男女のカップルが逃避行の途中で人をバンバンババン番場蛮と殺しまくる! (誰や番場蛮て!)(かまやつひろしの本名です!) それが『ナチュラル・ボーン・キラーズ』ですが!(違います!)(違いません!) (番場蛮がかまやつひろしの本名ってのはウソです!) (かまやつひろしの本名は田原総一朗です!)(違います!) まあ日本でも“ヤンキー暴力もの”ってジャンルは安定した人気ですよね。 『シュガーレス』とか『クローバー』とか『TWO突風!』とか 『京四郎』とか! (あえて皆さんの知らない 少年チャンピオンの連載タイトルを並べてみました!) (チャンピオン面白いですよ!) (いやあんまり面白い漫画は多くないけど) (どっちや!) (面白くない漫画が多いところが面白いのです!分かるでしょうこの気持ち!) (分からん!) よく言われる「不良かっこいい」「ヤンキーかっこいい」もの、 現実世界にリーゼントの高校生が皆無としても、 ヤンキー漫画の世界ではリーゼントは未だ健在です! (千葉方面には今でも大量にいるという噂も聞きます!) 『湘南爆走族』や『ヤンキー烈風隊』の時代と寸分変わらないノリで、 今でもヤンキーは徒党を組んで、 番長(「アタマ」とか「トップ」とか言い方が変わってます)がいて、 他校の生徒と町で目と目が合えば殴り合いが始まって、 血と暴力の日々を過ごしているのです! (ウソのようだが現実の話なのだ!)(だって漫画で読んだもん!) (描いてる漫画家がどの世代かは知りませんが!) 時代が変わってもヤンキー漫画は無くならない! しかも何十年も前から内容はほとんど一緒! ケンカばっかしてるうちに「正義の暴力」と「歪んだ暴力」が出てきて、 殴りあったあとには友情が芽生えて、 元敵同士ツルんだりしてグループがどんどん大きくなって、 「俺たちバカだから難しいことはよく分かんねえ、 けど死んだようなこの学校生活の中で、強敵(とも)と殴り合うこの瞬間だけが、 生きてるって感じがするんだ!」 って何だか爽やかな青春スポーツ漫画みたいになってる! ヤンキー漫画の八割はそんなストーリーです! いや九割はそんなストーリーです! そんな感じでヤンキー漫画が大好きな日本人ですが (「ヤンキーかっこいい漫画」が大嫌いな人もたくさんいますが)、 アメリカでもやっぱり不良(ワル)映画は人気なようで、 日本だとヤンキーは木刀で高校生ぶん殴ったりしてますが アメリカだとこれが銃になるんですね! (銃だからタイマン張ったあとでもダチになりません!) (タイマン張ったらどっちか死ぬから!) 『ナチュラル・ボーン・キラーズ』の主人公、 暴力大好きミッキー&マロリーは あちこちで人を殺しまくってるのに全米の人気者となります! そしてアイドル・スター並みの人気となった二人を、 大人たちは金儲けに利用しようとします! 何とかというライターは二人の伝記を出版しようとし、 何とかというリポーターはテレビ番組で彼らの特集を組みます! ああ! 凶悪殺人鬼でさえマスコミは商売に利用する! (そしてそれを映画にしてハリウッドは110億の興行収入を得る!) 若者の暴力に眉をひそめる振りをして、 それをどうにか自分たちの利益に結びつけようと企むファッキン大人たち! そういえば日本のヤンキー漫画も「暴力描写は青少年の教育にケシカラン!」 と規制法案を作った (日本の青少年を漫画とリアルをはき違えるようなバカばっかりだと思ってる) バカな知事がいましたね! (でも実際法案は通しましたが、作っただけで実際に規制はしてないようです) (実施されてればチャンピオンなんかとっくに廃刊です!) (「暴力」を「政治力」に置き換えただけでやってることはヤンキー漫画と同じ!) (「破壊すること」「人と違うことをして目立ちたい」ってまさにヤンキー・スピリッツです!) というわけで、今日の結論は「青少年の教育によくないもの」を規制するなら、 真っ先に石原慎太郎を規制しろ! という話でした! ちんこで障子破ってんじゃねえぞ!(ミッキー&マロニーもそこまで凶悪じゃなかった!)
(2012.11.30)
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原題 | Natural Born Killers |
邦題 | ナチュラル・ボーン・キラーズ |
公開/製作 | 1994年/アメリカ |
出演 | Tウディ・ハレルソン(ミッキー)、ジュリエット・ルイス(マロリー) |
監督 | オリヴァー・ストーン |