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○…勝利/●…敗北
九月一日(火) 中日、三連敗
広○5−3中● 中日先発・川上が七回に広島・ケサダに痛恨のツーランを浴び撃沈。 一点リードしている中日は 野口や山本昌なら根性で続投させる場面 もさすが川上だけには無理をさせたくないない 後輩思いのセンイチ君だけに前田にあっさりスイッチ、 ところが代わった前田がいきなりの二連打を浴びるなど乱調、 明らかに調子の悪いまま八回まで引っ張られ、 広島・金本に逆転のツーランを浴び中日は手痛い逆転負けを喫した。 この日の星野特急でセンイチ君は、ケサダのツーランを 「出会い頭の一発だったな」と川上を擁護する一方、 金本の逆転ツーランについては 「疲れているという見方もあるが、冗談じゃない。 一戦必勝の時にそんなこといってられないんだ」 と前田を手厳しく非難、 川上の新人王獲りを邪魔する者は味方でも容赦しない 構えを見せていた。 首位・横浜は読売に敗れゲーム差「二」は変わらず。
九月二日(水) 門倉粘投、連敗脱出!
広●1−3中○ 「お前はこういう(窮地の)ときこそ強いんだ」 というナインの激励に励まされたと言う中日先発・門倉が今日も 進んで窮地を作るいつものピッチング で初回からいきなり広島打線に三つの長短打を浴びるなど不安な立ち上がりだったが、 井上のファインプレーなど野手陣の守りに助けられここを無失点で切り抜け、 その後も打たれはするものの広島の怒濤の拙攻に助けられ八イニングを無失点と粘投。 打っては山崎・中村の両タケシのホームランなどで三点を奪い、 最後は宣が抑え中日は連敗を「三」でストップした。 センイチ君は「今日はアゴに尽きる!」とご機嫌で、 活躍すればするほど名前で呼んでもらえない門倉、 登録名変更もそう遠い先の話ではなさそうだ。 首位・横浜は読売に勝ち、ゲーム差は変わらず「二」のまま 四日からの直接対決三連戦に挑む。
九月四日(金) 首位決戦、緒戦は横浜に
中●2−5横○ 「横浜は(打線の)バブルでここまで来た。それが弾けるかどうかや」 と 誰もが思っていながら遠慮して言わなかったその言葉 をついに口に出し、打撃力のみ でここまで来た横浜を挑発したセンイチ君だが、 首位攻防三連戦の第一ラウンドは一対一のまま延長戦に入り、 落合が自らのエラーからガラガラガッシャンと音をたてて自滅、 投手力のみでここまで来た中日のバブルが弾けた格好となった。 これで首位・横浜とのゲーム差が「三」と拡がった中日だが、 センイチ君の意気込みがあらわれたのは四回、 走者・中根とキャッチャー中村の本塁突入クロスプレーで きわどいが間違いなくセーフである判定に、 主審が友寄だという理由だけで「アウトだろ!」と猛抗議、 この三連戦における審判団の心構えをきっちりと叩き込むのだけは忘れなかった。
センイチに心構えを叩き込まれる友寄主審
九月五日(土) 横浜に連敗
中●2−3横○ サムソン・川村の両先発共に立ち上がりが悪く序盤から乱打戦になると思われたが、 今年のセリーグのペナント争いを象徴するかのような怒濤の拙攻合戦 で両者弱っているピッチャーを攻めきれず、 二対一と中日がかろうじて一点リードする展開で迎えた七回、 中日三番手・日笠が二つの四死球でピンチを作ると、センイチ君はここですかさず 昨日大事な場面でKOされたばかりの落合を投入し、またも同じようにKOされ同点。 その学習能力の無さをナゴヤドームの四万観衆に見せつけたが、 八回には五番手の佐藤康がまたもエラーから負け越しとなる逆転打を浴びるなど、 結局誰が投げても打たれる 中日投手陣の崩壊振りは目を覆うばかりで、 首位・横浜に二連敗を喫し四ゲーム差と優勝にいよいよ赤信号が灯った中日、 そろそろ負けられない試合恒例・今中の志願登板 が飛び出すか。
九月六日(日) ガチョーン!横浜に三タテ!
中●0−2横○ 八月二十三日の同カードで 「関口に抑えられとるようじゃ優勝なんて程遠いわ」と断言したセンイチ君の その言葉通り、 横浜先発・関口に四安打無得点と完全におさえられ完封リレーを演じられた中日は、 優勝の二文字が遠く離れていく今季初の同一カード三連敗を首位・横浜に喫した。 横浜との直接対決残り八試合を残してゲーム差「五」と相当ヤバい感じになってしまった中日、 やはり横浜と残り十二試合を残しているヤクルトが終盤戦の鍵を握りそうな今、 あわててカツノリ受け容れの検討を開始 しているとかいないとか。
九月八日(火) 連敗脱出!
中○5−3神● 横浜との首位攻防戦悪夢の三タテから一日置いての最下位阪神との対決、 七番にルーキー井端、八番に二年目の中野と スタメンが発表されると同時に消化試合と判断したお客さんが一斉に席を立つ ような大胆オーダーで挑んだセンイチ君だったが、 三回、無死満塁から山崎・井上が外野フライの一本も打つことなく お家芸の無死満塁からの連続三振でチャンスを潰しにかかると、 プレッシャーのかかるこの場面で井端がプロ入り初ヒットを二点タイムリーで飾り、 貴重な勝ち越し点を決めた。 投げては先発・門倉が七回三分の一を二失点と中野のリードも上々で、 若い選手がセンイチ君の期待に応え再度巻き返しをはかりたい中日だが、 門倉降板のあとまだ八回なのにいきなり抑えの宣が出てくるあたり、 首位決戦でヘタを打った落合・佐藤康に昨夜何があったのか 気になるところ。
九月九日(水) 川上、今日も勝てず
中●2−3神○ 中日は序盤、山崎のツーランで二点を先制したものの、 中日先発・川上が五回に阪神打線につかまり、 阪神のルーキー坪井にタイムリーを浴びるなど、三点を失い沈んだ。 チームの勢いも急降下で新人王レースから一歩引き下がった格好の川上だが、 読売・高橋にだけは意地でもとらせない執念の失投で坪井の新人王を強力にプッシュ する姿勢は、 さすが転んでもただでは起きないと関係者を唸らさせている。 なお、この試合終了後、 ナゴヤドームライト側では中日ファンによる「メガホン遠投大会」が開催、 気がつけば後ろに二ゲーム差と読売の足音が聞こえ始めた中日だが、 ファンのレヴェルも読売に急接近だ。
九月十二日(土) 山本昌、八勝目!
読●1−3中○ しげお君解任報道が流れてから六連勝と波に乗っていた読売だが、 まさか本当に続投するとは思わなかった のか、電撃続投会見が行われたこの日は読売打線が気の抜けたバッティングですっかり沈黙。 読売先発・三沢もピッチャーの山本昌にツーアウトからタイムリーを打たれるなど完全崩壊で、 ここのところの連勝ですっかり天狗になった読売・堀内ヘッドが 「中日は数のうちに入ってないよ」 と言っていたその言葉通り、 読売は連勝の数字を増やす事が出来ず、中日が快勝した。 山本昌→落合→宣という必勝パターンでの久々の勝利にセンイチ君は 「うちらしさが戻ってきたな。満塁で点が取れないところとか」 と笑えないジョーク も飛び出すほど上機嫌、首位横浜とのゲーム差は「三・五」。
九月十三日(日) 山崎二連発、読売を粉砕!
読●4−7中○(ナマ観戦)
しげお君留任という今シーズン最大のミラクル を達成し既にこれといって話題のなくなった読売は今日も投打共に精彩を欠き、 小野→岡田が揃って中日・山崎に連続ホームランを浴び気持ちよく火だるまになるなど、 中日が序盤に大量七点をもぎ取り勝負を決めた。 中日先発・野口は制球が悪く、 試合中二度もボールを股間にヒットし男のロマンが下腹部にめり込んでいる中村タケシ が、三度のワイルドピッチにいずれも逃げ腰で後ろに反らし進塁を許すといった、 男として責めるわけにはいかない怠慢プレーでバッテリー共に不安のある内容だったもの、 大量リードに助けられ最後は落合→宣のリレーで中日が完勝した。 中日は対読売との対戦成績を十五勝十二敗とし、このカードの日程を終了。
対読売対戦成績
九月十五日(火) 野村監督、手のひら返し
ヤ●2−5中○(ナマ観戦)
ヤクルト対横浜三連戦を勝ち越したあと、 「(横浜イジメを)一番喜んでるのは読売やろ。 中日はもう終わってるんと違うか 」 とのヤクルト・野村監督の発言に、 「終わってるのはそっちだろう」 と言い放つ中日・山崎が七回、 怒りのスリーランでヤクルト先発・川崎を沈め、 九回裏に突入したところで台風五号による豪雨のため試合中止、 中日の勝ち逃げコールドゲームとなった。 試合後、野村監督は「九回裏に逆転サヨナラの予定やったけどな。 中日にはツキがある。優勝は中日や」 とつい三日前に「中日はもう終わってる」と放言した その同じ口で今度は中日をヨイショ。 この日、一部スポーツ紙で「野村監督解任、若松要請か」 と報道されにわかに周辺が慌ただしくなっている野村監督だが、 前回の発言で山崎を怒らせてしまった事について、 息子の新しい職場での人間関係 を大事にしたいというその細かい心配りに 神宮の杜も涙雨で濡れていた。
九月十六日(水) 中日、四連勝!
ヤ●2−5中○ ヤクルトは次の対横浜戦でのイヤガラセのためローテの石井一ではなくて渡辺久を先発に持ってきたが、 石井一だろうが渡辺久だろうが打てないという点ではそれほど変わらない竜打線 は六回まで六安打三四球でわずか一得点といつもながらのお寒い攻撃を展開、 ところが七回、関川が二点タイムリーを放ち、 ゴメス四球で二死満塁として、 今季ここまで 満塁で十四打席一安打という驚異的な数字を持つ球界一満塁に弱い山崎 が登場、 ヤクルト三番手・高津のシュートを引っかけ スカポンと打ち上げた当たりそこねのレフトフライは、 副島が絶妙に落下の目測をあやまる監督賞ものの判断ミス でポテンヒットに。 このところバッティング不調の副島だが、守備でカツノリを援護、 レギュラー定着を野村監督に強烈アピールだ。
九月十七日(木) 佐藤康、雨に泣く
ヤ○4x−3中● ヤクルトは次の対横浜戦でのイヤガラセのためローテの伊藤智ではなくて山部を先発に持ってきたが、 伊藤智だろうが山部だろうが打てないという点ではそれほど変わらない竜打線 は七回まで二安打と山部の前に完全に沈黙。 中日先発・サムソンも今日のピッチングは珍しく好調だったものの、 三回と七回にお家芸の 投げた直後にスタンドに飛び込むストレート を無造作に放り、稲葉と土橋に被弾。 しかし勢いに勝る中日は九回、山崎の同点ツーランで追いつくと、 ヤクルトはその裏の攻撃で代打・カツノリとあくまで中日の逆転優勝をプッシュする立場を強調。 しかし延長十回、 二死満塁で巧みに池山とすり代えられていた馬場をツーナッシングまで追い込みながら、 佐藤康が雨で土砂崩れを起こし四連続ボールで押し出し、 野村監督の厚意を無にしてしまった。
九月十九日(土) 李、一軍復帰!
中○3−2広●(ナマ観戦)
六月二十三日の阪神戦での故障以来戦列を離れていた李がこの日から復帰。 故障明けをいいことに体よくレフトに追いやられた李は、 レフト前に転がった当たりを 華麗なグラブ捌きで後ろにそらすといった故障前と何ら変わらない守備 でその復活をナゴヤドームのお客さんに堂々アピールすると、 攻撃ではヒットと送りバントで二塁に進むと、 加藤のワイルドピッチを瀬戸が後逸するのを見るや、 脇目もふらず二塁から三塁を蹴って本塁突入という 故障前と何ら変わらないイノシシのような走塁 を見せるなど「らしさ」を遺憾なく発揮、逆転優勝へ一縷の望みをつなぐ中日、 ここに来て敵・味方ともに厄介な存在 が帰ってきた。
九月二十日(日) 今中、一軍復帰!
中●4−7広○(ナマ観戦)
次からの横浜戦を見据え先発陣を温存したい中日は 二軍で幸せに暮らしていた今中 を一軍に上げるといった広島打線の情に訴える作戦に出たが、 これに応えるように広島は涙でボールがかすんで見えず凡打の山、 などということは全く無く ストレートの走らない今中はピッチャーの黒田にまでタイムリーを浴びるといった、 思わずロッテのユニフォームが重なって見えるほどの大変な投球内容 で二回三分の〇でKO。 全くいいところなく降板した今中について宮田ピッチングコーチは、 「久々の登板と、お客さんの多さに戸惑ったのかも」などと 初めて舞台にたった十六歳の娘さんみたいな事を言い出す始末で、 試合の方はいったん逆転したものの慌てて出した落合・前田がメッタ打ち、 気がつけばキャッチャーが中野だったりとチームの混乱ぶりが随所に顕れていた中日だが、 首位横浜とのゲーム差をこれで「四」として、二十二日からの直接対決に挑む。
九月二十三日(水) 中日、対横浜四連敗
横○6−2中● 前回の首位決戦三連戦ではエラーをきっかけに試合を落とし 「こういう大事な試合ではミスをした方が負けるんだ」 とセンイチ君に怒られてしまった中日選手陣だが、 この日もいきなりゴメスのエラーをきっかけに横浜に先制されると、 攻撃では二塁に井上を置いた場面でバッター野口が 送りバントすると見せかけ見逃し、 フェイントに引っかかったランナー井上が牽制死 といった味方をも騙すトリックプレーでチャンスを潰し、 序盤で試合の流れは決した。 九月に入った時点では 「うちは横浜との直接対決が十二試合も残ってるからな」 と残り試合数の多さに逆転優勝の望みを託していた中日だが、 これで四試合を消化して〇勝四敗と 残っている試合数だけ横浜の貯金が増えていく 一方。
九月二十四日(木) 横浜、マジック点灯!
横○7−1中● 七回までに七対〇と大量リードした横浜だが、 この場面で何と抑えのエース・ササキ様がブルペンに向かうと、試合中に 阿波野と祝勝会の打ち合せ を始めるなど好き放題。 横浜は駒田をのぞく全員安打、十八安打七得点の猛攻で中日を下した。 試合後、 「今日は力比べをして、相手に力がないと感じた」と ただ一人完璧に抑えられていた五タコの駒田までもが偉そうに言い出すなど、 すっかり調子に乗ってる横浜には待望のマジック「九」が点灯。 一方、百二十四試合目にしてついに自力優勝の消滅した中日は、 気がつけば背後に奇型オレンジうさぎの足音が。
九月二十七日(日) 川上、六回完封!
神●0−2中○ 中日は初回、 送りバントを挟む五連打でたった二点 といつも通りの効率の悪い攻めで何とか先取点を奪うと、 先発・川上が六回までに四安打無失点九奪三振と快投。 結局七回に降雨コールドで中日がまたも勝ち逃げ、 川上は十二勝目を飾った。 それにしても降りしきる雨の中、 最悪のグランドコンディションで五回終了後にいったん審判団協議しながら中止にせず、 七回表まで無理矢理引っ張ってから中止にするあたり、 いくら来季残留の決まった 大豊の年俸捻出のためにジェット風船の売り上げもおろそかに出来ない といった事情があるとはいえ、甲子園の空も大粒の涙を流していた。
九月二十九日(火) 門倉、完封!
広●0−1中○ かつては名手と呼ばれ五度のゴールデングラブ賞に輝きながら、今では とまぴょんと本気で正二塁手争いをしている広島・正田 が今日で引退。 中日の先発は九月に入ってから二度に渡りチームの連敗を止める活躍をしながら、 雨が続くとローテを飛ばされ気がつけば中十三日の門倉。 この門倉が広島打線を四安打無失点に抑える怪投で、 虎の子の一点を守りきり今季十勝目を完封勝利で飾った。 正田は先発スタメン二番で出場、四タコと終わったが、 大野さん引退の感動の余韻でここ数年あまりというか全く役に立ってなかった正田にさえ熱い涙とあたたかい拍手 が送られ、正田は試合終了後、 グラウンドを一周して広島ファンの声援に答えた。 中日は対広島戦の対戦成績を十四勝十三敗とし、このカードの日程を終了。
対広島対戦成績
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