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スーパーサイズ・ミー


ダイエットといえば「りんごダイエット」や「バナナダイエット」、 「こんにゃくダイエット」に「納豆ダイエット」までありましたね!

ちなみに俺式ダイエットは基本「歩く」ことと、 一日のカロリーを手帳につけるっていう岡田斗司夫先生が考案した「レコーディング・ダイエット」のミックスです。 効果あるかって聞かれたら、「ある」と答えたいんですが、 ダイエットってのは人生と同じで、成功したか失敗したかなんて 死ぬ間際にならないと分からないものですからね。 人生にゴールがないように、ダイエットにもゴールはない! 肉体が終了するときがダイエットが終了するときです!

やがて僕も年老いてこの世におさらばするとき、笑ってアバヨと言うときに、 痩せていれば効果はあったと言えるし、 太っていればダメだったって事なんでしょう。 それまでの太った痩せたなんて途中経過に過ぎない。 (ちなみに「レコーディング・ダイエット」の開発者の岡田斗司夫さんは現在は潔くリバウンドして太さを取り戻してるようです!) (あかんやないか!)

いや、でも「レコーディング・ダイエット」の考え方は僕は正しいと思ってます。 僕も「あなたは太ってるそのままでいいのよ」と言ってくれた彼女から誕生日に 『いつまでもデブと思うなよ』(岡田斗司夫・著)というダイエット本をプレゼントされたんで岡田さんの本は読んだんですけど、 レコーディング・ダイエットは突き詰めるところ、

「自分を管理できる人は痩せられる、 自分を管理できない人はは太る」

ってことで、岡田さんっていうかあのファッキン・ファット・デブがまた太ったというのは、 単に彼が自分を管理出来ない怠け者だっただけで、 「自己管理が出来なかったからリバウンドした」んでしょう。 つまり彼のダイエット論は正しかったのです。 「ミスした方が負ける」と言っていつも自分の采配ミスで負けてる高木守道みたいなもんです。

ダイエットの基本原則は 「摂取カロリーと消費カロリーのバランス」であることは どのダイエットでも共通です。 「摂取カロリー>消費カロリー」なら太るし、「摂取カロリー<消費カロリー」なら痩せる。 小学生の算数です。

映画『スーパーサイズ・ミー』は、 三十日間マクドナルドのハンバーガーを食べ続けるとどうなるか、 という監督自身をモルモットにした実験ドキュメンタリーですが、 この実験をする上で、彼は「ただし、運動はしない」という条件を付けました。 「ポテトはいかがですか?」と聞かれれば「はい」と答え、 「スーパーサイズはいかがですか?」と聞かれれば「それをください」と答える、 でも運動は一切しない。 通勤時もなるべく乗り物に乗って、歩く量を減らす。運動は出来る限りしない。 いえ、出来ない限りしないかしら、うふふ…。

つまりこの実験は、「足し算はするけど引き算はしない、すると結果はどうなるか(元の数より増えるか減るか)」 という計算問題です。 本当に小学生の算数です。足してばっかりでは数字が減るわけがありません!

でも、世の中の成人と呼ばれる多くの人は、「小学生の算数」が出来ないから、 ぽっちゃり系というか、メタボ予備軍というか、 ファッキン・デブがそこら中にいるわけです。 (今この時点で私が標準体重を軽くオーバーしてる肥満体ということは忘れてください) (そのうち標準体重になります)(なると思います) (なれるんじゃないかな)(なれたらいいな)(マちょと覚悟はしておけ)


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夢みる若者の頃は、「俺がモテないのは太ってるからだ」 「俺も痩せればモテるはず」 という甘い幻想を抱いて、ダイエットに挑戦し、 それなりに成功はするのだけど、 「モテないやつは痩せてもモテない」 「モテるやつは太っててもモテる」 という世の中の厳しい現実を知り、人生に絶望し 「人は見かけじゃない。ありのままを愛しているくれる人が一番だ」 と悟り、ダイエットをあきらめ、リバウンド・ロードを突き進むのです。

太っていても、痩せていても、ありのままが一番。

きっとそうなんでしょう。 あるがままの自分を受け入れてくれる人が一番です。

そしてあなたはやがて自分を愛してくれる人を見つけ、結婚し、子供が生まれ、 分譲マンションを買って、その十六階にささやかなマイホームを持つのです。 家族幸せに暮らすある日、 仕事を終えて帰ってきたら、マンションから煙が出てるではありませんか!

「火事だーっ!」
「みんな避難しろー!」

避難所に奥さんと子供は見当たりません。 どうやらまだマンションの部屋の中にいるようです。

「待ってろ!いま助けに行くぞ!」

エレベータは止まっているので、非常階段を駆け上がります! 急げば間に合う! カンカンカンカンカンカン! カンカンカンカンカンカン!(←階段を駆け上がる音)

そして…そうですね、だいたい三階くらい上がったところですかね。

「ハァハァ、ゼェゼェ、もうダメだ…これ以上走れない… ああ、こんなことならもっとダイエットしとけばよかった…」

と足が止まってしまうんですよ。
太ってると、いざというときに愛する人を守れないのです! そのときになって後悔しても遅いのですよ!

人を愛するなら、 せめてマンションの十六階くらいは駆け上がれるくらいでなければ!

僕は僕の愛する人をこの手で守りたい。だからダイエットするのです。 (何おう、一年間怠けて五キロもリバウンドしたくせに)

(2013.06.05)


原題Super Size Me
邦題スーパーサイズ・ミー
公開/製作2004年/アメリカ
出演 モーガン・スパーロック
監督モーガン・スパーロック

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