レピッシュのキーボーディスト・上田現のソロで 『それが僕の出した結論』って曲が僕はとても好きなんですよ! (現ちゃんのラスト・アルバム『アトラス』に収録されています) (現ちゃん最高!)
人違いと知りながら 僕は「そうだね」って答えた こういうことありますよね!(ないか) (僕はありますよ) (球場とかで「あ、ヨウゾウさん久しぶり!」 って声かけられて「おいっす!久しぶりっす!」って笑顔で答える! てかそいつのこと絶対知らないし人違いだと思うんだけど) (なんで「ヨウゾウ」って名前知ってるか知らないけど) (おい人違いじゃねえじゃんそれ) (人違いです!) (だって俺の記憶にないもん)(ひどい) でも人違いだとしても、僕は知り合いのふりをします。 そこで「あんた誰だっけ?」って言ったところで、 俺にもそいつにも全然メリットないから! そこは「やあ、久しぶり!」って言っておいた方が面倒くさいことがなくていいんですよ! (面倒くさいことって何だ!)
ずっとずっと悲しい だから幽霊は泣くのさ もしも僕のことすべて 君が忘れたら 「はじめまして」って言われたら ものすごく ものすごく 僕だって悲しい 幽霊は何故泣くのか。 悲しいから泣くのです。 なぜ悲しいのか。 大好きな人たちと別の世界になってしまって、 一緒にいられない、 自分の存在が「なかったこと」になってしまって やがて人々の記憶からなくなってしまうのが辛いから泣くのです。 誰だって無視されたら悲しい。会社で、学校で、家庭で、 自分の存在が空気だったら、僕はとても悲しいです。 生きている意味を疑ってしまいます。 (空気は必要なものだけど!)(そういう話をしてるんじゃない) それは幽霊だって同じことで、 たいていの人は幽霊を見たら「ぎゃー!」「おばけー!」と言って逃げ出すでしょう。 幽霊というだけで嫌悪の対象であり、 幽霊というだけで仲良くなれません。 でも、それはあまりにも幽霊の立場を蔑ろにしてるんじゃないですか? 幽霊だって生きているんだ!(いや、死んでる) 僕たちが独りぽっちになると寂しいように、幽霊だって寂しいのです。 違う価値観の人たちの中に放り込まれたときに疎外感を感じるように、 幽霊だって間違って迷い込んだ現実世界(生者の世界)の中で疎外感を感じてるのです。 だから僕は、もし目の前に幽霊があらわれたら、 「よう、久しぶり!」って明るく声をかけるような人間になりたい。 「ぎゃー!」「おばけー!」とか叫んで逃げ出したら、 幽霊だって悲しくて切なくて苦しいと思うのです。 ホラー映画なんかを観てると、幽霊だというだけで邪険に扱い、勝手に恐怖して、 邪魔者扱いで自分たちのいる世界から排除しようとする人たちの姿勢に、 僕は幽霊の立場に立ってとても悲しい気分になるのです。 誰も独りにはなりたくない。それは幽霊だって同じだ。 人種差別や学歴差別、男女差別や身体差別が悪い結果しか生まないように、 生者だとか死者だとか、そんなことで人(幽霊)を差別してはいけません! 映画『シックス・センス』は幽霊が見える少年の話ですが、 人はもっと幽霊と仲良くなるべきだと思います! そういう意味ではこの少年は、幽霊と人間をつなぐルイス通訳のような大事な人です! (誰やルイス通訳って!)
(2012.11.13)
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原題 | The Sixth Sense |
邦題 | シックス・センス |
公開/製作 | 1999年/アメリカ |
出演 | ハーレイ・ジョエル・オスメント(コール)、ブルース・ウィリス(マルコム) |
監督 | M・ナイト・シャマラン |