非通知設定で電話とったら土地だのマンションだのとまくし立てられファッキュー・ビッチ! って叫びながら電話切ったことありますか?ありますよね!(僕はないですけど) んでもって職場にまで電話かかって来て 「いまお時間ありますか?」 「いまぁ、忙しいのでぇ…(チッ)」 「いつならよろしいですか?」 「いつでもよろしくないですッ!(ガシャン!)」 ってわざと大きな音立てて電話切るってよくありませんか?ありますよね!(僕はないですが) あちこち無差別に電話かけてきやがるマザファッキン営業野郎には呪いの言葉をかけたくなりますよね! (僕はなりませんが) 映画『摩天楼を夢みて』は、そんな営業野郎たちのお話です。 毎日寝る間も惜しまず勧誘テレフォン、顧客の家に足しげく通い訪問セールス、 懸命に不動産を売ろうとするけれども、売れない。 世の中不景気ですもんね。ナゴヤドームのシーズンシートだって売れないのに土地なんて売れるわけありません。 そして本社の人間に口汚く罵られ、 「成績の悪かったものはクビだ!」 と最後通牒を受ける。 そしてにっちもさっちもいかなくなった営業マンは、犯罪に手を染め… 電話セールスとかしねばいいのに。そんな風に思ってた時期が、俺にもありました。 でもあれなんですよ。どれですか。それです。 このファッキン不景気でしばらく無職だった僕の友達がいたんですが、 やっぱ無職だとこの四角いコンクリートジャングル・東京じゃ暮らしていけないってことに気づいて、 電話セールスの仕事についたんですよ。 そこでは朝から晩まで電話!電話!電話! 他人の仕事の邪魔して、怒鳴られて、知らない人に説教されて、見下されて、蔑まれて、汚い言葉をかけられて。 100回かけたくらいじゃ客なんて釣れません(釣れるって言うな)、 1000回かけて1本当たるかどうかの世界。 人にいやがられる仕事。でも、1000人に1人くらいは喜んでくれる人かも知れない。 そのひとりを捕まえるために999人のハズレに迷惑電話をかける。 だってイヤでも客つかまえないと給料もらえないんだから! 給料もらえないとメシ食えないんだから! メシが食えないと人間は死んじゃうんだから! 電話セールスって学歴も年齢も性別も関係ない、この腐った社会の中では数少ない就職条件に差別のない職種じゃないですか。 運転免許もってないとダメ、大学出てないとダメ、女はダメ、就職なんて差別だらけです! だからちゃんと就職できない人たくさんいます! でも、電話セールスには差別はありません! (だから友人も「この会社バカばっかり」って言ってました) だから今は電話セールスの人にはそんな敵意も悪意も持ってないです。 「友達がその仕事してたから」です。 興味ないならなるべく短めにそう伝え電話を切るようにしてます。 嫌悪感とか出さないで、イヤミとか言わないで、普通の言葉で。 身近にいる人が当事者だと悪口って言わなくなりますよね。言えなくなりますよね。 僕もある時期からパタッと中日の選手のこと悪く言わなくなりましたが、 え、そんなことない? 言わなくなったことにしてください。 という事で僕も中日の選手のこと悪く言わなくなった事になりましたが、 それは選手の悪口言うと、観戦友達の中に悲しむ人がいたからです。 その人の気持ちになったら、三振してもエラーしても「がんばれ!」って気持ちになる。 調子の悪いときこそ応援しよう、って思うからです! だから、ネットとかで選手の悪口ばっかり言ってる人って、 友達いないからそうなるんだと思ってます。 だって、リアル友達にセサルの大ファンとか李炳圭の大ファンとかいたら、 絶対悪口なんて言えないですよ! 選手の悪口言ってるひまあったら友達作れ!ファック!
(2012.1.22)
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原題 | Glengarry Glen Ross |
邦題 | 摩天楼を夢見て |
公開/製作 | 1992年/アメリカ |
出演 |
ジャック・レモン、(レーヴィン) アル・パチーノ(ローマ) アレック・ボールドウィン(ブレイク) |
監督 | ジェームズ・フォーリー |