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○…勝利/●…敗北
八月一日(土) 井上、四打点!
広●2−5中○ 広島先発・山内が初回に二つのフォアボールを出し、五番井上に簡単にスリーランホームランを浴びるといった、 ヒット一本で三失点と広島の現状を象徴するような景気の悪い立ち上がり で中日が先制、 三回には町田のエラーをきっかけに、一死一三塁でまたも回って来た井上がポカンと打ち上げた中飛に アウトカウントを勘違いした広島中堅・ケサダがバックホームを忘れる など、草野球顔負けのプレーで不調のピッチャーを野手がエラーで後押し。 中日自慢の貧打戦をもってしても広島の下降気流を止めることは出来ず、 両軍ともに七安打七残塁とチャンスを潰しまくる拙攻合戦だった割には、 知らないうちに五点も取ってた中日が勝利した。
八月二日(日) 中日、二連勝!
広●4−6中○ 三対四と中日リードで迎えた八回表、 広島は一点リードされている場面で 負けているにも関わらず大野さん(四十二歳)を投入し、 中日の情に訴える作戦に。 この試合の前日、広島・三村監督の今季限りでの退陣があらためて確認された事で、 もはや来年のなくなった三村采配により 敗戦処理のような使われ方をする大野さんの力投に、 井上が涙でボールが見えず打ち損ねの外野フライ、 山崎のセカンドゴロには広島・正田が涙でボールが見えずエラー、 中村タケシも涙でボールが見えずピッチャーゴロと凡退を繰り返す中、 ロッテから来た南淵だけは元気はつらつ無情のタイムリー を放ち追加点、広島にとどめを刺した。
八月四日(火) 野口完封、中日三連勝!
中○5−0ヤ●(ナマ観戦)
この日は中日打線にしては珍しくチャンスを確実にモノにする効率のいい攻めで、 七回までに伊藤智→加藤→廣田から長短打で五得点、 投げては先発・野口がヤクルト打線を四安打に封じ込め、 完封勝利でハーラートップタイの十勝目を挙げた。 試合後、センイチ君は 「クリーンアップの三人がよく打った。全打点をこの三人があげたものね。 この調子でさらに波に乗ってくれればいうことなしだ 」とご満悦も、 六回まで三タコでベンチに下げられた、この間まで四番を打っていた現在六番のあの人 については今日もノーコメントで、 夏休み・盆休みの親戚一同集合に向け、 筒井スタメンへの布石作りは着実に進んでいるようだ。
八月五日(水) 井上サヨナラ弾、中日四連勝!
中○2x−1ヤ●(ナマ観戦)
ここまで通算二十二イニング三分の一で一失点、味方の援護ゼロと ガルベスだったらとっくに味方にボールをぶつけている ほど運のないヤクルト先発・エーカーが、今日も八イニング一失点と好投しながら援護ゼロ。 中日・正津→前田のリレーに完封ペースと思われた九回、ヤクルト打線はこのところ 中継ぎが好投してるしてないに関わらず出されては無駄にピンチを拡げる落合 を打ち崩し、試合は延長戦に突入した。 そして迎えた延長十二回裏、 五番・井上のライトフェンスぎりぎりに飛び込む劇的なサヨナラホームランで試合は決着。 ヒーローインタビューで 「打った瞬間、ガッツポーズが飛び出しましたが、どんな気持ちでしたか?」 との問いに 「入らなかったらどうしようと思ってました」 と力強く答えた井上、 顔だけかと思ったらキャラクターも兄貴分・カズ山本(近)と同じ路線なのか、 今後の言動から目が離せない。
八月六日(木) 中日、今季初の延長負け
中●2−4ヤ○ 両軍あわせて十一人のピッチャーを繰り出した大乱戦は、 延長十一回、無死二塁からヤクルト・真中のピッチャー前バントを受けた前田が 間に合う三塁に投げると見せかけ投げず、 間に合わない一塁に投げやはり間に合わないといった 敵味方共にケムに撒くフェイント・プレーを見せ、 オールセーフのランナーを間髪いれず二点タイムリーでホームに返す久々に前田らしい崩れ振りで、 中日の連勝は「四」でストップした。 二試合連続の延長戦にセンイチ君は 「これだけ投手を浪費してたらいかん!」と声を荒げたが、 先発に正津・門倉と二日続けて完投能力のない先発を出しておきながら、 後先考えず中継ぎをバンバン使うその投手起用 に問題がある事は誰の目にも明らかで、 落合・日笠・前田・大塔といつ散ってもおかしくない夏の花火のような中継ぎ陣には、 この夏の肝試しとしてゾッとするような日々が続いている。
八月七日(金) 山本昌、KO
読○7−3中● ここのところ日笠・前田・大塔と連投で使った事で、 打たれても打たれても投げ続けさせられる姿が涙を誘う中日先発・山本昌 が六回三分の〇、五失点でようやくマウンドを降りると、 誰が投げても三連投のこの場面で指名されたのは ここで潰しても投手陣への影響がもっとも少ないと思われる大塔 だったが、さすがにここは打ち込まれ、試合にとどめを刺した。 山本昌KOでいわば捨てゲームとなってしまったこの試合、 あくまで日笠・前田を出さなかったあたりは翌日以降のゲームを見据えている気配がありありと感じられてはいたものの、 その割には ここ(負けゲーム)でしか出す場面がないと思われるこの日一軍登録された金髪ロン毛の彼 を最後まで出さなかったのは、 先発不足に悩む中日、ついにこの夏最大の大バクチが敢行されるのか。
八月八日(土) 落合、炎のセービング!
読●1−3中○ 中日二点リードで迎えた九回裏、二死から落合が連続ヒットで無駄にピンチを拡げるといった このところやたらよく見る光景 にセンイチ君は、珍しく自らマウンドに向かい落合にゲキを飛ばした。 その直後、代打・吉村の抜ければセンター前タイムリーという打球に 落合は自らの右足を犠牲にして打球の勢いを止めるガッツ溢れるプレーで内野ゴロに仕留め、 チームの連敗をストップした。 一歩間違えれば戦線離脱というこの危険なプレーに、落合は 「足の一本や二本、安いもんですよ」と センイチ君に鉄拳を食らい機嫌を損ねロッテに売られるよりはケガでもした方が遙かにマシ とでも言わんばかりに安堵の表情を見せていた。
八月九日(日) 平成の名勝負?
読○3−1中● 開幕から中日・川上に対し十六打席ノーヒットだった読売・高橋がこの日の第三打席、 ようやく川上から初ヒットを十三号ホームランで飾った。 この一発により、新人王争いを盛り上げるために今までどうしても 「カモ」という二文字が書けず 鬱憤のたまっていたマスコミ各紙は、こぞって「永遠のライバル!」「平成の名勝負!」 とこの川上vs高橋の対決を絶賛するといった既にストーブリーグ突入の読売にふさわしい熱狂ぶりを見せるなど、 今シーズン、残り試合の対川上との直接対決で高橋が 川上の打率を抜く事が出来るかどうか、 今後も「平成の名勝負」から目が離せない。
八月十一日(火) 山崎、通算九十九号!
中○2−1神● すっかり夏の風物詩となった「パウエル解雇」 がこの日阪神球団から発表。 元同僚の二年連続のシーズン途中解雇を聞いて気合いの入った他人事とは思えない山崎の 通算九十九号となるソロホームランが、この試合の決勝弾となった。 阪神は九回に無死三塁のチャンスを作ったものの、ここ一番で必要な八木が 「四番桧山と六番新庄の間」 という仕事のしようがない打順でスタメン出場 とあっては、 平塚→大豊→ハンセンといった 来季もチームにいる確率がどんどん低くなっていく 代打攻勢も全く迫力不足で、野口→宣のリレーに外野フライの一本も打つことなく切ってとられ終了した。
八月十二日(水) 門倉、完封!
中○6−0神● 五回裏中日の攻撃、中村タケシのツーベースから口火を切った竜打線は、 四球・四球・死球で押し出しのあと、 二死満塁から井上がスカポンと打ち上げたレフトフライを桧山が落球、 これが走者一掃のタイムリーとなるなど、 実質ヒット一本で四点といういかにも中日−阪神戦らしいお寒い決着 で中日が連勝した。最下位を独走する阪神はこれで勝率.359とイチロー(.396)の打率からも大きく離され、 今シーズンの目標を 鈴木タカノリ(.345)の打率に切り替えたとか。
八月十三日(木) サムソン、復活!
中○9−0神● 後半戦の切り札だった事など中日ファンも忘れていたサムソン がこの日一軍初先発。 来日当初のあの雑な投球が嘘のような豹変ぶりを見せ、 緩急自在のピッチングで阪神打線を五回までパーフェクトに抑える怪投を見せた。 この信じられない光景に、観客席のあちこちから 「あれは誰だ?」「背番号十七をつけてるようだが」「平田?」 と今マウンドでサムのヅラを被って投げているあの剛腕投手は誰だ といった疑問が持ち上がったが、 六イニングを内野安打二で勝利投手となり、ヒーローインタビューに 「まだ六十パーセントの出来です」 と答えた瞬間、 来日当時から全然増えていないその数字で虚勢を張る相変わらずの姿に 誰もが「あ、サムソンだ」と納得した。
八月十四日(金) 種田、サヨナラ打!
中○6x−5広● 六回に緒方の満塁ホームランでリードした広島は、 七回途中から先発要員の高橋建がスクランブル登板するなど必勝態勢、 に一瞬思えたが、好投の高橋建をあっさり代え八回から出てきた 確か一イニング限定だったはずの小林幹英 が二イニング目である九回にガラガラドッカンと音をたてて崩れ、 九回裏にゴメスの同点タイムリー&種田の逆転タイムリーが飛び出し、 中日は劇的なサヨナラ勝ちで四連勝、首位・横浜とのゲーム差を「三」とした。 まさかのサヨナラ敗戦に広島・三村監督は 「やりようがないね。幹英は開幕当時の勢いがない」と 開幕当時、勢いにまかせて酷使し潰してしまったのは誰か については無関心を決めこんでいた。
八月十五日(土) 中日、連勝ストップ
中●4−2広○ 中日先発・山田洋が一回三分の一、四失点で早々とKO。 その後、日笠→大塔→佐藤康→正津→前田と マウンド上に一番長くいたのが宮田コーチ といった小刻みな投手リレーで広島打線を三回以降無失点に抑えたが、 今季初の五連勝への六度目のチャレンジはまたも失敗に終わった。 試合後、センイチ君は「気迫が足らん!気迫だ!」 とついこの間まで「優勝は意識せずに、ミスをしない野球を」 と言っていたその同じ口で根性野球を宣言、 「チェンジ」を推奨しながら結局最後はいつもの「気迫で勝負」に落ち着いてしまうあたり、 横浜とのゲーム差が「三」となった事でわき出る色気は隠しきれない。
八月十六日(日) 佐藤球団社長、問題発言削除
中●1−3広○ 過去に横浜・鈴木タカノリが「ナゴヤドームは飛ばないボールを使ってる」、 ササキ様が「中日は球種を盗み、コーチがサインで送っている」 と実に男らしくない発言をした事について、 中日・佐藤球団社長がオフィシャルホームページの同社長のコラムで横浜選手に社会人たる者の言動のあり方を注意するメッセージを送った。 ところがこの発言について、多くの横浜ファンから「不愉快だ!」 とのクレームが殺到、該当発言は削除された。 本来は中日ファンとのコミュニケーションを目的としたこのコラム、 横浜ファンの乱入により今後は他球団ファンの顔色を伺いながらの 星野特急以上の建て前コラム になり下がってしまうのは必至だが、該当発言には 「横浜の選手に比べ、中日の選手は紳士である」といった 泥酔していたとしか思えない発言 もあったりしただけに、中日ファンにはフォローのしようがなかった。
八月十八日(火) 中日、サヨナラ負けで三連敗
ヤ○7x−5中● 序盤に大量五点をリードした中日だったが、六回、 週末の横浜戦を見据え先発・野口があっさりマウンドを降りると、 明らかに調子のよくない大塔・落合が打ち込まれ、見る見る間に同点に追いつかれると、 いつの間にか五番にピッチャーを入れてる得点力皆無の中日打線 では追い上げなど出来るはずもなく、 延長十回裏、 日笠がヤクルトの股裂け怪人・アンソニーにサヨナラツーランを浴び、 中日は悪夢の逆転サヨナラ負けを喫した。 試合後、センイチ君は 「打線が点を取りすぎてびっくりしたのかな」 と中継ぎ投手陣の油断を叱咤していたが、 五点リードに油断して舞い上がっていたのはセンちゃんキミだ との声がどこぞかしこから。
八月十九日(水) 中日、連敗脱出!
ヤ●3−5中○ 「野村監督は中日へ恩を売っておいて、来年カツノリを引き取らせるつもりじゃないのか?」 といった サチヨ夫人なら本気でやりそうな背筋の寒い噂 を緒戦のサヨナラ勝ちで払拭したヤクルトだが、 この日も先制されながら六回に池山のタイムリーで同点に追いつくなど押せ押せで、 中日先発・門倉がすかさず古田に お互いの立場を理解しあおうとボールによる説得 を試みたが、話し合いは失敗に終わり、この回ヤクルトは三点を奪い逆転した。 しかし七回、中日が関川・ゴメスのタイムリーなどで再逆転すると、 ヤクルトは古田に代打・小早川を送るといった事実上の白旗宣言。 ふと気がつけばカツノリがマスクをかぶっているあたりはさすが 転んでもタダでは起きない野村監督、 一軍試合出場数を看板に息子の就職活動にも余念がない。
八月二十日(木) 正津、完投勝利!
ヤ●2−8中○ 明日から始まる横浜との首位攻防三連戦を前に、 中日のルーキー・正津がプロ入り初完投で景気をつけた。 センイチ君は「(八回、二死二三塁で)アンソニーのところで交代もあったんだけどな。 でもここで代えたら苦手意識が出来る」 と継投マニアの首位と三位のチームの監督をチクリ と皮肉ったが、その裏には 気がつけば前田がここ五試合連続登板 していたり、落合がこのところじわじわと悪くなっている事もあり、 代えるピッチャーがいなかっただけ といったお寒い投手事情が絡んでいるのは周知の事実で、 「今季消耗Pグランプリ」はシーズン前半トップだった落合を押さえ、 後半は正津と前田のマッチレースになりそうだ。
八月二十一日(金) 大西、ササキ様KOも
横○5x−4中●(ナマ観戦)
首位攻防第一ラウンド。四対二と横浜リードで迎えた九回、 満場の「ササキ様コール」に包まれ登場した大魔人を粉砕したのは、 確かダービーを人気薄の馬で逃げ切ったジョッキーと同じ名字の人 とのイメージしかない大西の一振りだった。 大西の同点ツーランで試合は延長戦に突入すると、 両軍共に首位決戦にふさわしい明日などないかのような投手リレーを展開、 中日は最後は ここ七試合で六度目の登板になる前田 まで繰りだしたが、さすがにここのところの連投で弱ったか、 前田は暴投・フォアボールなどでじわじわと自分の首を締め二死満塁、 満塁男の駒田にカキーンといいやつをもらいサヨナラ負けを喫した。
八月二十二日(土) サムソン、非情の降板
横●3−4中○(ナマ観戦)
四回までにふたつの三者連続三振を含む七奪三振と好調の中日先発・サムソンが、 五回につかまった。 一点差で二死一塁、あと一人で勝利投手の権利というところで センイチ君は非情にピッチャーを大塔に交代。 「あと一人?何があと一人だ。そんなことを言える状況じゃないだろ」 というセンイチ君のこの継投に大塔が応えこのピンチを切り抜けると、 その後は前田→落合と 今年のV争いに殉死する覚悟を決めた漢たちの熱い投手リレー。 しかし八回、落合がツーベースを浴び二死二塁でバッターは鈴木タカノリ、 すわ宣投入と思われた場面でセンイチ君は自らマウンドに上がり、 「絶対代えんからな!鈴木で勝負しろ」 と パツ金ロン毛のPと肘にサファイヤを埋め込んだPへの その好き嫌いが露骨にあらわれた対応の違い を見せ落合続投を指示。落合はこのピンチを見事切り抜け、 最後は宣が九回をきっちり締めて一点差を逃げ切った。
八月二十三日(日) 野口、横浜に五連勝!
横●1−4中○ 横浜・高木打撃コーチの「三振してもいい。低目の変化球には手を出すな」 という指示の 「三振してもいい」という部分のみを忠実に守った 横浜マシンガン打線が中日先発・野口相手に八回まで十一三振。 中日は七回、一死満塁の場面で 来月発売のCD「燃えドラ98」の歌詞で四番が内定してご機嫌の六番山崎 が逆転の三点タイムリーを放ち、これが決勝打となった。 センイチ君は鮮やかな逆転劇に、 「(横浜先発・関口は)おかしくなると思っていたよ。 関口に抑えられとるようじゃ優勝なんて程遠いわ」 と、その関口に六回まで一安打に抑えられていた事実などはるか昔の出来事のようにご満悦。
八月二十五日(火) 中日、最速六十勝!
○中3−2読● 二対二の同点で迎えた八回裏中日の攻撃、 関川がボテボテのサードゴロを気迫のヘッドスライディグで出塁すると、 続くゴメスのレフト前ヒットには三塁を陥れる好走塁。 一死一三塁の場面で迎えるバッター山崎は、読売捕手・村田に 「村田さん、 (ただいま絶好調のこの俺様・山崎武司と)勝負するんですか?」 と分かり切った質問を投げかけ村田を動揺させると、 このところ口の軽さでヘタばかり打ってる村田 は馬鹿正直に「勝負、勝負」と返答。 山崎はこれで狙い球をストレートに絞り、 西山の真っ向勝負の馬鹿正直ストレートを見事に右に流し打ち、 これが決勝タイムリーとなった。 この日は横浜も阪神に勝利、ゲーム差「二」は変わらず。
八月二十六日(水) 桑田を打ち崩せず
●中1−3読○ 読売ローテPの最後の生き残り・桑田が先発、 昨日の試合でゴメスの狙いすました殺人タックルで ムチ打ちになった村田の欠場によりキャッチャー吉原という 悲壮感漂う読売バッテリーは、 初回に関川にタイムリーを浴びると、 次の打席ですかさず関川スナイプ といった素早い対応を見せ、八回まで中日打線を五安打一失点におさえる好投。 中日は六回に門倉がいつも通り四球から崩れ、この回三点を奪われ逆転負けを喫した。 試合後、中日・水谷打撃コーチは 「球審がストライクを低めにとっていて、 桑田にうまくそこに集められた」 と、 今日の球審が渡田である以上そんな事は最初から分かっていた はずなのに、 球審のローテを読めずコントロールの悪い門倉を先発させてしまった事を悔やんでいた。 首位・横浜は阪神に敗れ、ゲーム差「二」は変わらず。
八月二十七日(木) 竜猛追!横浜に一差!
○中4−0読● 初回からいきなり川相の明らかなスリーフィートオーバー走塁をセーフにした 未だにメークミラクルを手助けしようとする諦めの悪い酒井三塁塁審 をすかさずセンイチ君が追い込みに。 センイチ君はおよそ十分に渡り酒井塁審に説教をくれたあと、 回が終わってから更にもう一度三塁に行き説教する事で、 井野球審に見えないプレッシャーを与え牽制。 さらにセンイチ君は、 選手が怖がるからやめてくれと宮田コーチに言われて自粛していたマウンド行き を三回と六回の二度に渡って敢行、 山本昌に説教をいれピンチを三振で切り抜けさせるなど シーズン終了後に行われるであろう「ドラゴンズ優勝特番」を意識した自分の画像作り にも余念がなく、山本昌→落合→宣の盤石の完封リレーで読売を下した。 首位・横浜は阪神に二連敗、ゲーム差は一に。
センイチに説教される酒井塁審
八月二十九日(土) ダブルえいじ、KO
中●6−10ヤ○ 中日先発・サムソンが三回、 二死からゴメスの悪送球エラーをきっかけにガラガラガッシャンと音をたてて崩れ五失点。 試合は決まったかと思われたが、その後山崎のツーランなどで七回までに六対五と試合をひっくり返した。 ところが八回、 中日は前田をアンソニーのワンポイントで使うという超豪華継投 を見せ、必勝を期して出した落合・正津が打ち込まれ一瞬にしてマウンドを火の海に。 八・九回だけで五失点というド派手な継投失敗で再逆転負けを喫した。 試合後、センイチ君は 「中継ぎは命の綱だ。その命の綱がプッツンした」 と 命綱プッツンのハサミを入れた本人自ら 敗因分析。横浜・権藤監督の 「最後は監督の采配勝負でしょう」 とのコメントを相当意識しているセンイチ君、 このところ継投がしげお君化してないか、 と物騒な噂が流れている。 首位・横浜は広島に敗れゲーム差は一・五。
八月三十日(日) 野口、十二イニング目で沈没
中●3−5ヤ○ 「普通のピッチャーならあの球数は無理。 気力が充実させていたから続投させたんだ。 (甲子園で二百五十球を投げた)横浜高の 松坂になった気持ちで投げろ」 と、いよいよ 理論派の宮田コーチまで訳のわからない事を言い出した 優勝に目がくらみ足元もおぼつかない中日スタッフだが、 「ドラゴンズ優勝特番」の名場面作りのために 二百三球も投げさせられた中日先発・野口が十二回、 ついに味方の援護のないままヤクルト・アンソニーに決勝タイムリーを浴び力尽きた。 これで試合の無かった首位・横浜との差は二ゲームとなったが、 逆転優勝へ向けて山あり・谷ありの過剰な演出が続いている中日、 あまりにドラマチックな演出にファンの間では、 百三十五試合目に今中の志願登板 がありはしないかとの怖い噂も。 DAILY DRAGONS NEWS ! |