ジョージ・A・ロメロ監督のゾンビ映画シリーズは四作目のこの回から「〜オブ・ザ・デッド」 で統一されましたね!
大ヒットを飛ばした『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』、 シリーズニ作目は『ドーン・オブ・ザ・デッド』、 三作目は『デイ・オブ・ザ・デッド』という原題でしたが、 日本公開時は『ゾンビ』『死霊のえじき』とタイトルを替えられてしまいました。 (「ゾンビの三作目借りよう」と思ってレンタル屋に行ってみても、 『死霊のえじき』『死霊のはらわた』『悪魔のはらわた』『悪魔のいけにえ』 『死霊の盆踊り』と似たようなのが一杯あって、 いつもタイトルを忘れるのです!) で、四作目にして邦題担当者が 「あれ?ひょっとしてロメロっちって、タイトル統一してね?」 と気づいたのでしょう。そこからロメロの映画は原題のまま、 『〜オブ・ザ・デッド』となったんですね! ロメロのゾンビ・シリーズはそれぞれストーリー自体につながりはないんですが (っていうか全部同じストーリーなんですが)、 その当時の社会風刺という裏テーマがシリーズ全作品に共通してあります。 ロメロがタイトルに「〜オブ・ザ・デッド」とつけたら、 それは「これは社会風刺映画ですよ」 という印なのです! だから勝手にタイトルを替えちゃいけないんですよ! 同じように「根底に流れるポリシーが同じ」でタイトルを統一しているもので僕が好きなのは、 映画じゃないんですが、朝日新聞社刊の『中島らもの明るい悩み相談室』です!
このふざけたタイトルからは、 「悩まないで楽しもう!」 という根底に流れる著者のポリシーがひたひたと伝わってきます。 (これが「明るい悩み相談室2」とか「明るい悩み相談室3」、 「明るい悩み相談室と死の秘宝 PART1」とかだったら、 なんか商売っ気だしまるで楽しめない感じでしたね) (いや「死の秘宝」は面白そうだ) ただこの本は、タイトルを見ただけですっかり気分が晴れてしまい、 「悩みごとなんてバカバカしい!もう忘れた!」 と、読む前に問題が解決してしまうのが難点です。 ということでいつものように話が横道に反れてますが、 映画『ランド・オブ・ザ・デッド』の話に入ります! 花火がよかったです!(花火が上がると全ての動きが止まりますね!) (三時間半ルールは九回ギリギリのところで花火を上げればよかったんですよ!) (また映画の話が二行で終わってしまった)
(2013.01.19)
|
原題 | Land of the Dead |
邦題 | ランド・オブ・ザ・デッド |
公開/製作 | 2005年/アメリカ |
出演 | サイモン・ベイカー(ライリー)、デニス・ホッパー(カウフマン)、ジョン・レグイザモ(チョロ) |
監督 | ジョージ・A・ロメロ |