「バレンタインの大雪害」と呼ばれるあの二〇一四年二月十四日、十五日の大雪。 山梨が陸の孤島状態となって三日目の二月十六日の夜、 安倍総理が東京・赤坂の天ぷら料理店で支援者らと食事をしたというニュースが流れました。 これに音楽評論家の湯川れい子さんが反応。
あなただけです! とうっかりツッコみかけたのですが(「素朴な疑問」って素朴じゃねえよ! 政治的だし、悪意アリアリだよ!) (自分で自分を「素朴」って言える人は素朴じゃありません!)、 その意見が多数派か少数派かはともかく、 全世界を見渡せば「その通りだ!天ぷらなど食べてる場合ではない!」 という意見の人もいるようで、 まあ人の考え方はさまざまです!(尊重します!)(そういう意見もあるでしょう!) 「総理大臣が天ぷらを食べている日本は怖い」! さて、「天ぷら」と聞いて真っ先に思い浮かぶ映画といえば、 『片腕マシンガール』です!
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『片腕マシンガール』は井口昇監督、舞台は日本、出演者も全員日本人ですが、 アメリカの映画会社が出資してアメリカで公開された、二〇〇八年のアメリカ映画です。 どんな映画かというと、ある高校生と両親の家族三人が、 「朝から天ぷらはどうかと思ったんだけど…」 と言いながら、朝から天ぷらを食べているんですね! (どうかと思ったんなら止めろよ!)(これから学校・会社だぞ!) (胃に重いよ!) その一家団欒の食事風景に主人公の女子高生・アミが乗り込み、天ぷらを食べてた高校生を殺そうとするのですが! 息子を守ろうとする母親に取り押さえられ、 「あたしの可愛い息子に何するのよ! お前の腕を天ぷらにしてやるわ!」 と、アミの左腕を天ぷら鍋の中に突っ込み、天ぷらにしてしまうのです! アミの左腕を天ぷらにしてしまうのです! (書き間違いでないことを強調するために二度書きました)
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もう衝撃的です! 左腕の天ぷらですよ! あれ以来、僕は天ぷらを見ると『片腕マシンガール』のあのシーンを思いだし、 背筋がゾッとするのです。 湯川れい子さんも、「総理が天ぷらを食べた」と聞いて、 この映画のこの場面を思い出したんじゃないですかね。 総理が食事をしているときに女子高生テロリストが襲ってきて、 安倍総理が「莫迦め!お前の腕を天ぷらにしてやる!」 と女子高生を押さえつけ、左腕を天ぷらにし、 それを美味しくいただいたとしたら、こんな恐いことはないです! 「総理大臣が左腕の天ぷらを食べている日本は怖い」! 確かに! それは怖い!!
(2014.02.18)
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原題 | The Machine Girl |
邦題 | 片腕マシンガール |
公開/製作 | 2008年/アメリカ |
出演 | 八代みなせ(アミ)、川村亮介(ユウ)、亜紗美(ミキ)、石川ゆうや(スグル)、秀平(タケシ)、島津健太郎(組長)、西原信裕(翔) |
監督 | 井口昇 |