簡単に言えば日本語の不自由な元プロ野球関係者が陸上選手に向かって 「カール、ヘイ・カール!」 って叫び続けるって話です。1時間半も叫び続けるなんてすごいぜミスター! 付き合ってる相手や結婚相手に対し、 「もしかして俺はこいつの夢を奪ってしまってるのではないか」 「こいつの夢をかなえたいのに!俺は何も出来ないダメ人間だ!」 「俺なんかいない方がマシなんだ!もうダメだよドラえもん!」 っていう恐怖は常に心の隅の方にありますよね。ありませんか。ないならいいですけど。 自分のようなダメな人間と一緒に過ごす事で僕の大事なあの人は何かを犠牲にしてしまっているんじゃないだろうか。 生活というウスノロのために大切なものを捨てさせてしまってはいないか。 ああ、俺は足を引っ張っている! 本当に相手のことを思うなら、俺は身を引くべきなんだ! ファック・俺! そういう葛藤、苦悩は、異性と付き合ったことのある人なら誰もが思ったことがあると思うのです。 あ、こんな時間にネットしてるヒマでモテない人なんて異性と付き合った事ある訳ないですよね! じゃあ思ったことないか。 メンゴメンゴ! 話題を変えます! さて、カールじいさんってのは、 カールばあさんに先立たれてしまって生きててもあんまりいいことなくなってしまった老い先短いファッキンじじいなんですけど (ばあさんの名前はカールじゃなかったかも知れません)、 ばあさんが死んだあとも昔の思い出ばっかり引きずってる、何とも女々しいじじいなんですよ。 (あ、ごめんなさい僕はときどき「女々しい」という言葉を使うときがありますが女性蔑視じゃないですよ他意はありません) (だって「女々しい女」なんて聞いたことないでしょう!女々しいのは男だけです!) (まったくいつも言い訳がましい女々しいテキスト書きやがって) (俺のことカーーー!) でも、カールばあさんって(だからカールばあさんって名前じゃねえよ) 凄いキュートでファニーなファンキー娘なんですよ。 オープニングでじいさんとばあさんの若い頃のエピソードが出るんですが僕のハートは胸キュンでした! 超カワイイ! じじいが未練たらしく引きずる気持ちも分かります! 愛してるぜカールばあさん! カールじいさんにシット! でもね、カール。 カール! カール? ヘイ・カール!(ガン無視) もうばあさんはいないんだぜ? 残りの人生、神様にファックされるまで古ぼけた思い出アルバムだけを見て生きるのかい? あるいは、老い先短い人生と知りながら新たな人生の一歩を踏み出すか! ユー・チョイス! ステイ・オア・ヒット! この『カールじいさんの空飛ぶ家』という映画は、 落合監督のいなくなったチームに対し、ドラゴンズファンへひとつの選択を迫っているのです。 もう来シーズンも始まります。 いつまで前監督のことを引きずっているのか! どんなに過去を振り返ってみても、愚痴や泣き言を言ってみても、怒っても、叫んでも、 いなくなった人はもう戻らない! いつまでも未練たらしく過去にしがみつくのか! ユー!? いつまでも落合時代の旧ユニフォームを着て、 球場に行くのか! ユー!? ま、僕は落合時代のユニ着て球場行きますけどね。 女々しくて結構。 「新しい風」? ファッキン・ウインド!
(2012.1.5)
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原題 | Up |
邦題 | カールじいさんの空飛ぶ家 |
公開/製作 | 2009年/アメリカ |
出演 | アニメーション |
監督 | ピート・ドクター ボブ・ピーターソン |