーチ、処分なし

 「クロでないからシロ」に始まり、 「私には関係ない」(王監督)、 「いい結論が出て安心した」(吉永)、 「一貫して主張してきた事が認められて嬉しい」(柳田)、 「潔白が証明されて嬉しい」(大道)など、 関係者の状況判断能力と日本語の理解力に新たな疑惑が浮上している 福岡ダイエースパイ疑惑だが、 この日、調査委員会が「疑惑は払拭できない」と事実上「クロ」との見解をパリーグに報告、 ダイエー球団社長の辞任・代表の降格という事でスパイ事件は一応の決着を見た。 「(選手が)クロだった場合は進退伺いを出す」と発言しその去就が注目されていた 中日・水谷打撃コーチ(51)は、灰色決着に処分なしとなった。 王監督を守るためのプロ野球機構あげての茶番劇 に救われた格好になった水谷コーチ、 今シーズンの残留が決まり、「今年は三割打者を二人は育てないといかん」と、 あらためて 三割を期待される李と立浪と関川とゴメスと山崎と中村のうち四人は潰す 目標を掲げ、恐竜打線復活は来年以降に持ち越しとなりそうだ。

一月十九日(火)南渕、ようやく契約更改

 南渕(33)が五度目の契約交渉で、 五百万ダウンの五千七百万+出来高八百万でようやくサイン、 これで中日は全選手が契約更改を終了した。 更改後、南渕は同じ内野手のルーキー・福留(21)について、 「福留君に負けないようにしないと。 プロは簡単にはいかないというところを見せる」と意気込むなど、今年も チャンスを気前よく潰す 「簡単にはいかないバッティング」 をファンに見せつけそうだ。

南渕5700▼500
(△はアップ、▼はダウン、□は維持)


一月十九日(火)選手会合同自主トレ、開始!

 選手会による合同自主トレがスタート。 武田(33)・山本昌(33)らを除く五十七選手が名古屋市内の屋内練習場で顔を合わせた。 福留(21)は早速「小さい頃からあこがれの選手だった」PL学園の先輩・立浪(29)に挨拶、 すると 内野復帰志願をセンイチ君にあっさり却下され、 誰か故障でもしない限りポジション獲りは難しい立浪 は、「一度、早く仕上げてみては?」とルーキーに優しくアドヴァイスを送った。 「さっそく明日からペースを早めます!」と大喜びの福留の横で、 ニヤリと笑う立浪から黒い尻尾がニョキ。
一月二十日(水)薫コーチ、矢口をベタボメ

  乱闘で使えない二宮コーチと入れ替え で今季から一軍守備走塁兼・乱闘コーチとなった仁村薫コーチが、 ドラフト六位の矢口(17)の守備を絶賛した。 「センスはフィールディングで分かる。桑田や斎藤雅、川相らは良かったね」 と、読売選手時代の元同僚の名を挙げてベタボメ。 中田チーフスカウトも矢口については、 「ゴロ捕球の安定感はウチでベストテンに入る」と目を細めるなど 先々楽しみな矢口だが、 中日で「ゴロ捕球の上手な選手」が久慈(29)以外に九人も思い付く 中田チーフスカウトの「上手」についての守備範囲の広さ にもただただ驚くばかりだ。

一月二十日(水)中村、新型マスクをテスト

 二月一日から始まる沖縄キャンプで、中村(31)が新型マスクをテストする。 メジャーで流行し、日本でも今季から使用が許可される事になっている 「アイスホッケー型マスク」はマスクとヘルメットが一体になったものだが、 日本ではまだ誰も使用していない新型マスクに「待ってました!」とばかりに 中村が飛びついたのはやはり、 センイチ君が昨シーズン杉山(読)に対し見せた新技「必殺マスク飛ばし」への自衛策 と見られており、新型メットは主に ベンチの中で 活躍しそうだ。

一月二十一日(木)新井、登録名を「峰秀」に

 入団交渉の席上、「登録名をタカヒデにして下さい!」 と仰天直訴しセンイチ君に二秒で却下された ドラフト七位・新井(21)の登録名が「峰秀」に決まった。 中日で過去に普通の名字以外の名前で登録した選手と言えば、 義信、キク、ヒロ、広二、ショーゴー、サムソンと痛々しいメンバー がズラリと並び、峰秀にはジンクス打破の期待がかかるが、 韓国・高麗大の先輩であるサムソン(27)を尊敬するという峰秀は、早速 「サムソンさんがギターをやってると聞いてボクもギターを始めました」 と怪行動を始めており、サムソンもサムソンで 「来季オフは一緒にバンドを組もうか」と言い出すなど、 シーズン終了後の就職活動 にも余念がない。

一月二十三日(土)福留、井上とコンビ

 二十七日から始まる沖縄合同自主トレでの部屋割りが決まり、 ドラフト一位ルーキー・福留(21)は井上(27)と同室に決まった。 これは中日・佐藤球団社長が、 「半分以上を宿舎で過ごすわけだから、部屋割りは一番大事」と、 つまり立浪(29)を始めとする 野球以外のコーチが得意な先輩 と同部屋にさせるな、といった異例の指示によるもので、 チーム一カタギに見えない井上をディーガードにする事で悪い虫を遠ざける腹積もりだが、 鹿児島の同郷で気の合いそうなこのコンビ、一部からは キャンプ終了時に全身ピンクに染めた変わり果てた福留の姿 が見られるのでは、との懸念も。

一月二十四日(日)呂、二十八日にも契約

  古池(27)をダイエーに押しつけ損ねた 事で、年末にかけて登録選手数枠の人数合わせに何かとゴタゴタしていた中日だが、 謎の中国人・呂建剛(19)と今月二十八日にも正式契約を結ぶ。 この数ヶ月の間に 「宮田の秘蔵っ子」という呼び名もすっかり有り難くない 響きになってしまった呂、読売キラーとなり宮田に恩返し出来るか。

一月二十四日(日)水谷コーチ、福留に熱視線

 ダイエースパイ疑惑も無事灰色決着し、 続投の決まった水谷打撃コーチ(51)が屋内練習場を視察、 ルーキー福留(21)に「鍛えがいがありそうだな」 と熱い視線をおくった。 これに対し福留は、「覚悟はしています」と 昨シーズン中も山崎・立浪のスランプに「技術の問題じゃない、気持ちの問題だ」と 知らん顔で何もせず黙って見ていた挙げ句、十二球団一の貧打線を完成させた鬼コーチ の言葉に、ある決意を固めたようだ。

一月二十四日(日)山崎、ベンツ通勤

 秋季キャンプでも十数万の自転車を購入し話題になっていた山崎(30)が、 沖縄キャンプには何と六十万円もする高級ベンツ製自転車を持参する。 昨年あたりから自転車に懲り始めたのを見たベンツのディーラーに勧められたそうだが、 「これ、宣伝になりますかね?」 とニコニコ顔で愛車を自慢する山崎、すっかり いい感じでダマされてる ようにしか見えないと評判だが、そのうち 幸運を呼ぶ呼び鈴 とかの心霊グッズを掴まされる日も近いか。

一月二十五日(月)福留、小遣い五万円

 ルーキー・福留(21)が来たる沖縄キャンプに向け、 「小遣いは、五万円もあれば足りるでしょ」 とサラリと言い放ち、さすがの大物振りを見せている。 無論、一ヶ月以上に及ぶキャンプで 遊びたい盛りの福留の遊興費が五万円ぽっちで済むわけはなく、 沖縄遊びは全て井上(27)におごらせようとの腹積もり が微妙に見え隠れする福留、 「福留君をよろしく頼むよ!」と佐藤球団社長直々に頼まれてる井上、 大物ルーキーのために大慌てで銀行にダッシュだ。

一月二十五日(月)第一次合同自主トレ終了

 十九日から行われていた屋内練習場での中日・合同自主トレが取りあえず終了した。 選手会副会長の山崎(30)は、「福留は足も速いしやってくれそう」 とルーキーへ期待の言葉を送ったが、自らにも気合いを入れようとしたのか、 「例えば福留が三塁に回ったらゴメスが一塁で僕がハミ出る。 自分も打たないとヤバイ」と、 佐藤球団社長が聞いたらポンを柏手(かしわで)を打ちそうな余計な一言 をポロリ。 開幕スタメンも分からないルーキーのグッズ発売などしていいものかと懸念されていただけに、 グッズ売り上げ増加計画のボーナスは名案を挙げた山崎に との声が早くも。

一月二十五日(月)沖縄でサッカー練習?

 中日・村田フィジカルコーチが二十七日から始まる沖縄第二次合同自主トレについて、 突然「サッカーの試合をやろう」などと 訳の分からない事 を言いだした。 「選手を四チームに分け、総当たり戦にしよう」 「(負けたチームには)北谷から宿舎まで走って帰らせようかな」と 早くも罰ゲームのプランまでブチ上げるほどやる気満々の村田コーチだが、 そういえば今オフはサッカー選手と自主トレをした選手も多く、 一見遊びにも見えるこのトレーニング、実はセンイチ君から ガルベス(読)復帰を受けての選手のキック力強化の極秘指令 が出ているとの噂がひそかに。

一月二十五日(月)春季キャンプにアマ選手が参加

 二〇〇〇年シドニーオリンピックに向け、 プロ・アマ交流企画としてアマ選手がプロの春季キャンプに参加する。 ヤクルト・近鉄を除く十球団に計四十選手が参加となるが、 中日・沖縄キャンプには以下の四名。

森憲久(25) 右投手 三菱自動車
吉川昌宏(20)右投手 亜大
安田真範(23)右打者/捕手東芝府中
的場寛一(21)右打者/遊撃九州共立大

 
 投手の森君(25)・吉川君(20)の二名は共に右のアンダースローという事で、 久志コーチの存在を考えてのアマ連盟の配慮によるものだが、 中日・伊藤球団代表は「個々の指導ではなく、プロの厳しさを教えるのが目的でしょう」 と特に個人的な技術指導はしない方針のようだ。 よりによってセンイチ君のところに当たってしまった四選手、 肩を壊すまで投げさせられるプロの厳しさ 何かというと殴る蹴るされるプロの厳しさ のどちらを味わう羽目になるのか、 まずは五体満足で帰れることが目標だ。

一月二十六日(火)サントリーカップ実施要項

 公式戦でさえ客の入らないパ・リーグの観客動員を増やすため ただのオープン戦を無理矢理「サントリーカップ」と名付けた セ・パ交流戦の実施要項が発表された。 カップ戦の対象となるのは、 三月第二週〜第四週までの土日・祝日に開催されるオープン戦 (十二月十四日の記事参照)で、 九回打ち切り・DH制で優勝は勝率によって決まり、 同じ勝率の場合は勝ち点などポイントが多いチームの優勝となる。

サントリーカップ日程(中日戦)
3.13(土)対オリックス(松山)
3.14(日)対ダイエー(福岡D)
3.20(土)対近鉄(大阪D)
3.21(日)対ロッテ(ナゴヤD)
3.22(祝)対西武(ナゴヤD)
3.28(日)対日本ハム(ナゴヤD)


一月二十六日(火)中日選手、沖縄入り

 二十七日から始まる合同自主トレのため、中日選手51名が沖縄入りした。 選手会長の立浪(29)は、 夕食前には早速ミーティングを行い、 「聞きたいことがあればいつでもドアをノックしてほしい」と 沖縄の夜の遊びは俺に任せろ とでも言わんばかりの張り切りようで、今年は 夜のチームリーダー として燃えている様子だ。

 中日の試合日程は上記の通りだが、 関東在住中日ファンには試合が無いため、 ロッテの試合でも見にいって昔の仲間や未来の仲間たちの応援 でもするしかなさそうだ。
一月二十七日(水)井上、風邪でダウン

 沖縄合同自主トレ初日、 風邪により早々と井上(27)・正津(26)・佐藤康(26)がダウン、 選手会長・立浪(29)は「団体生活だし、周りにも迷惑がかかる」と、 三選手をそれぞれ別室に隔離した。 井上が隔離された事で「お目付役」がいなくなり、 ノーガードになってしまった福留(21)に悪い虫がつかないか心配されるところだが、 それにしても、昨年は移籍一年目の久慈がハチに刺されたり、 今年は福留のお目付役が風邪で初日からダウンと、 レギュラー候補の内野手が入団すると必ず不慮の事故が起きる というジンクスは、 夜な夜な立浪の部屋から聞こえる呪文めいた声 と何か関係があるのか、との怪しい噂も。

一月二十七日(水)呂、来日!

  謎の中国人・呂建剛(19)が、球団との正式契約と沖縄キャンプ参加のため来日、名古屋入りした。 二十八日にセンイチ君同席で入団発表が行われるが、 報道陣の「目標とする選手は?」との問いに「横浜のササキ投手です」と答えるなど、 「先発・中継ぎを大事にする」という名目でただ一人酷使され続け、 結局オフになって肩を壊しても全然構わない との積極的な決意を見せており、星野二次政権ではやや陰を潜めていた センイチ君の新人酷使病 が再発するのかどうか、気になるところだ。

一月二十七日(水)門倉、ブルペン一番乗り!

 沖縄で早くも門倉(25)がブルペンで投球練習を行った。 「誰かが最初にやらないと、若いピッチャーが入らないでしょ」 とじじさくいセリフを放ち、 まだ沖縄入りしていない山本昌(33)や川上(23)、 「投げ込みは第三クールから」と知らんぷりの今中(27)をさりげなく皮肉 っていたが、結局この日投げたのは門倉ひとり。 久志コーチからは「二月一日までに、若手は打撃投手を出来るようにしておけ」 との指示が出ているだけに、その人の良さにつけこまれ そのまま門倉が打撃投手 となりそうな気配も。

一月二十八日(木)インフルエンザ猛威

 「一年の計は沖縄キャンプにあり」とは言ったものだが、 キャンプも始まる前から中日選手がバッタバッタとドミノ倒しのように倒れている。 昨日の井上(27)・正津(26)・佐藤康(26)に続き、 今度は落合(30)・東瀬(31)・前田(28)が次々に体調不良でリタイア。 これからの一年を象徴するような中継ぎ陣の崩壊振り に、センイチ君は「罰金がたくさん集まりそうやな」と苦笑いするしかなかった。

一月二十八日(木)呂が入団発表!

 初の中国球界出身プロ野球選手・呂建剛(ル・チェンガン、19)が 契約金一千万、年俸四百八十万で中日と三年契約、 名古屋市内の球団事務所で入団発表が行われた。 会見の席上、佐藤球団社長(67)は 「(中国に)野球アカデミーの設立も考えている」と 相変わらずの軽口で中国進出プランをブチ上げたが、同じ日、 アカデミーでは先駆者の広島球団が 年俸四百八十万のケサダを四十万ドル(約四千八百万)で大リーグに売り払う殿様商売 を敢行してる事もあり、ポスティングシステム(入札制度)の確立により今後、 人身売買の格好のマーケットとして中国に注目 が集まる。

一月二十九日(金)福留、あくまでショート

 「ショート用グラブ以外は持って来てません」と センイチ君の「一人二ポジション制」を真っ向から否定する 態度の大物ルーキー・福留(21)について、 この日沖縄入りしたセンイチ君が、 「福留はショート以外に使うつもりはない」 と注目発言した。 遊撃には名手・久慈(29)がいるが、 「久慈が二割八、九分打って三十盗塁くらいする選手なら外せんが、 チームの将来を考えたら誰だって福留を使う」と、 あくまで 福留のグッズ売り上げを優先 する構えで、 スター育成(=グッズ売り上げ増加)のために 未知数ルーキーと心中する覚悟だ。

一月三十日(土)武田、いきなり七十六球

 合同自主トレ最終日のこの日、 これまで何処で何をしていたのか誰も知らず、 どうせ外様という事で誰も気にもとめてなかった武田(33) がチームに初合流、メンバーに挨拶したあと、いきなりブルペンで七十六球を投げ込んだ。 「もう百二十球くらいは投げられるようになってる。 キャンプ中に二千五百球は投げるつもり」 とサラリと言ってのけた武田、 シーズンに入れば当然の如くセンイチ君に酷使される心構え も万全、竜投手陣へ熱い刺激を与えた。

一月三十日(土)沖縄キャンプ一軍メンバー

  二月一日から始まる沖縄キャンプの一軍・二軍の振り分けが決定、 一軍は北谷球場、二軍は読谷球場で始動する。 ルーキーではドラフト一位の福留(21)・二位の岩瀬(24)に加え、 三位の小笠原(22)も一軍スタートと さすがの明大出身振り を見せつけているが、加熱する内野のポジション争いの中、 契約更改の際「レギュラーで使ってほしい」 とブチ上げた南渕は 当然の如く二軍スタート となっており、 今年も代打専門で使うチームの方針を キャンプの時点で叩き込んでおく事も忘れていない。

一軍
投手捕手内野手外野手
11川上
十二日笠
13岩瀬
14今中
17サムソン
18武田
20宣
21正津
24遠藤
25門倉
26落合
28大塔
29前田
32島崎
34山本昌
43小笠原
47野口
53佐藤康
27中野
38鈴木
39中村
1福留
3立浪
4ゴメス
5渡辺
6久慈
22山崎
48井端
49種田
54神野
00山口
8李
37筒井
50音
56原田
58大西
99井上
二月一日〜三月三日、沖縄・北谷総合運動公園
宿泊先:「ホテルムーンビーチ」
沖縄県国頭郡恩納村前兼久一二〇三
二軍
投手捕手内野手外野手
16山田洋
19中山
30鶴田
33小山
42有働
45岸川
46古池
51井手元
32東瀬
61矢口
62宮越
63金森
64白坂
68川添
69呂
36藤井
44光山
65清水
67三輪
2荒木
7森野
9愛甲
31南渕
41鳥越
55安田
66高橋
0ショーゴー
23関川
35幕田
40益田
57蔵本
59仁平
60峰秀
二月一日〜三月八日、沖縄・平和の森野球場
宿泊先:「ローヤルホテル」
沖縄県中頭郡読谷村字楚辺一三一五


一月三十一日(日)福留、特注グラブ

 自主トレ中は「スローイングを見ればそのセンスが分かる。素晴らしい」と 補球技術のマズさをスローイングでカバーといったゴメス(31)並みの守備に不安説が出ている福留(21) だが、沖縄キャンプを前に、高代守備走塁コーチのすすめで指の部分が通常より二センチ長い特注グラブを発注した。 確か前も「飛距離に合わせて」という名目で三種類のバットを特注している福留だが、 技術云々よりまず道具に頼る その大物ルーキーらしい心構えに、 セリーグ他五球団からは「今年の中日は左打ちをしてれば何とかなる」との声も。

一月三十一日(日)怠慢走塁に罰金プラン

 昨シーズン終盤もヴェテラン陣のやる気ない走塁が試合で目立った中日だが、 指揮官・センイチ君はセリーグ最多の九十一盗塁にも 「走ったと言っても、それは控えの連中で稼いだもの」 とさすがに冷静、 「左中間、右中間を抜けたら必ずホームを狙う。 立浪、久慈、山崎…レギュラー陣がそういう走塁をしなければ」と、 敢えて一番怠慢走塁が目立っていた去年まで正捕手だったあの人(31) の名前を出さず、あくまで「レギュラー陣に」頑張って欲しいとの指令を出した。
         
DAILY DRAGONS NEWS !

前へ 次へ 目次