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ブルー・バレンタイン


今年も気持ちブルーなバレンタインの季節がやって来ましたね! せいぜいチョコとか上げたり貰ったりしてイチャイチャするがいいさ全国のバカップルたちよ! でもその幸せも長くは続かないぜ! 永遠の愛なんてないんだぜ! 今が楽しければ楽しいほど別れるときはグチャグチャのドロドロだぜ! そのときのために今をせいぜい楽しむがいいぜ!ヒャッハー!!

何かあったんですか。>俺

えっと、『ブルーバレンタイン』って映画がありまして。 もうすっかり倦怠期になった夫婦、っていうか片方の愛情がすっかり冷めてしまって、 何をやってもうまくいかない、かみ合わない、 やり直そうとしてるのにいつも傷つけあってしまう、 そんな夫婦の物語です。
こういう映画はバレンタインの日にカップルで観るのがおススメです! そして思い知れ! お前らもいずれはこうなるってことを! 今がどれだけ楽しくたって最後は泥沼さ! 上がれば上がるほど落ちるときの落差はデカいぜ! ヒャッハー!!

落ち着け。>俺

愛し合って結婚した男女が、 生活するうちにお互いの大事にするものが違っていく。 女は仕事で成功しようとし、男は家庭を守ろうとする。 女は男にも向上心を持って成功してもらいたいと思っている。 でも男はそれに気づかず、今の生活を守ることが夫婦の幸せだと思っている。
女が求めてるのはそんなことじゃない! 一緒にいるだけで幸せ、なんてのは最初だけです! 結婚して努力することを止めてしまった人、相手が何を求めてるか気づかない人は、 いつの間にかギクシャクしている夫婦仲を相手のせいにします。 「どうして俺の気持ちを分かってくれないんだ!」と。

でもそうじゃない! 相手が自分の気持ちを分からないんじゃなく、 自分が相手の気持ちを分かっていないんです!

もっと自分を高めろ! 相手が自分にどんな姿を求めているか考えろ! 毎日だらだらネットやって、ツイッターやって、 映画DVD観て、プロ野球観てるばかりじゃ、誰ひとり幸せに出来ませんよ! ちょっと待て!なんで俺批判になってる!

人は自分の気持ちを分かってほしいとは思うけれど、 相手の気持ちを知ろうとはしません。 だから空回りする。 中日のファンサービス部みたいなもんですよ。


(2012.2.2)

原題Blue Valentine
邦題ブルー・バレンタイン
公開/製作2010年/アメリカ
出演 ライアン・ゴズリング(ディーン)、ミシェル・ウィリアムズ(シンディ)
監督デレク・シアンフランセ

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