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ウォンテッド


修行で体を鍛え、ボロボロになったら回復の泉(=仙豆)で体力を回復、 元気になったらまた修行!修行!修行! 修行によって“気”を練りあげて、 熟練すれば発射した弾丸さえも自分の意思で曲げることが出来るようになる!
…ってそれ、何ゴンボールだよ!!

さて、この『ウォンテッド』はアメコミが原作みたいですが、 アメリカン・コミックのヒーローって多くは「最初から強い」ので、 あんまり日本人向きじゃないですよね。 日本人ってどうしても体が小さいから、 最初から体格で勝るスーパーマンとかハルクとか今イチ感情移入できません。 スパイダーマンみたいに超能力使うのは反則だし(あれ超能力なの?)、 キャプテン・アメリカみたいにドーピングで強くなるのは卑怯です!
日本人は「柔よく剛を制す」! 知恵と技と修行で敵を倒すのが好きなんですよ! 「練習は裏切らない」って英智も言っています! (英智、今までありがとう!)

『ウォンテッド』の主人公のウェスリー君は、 最初はモヤシのフニャチン・サラリーマン野郎なんですが(フニャチンは確認してません)、 ふとしたことで秘密の暗殺組織に入ることになり、 そこで修行→回復→修行→回復→修行→回復というZ戦士のようなルーチンワークをこなし、 どんどん強くなって行くんですね! (『何とかボールZ』では悟空がナメック星に向かう途中、 この方法で戦闘力を八千から十八万まで上げました!) (農家の人は戦闘力たったの二なのに!)

やっぱ修行は大事ですよ! 練習は裏切らない!

ま、中には「練習するヒマがあるならファンにサインしろ」 っていう人もいるみたいですが! (一流のプレーは出来て当たり前、 サインで練習時間をとられることで満足な技術が磨けないのはプロではない、って事みたいですよ!) (「一流のプレーは出来て当たり前」としても、 それを持続させる努力は怠っちゃダメだよ!)(ネル間を惜しんで練習しろよ!) (ネルネル、今までありがとう!)

怪物だの天才だの言われるあのダルビッシュだって、 「僕はみんなが遊んだり勉強してるときにネル間も惜しんで練習をした」って威張ってましたよ! (自分で好きでやってんだから威張ることじゃないですけどね!) (僕もダルビッシュが野球やってるときにネル間も惜しんでファミコンやってました!)

俺、「みんなが遊んでるときに俺はすごい野球の練習をした」と 「みんなが野球やってるときに俺はすごいマリオカートの練習をした」 とは同じだと思うんですよ。
ダルビッシュは勉強や遊びより野球に打ち込んでた俺えらい、と思ってるみたいですが、 一所懸命にやるって点で、野球とゲーム、何処が違うんですか! (ええと、前者は女の子にモテて、後者は女の子にモテない) (うわわ、だったら野球やればヨカッタ!)


(2012.10.3)

原題Wanted
邦題ウォンテッド
公開/製作2008年/アメリカ
出演 ジェームズ・マカヴォイ(ウェスリー)、アンジェリーナ・ジョリー(フォックス)、モーガン・フリーマン(スローン)
監督ティムール・ベクマンベトフ

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