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ブギー・ナイツ


大きい事はいい事だ、と山本直純も言ってますが! (誰や山本直純って)(森永チョコのコマーシャルの人です!) (いつのCMだ!)(ネットでググると一九六〇年代って書いてますね!)

このあいだ紹介した『タイタニック』(一九九七年)は、 レオナルド・ディカプリオがまだイケメンだった頃の出世作として有名ですが (今はイケメンでは無いかのような言い方をするな!) (今はイケメンではないでしょう!) (今はしゃっちょこばった顔のチビでむっつりスケベな中年のおっさんです!)、 同時期にディカプリオは 『ブギーナイツ』(一九九七年)の主演のオファーも受けてたんですね。

で、理由はまあいろいろあったんでしょうが、ディカプリオはこのオファーを断り、 『タイタニック』によりスター街道へ駆け上がったわけです。 一方、ディカプリオが断ったことで『ブギーナイツ』の主役に抜擢されたマーク・ウォールバーグは、 この映画のヒットにより頭角を現すことになります。

ディカプリオは後にどこかのインタビューで 「僕がオファーを断って後悔した唯一の映画だよ。本当に『ブギーナイツ』に出ていればよかったと思う」 と語っていますが、 まあ当時『ターミネーター』や『エイリアン2』で大ヒットを連発していたジェームズ・キャメロンが監督で、 制作費二億八千六百万ドルの超大作『タイタニック』と、 どこの馬の骨とも分からない無名のポール・トーマス・アンダーソンが監督する 制作費千五百万ドルの『ブギーナイツ』では、 そりゃ『タイタニック』を選ぶって話ですよ! FAで黒田がカープを捨ててドジャースに行くようなものですよ!


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『ブギーナイツ』はポルノ映画専門の汁男優が(汁男優言うな)、 「大きいことはいい事だ!」とばかりにちんこをぶらんぶらんさせながら(ポルノ映画界の) スター街道を突き進む、って話です!

『タイタニック』の主演をやりながらこんな低俗映画出れないですよ! ちんこ丸出しのシーンもありますからね! (日本公開版ではモザイクがかけられましたが、アメリカ公開版ではきちんと丸出ししたようです!) (そのサイズ、通常時で三十センチ!)

通常時で三十センチ!!
(大事なことなので二回言いました)

ま、僕も中学生の頃とか思い出すんですが、年頃の男子としてはそういうサイズをすごい気にするんですよ。 当時の若者向け雑誌に「日本人男子の平均は十七センチ(最大時)」とか書いてるのを読んで、 物差しを使って計ったりしたものですよ!
「十七センチって…マジかよ!」

それが平常時で三十センチですよ!ふざけんなコノヤロー!(誰に向かって怒ってるんだ>俺)

まあもちろんCG合成なんだとは思いますが(CGに決まっている!)(CGだと言ってくれ!)、 マーク・ウォールバーグは『ブギーナイツ』により「デカチン男優」という、男にも女にも崇拝される圧倒的なカリスマになり、 一方でディカプリオは、「ちんこも出せないような顔だけのフニャチン俳優」というレッテルが貼られてしまったんですね!


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その後、ディカプリオは『J・エドガー』(二〇一一年)で全裸で取っ組み合いというシーンをようやく演じますが、 いかんせん「三十センチ伝説」のマーク・ウォールバーグに叶うわけもなく、 映画スターとしてはディカプリオ人気の方が上だとしても、 「男」としてはマーク・ウォールバーグに圧倒的なビハインドを許しているわけです! たとえそれがCGだとしても!

つーか日本人男性が「平均十七センチ」って誰が計ったんだよ!

フザけんじゃねーぞ『セブンティーン』!(もはや映画の感想ではなくなってます)

(2014.02.16)


原題Boogie Nights
邦題ブギー・ナイツ
公開/製作1997年/アメリカ
出演 マーク・ウォルバーグ(ダーク・ディグラー)、バート・レイノルズ(ジャック)、ヘザー・グレアム(ローラー・ガール)、フィリップ・シーモア・ホフマン(スコッティJr)
監督ポール・トーマス・アンダーソン

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