INDEX

ブラック・スワン


人は誰もが二面性を思っています! 誰でも程度の差はあれ二重人格です! 僕の中にも「白ヨウゾウ」と「黒ヨウゾウ」がいますしね!(別に隠してませんが!) (隠せ!)
『ブラック・スワン』は純粋無垢な白白鳥のナタリー・ポートマンが(白白鳥?) 自分の中の黒いスワンを呼び出すお話です。

ちなみに白ヨウゾウと黒ヨウゾウは 同じものを見てもきれいなことを言う俺と口汚いことを言う俺がいるっていう 明らかな人格崩壊ですけど(同じ采配なのに日によって高木さんをかばったり叩いたり!) (どっちが本当のお前だ!)(どっちも本当の俺ですよ!)、 ナタリー・ポートマンの二重人格はちょっと違うんですね。 言ってみれば「子供のナタリー・ポートマン」と「大人のナタリー・ポートマン」 という、時系列的に違う二人の二重人格みたいなのです。

まあ言ってみれば童貞前の男と童貞捨てた後の男みたいなもんですよ! 同じ人物なのに、明らかに性格が変わるでしょう! (女の人は分かりませんが、男は変わるのです!)
童貞捨てた朝は「さようなら昨日までの俺、そしてこんにちは今日からの俺!」 ですよ!(って言っても俺まだ童貞だから人から聞いた話ですけどね!)

清楚で可憐な少女役ばかり演じてきた白スワンの目の前に、 ある日突然アバズレ淫乱女の黒スワンが現れる。 これ、童貞生活を続けていて、 夏休みが過ぎたら突然周りがみんな大人になっていて、 自分がクラスで取り残される感覚ですよ! そして自分の中で「童貞でない俺」が現れて、 「まあ俺も夏休み中に男になったけどさ」 なんて言わせるんですよ!なってないのに! もう一つの人格が芽生えるんですよ! 童貞な俺と童貞でない俺が!(童貞童貞うるさいわ!) (童貞村の村長か!)

童貞でない俺は大人ぶって口ではさんざん経験豊富なふりをして無理をします。 そして本当は童貞な俺との間に挟まれ葛藤するのです。 そのうちやがてどっちの自分が本当の自分か分からなくなって、崩壊するんですね! 二重人格の誕生です!

そして自分の中の「非童貞」が勝ったとき、脳は本当に記憶を入れ替えてしまって、 「やったつもり」が「やった」になり、 たとえ本当は童貞でも「童貞でない自分」が新生するのですよ! すばらしい!

なんか前にAMラジオの番組で女性アナウンサーが 「童貞でも気にしないで!」って言ってましたが! 竹内香苗ですが!

大きなお世話ですよ!
男は自分の脳内で童貞を捨てることが出来るのです!

(2012.9.23)

原題Black Swan
邦題ブラック・スワン
公開/製作2010年/アメリカ
出演 ナタリー・ポートマン(ニナ)、ミラ・キュニス(リリー)
監督ダーレン・アロノフスキー

INDEX