「タイマン張ったらダチ」でググったら 「関東のことわざにこんな言葉があります。タイマン張ったらダチ!」 ってのが引っかかりました!(ことわざやったんや…) 映画『北国の帝王』は、 その世界(=無賃乗車界)では知らない人はいないという無賃乗車のスーパースター、 その名も「A・ナンバーワン」と呼ばれる男が、 無賃乗車不可能(!)と言われる伝説の車両に颯爽と(無賃で)乗り込み、 「俺の列車に無賃乗車はゆるさねえ!」って言う鬼の車掌と命をかけた決闘をする、 っていうお話です! あらすじだけ聞いてると島本和彦の描く青春学園ギャグ漫画みたいですが、 マジ映画です! マジで恋する5秒前です! マジすか学園です! マジかる頭脳パワーです! まじーまじまじー?薬丸です! 鬼車掌のシャックは無賃乗車犯を何十人もブチ殺した伝説の車掌なんですが (捕まえろよ!なにやってだ警察!)、 これに伝説の無賃乗車男、A・ナンバーワンが挑みます! 激しい殺し合いの末に鬼車掌は車両から転落! 谷底へ落ちそうになりますが、ここでなんと! 今まで死闘を繰り広げてきた相手のA・ナンバーワンが救いの手をさしのべるのです! おお、これこそ! 「タイマン張ったらダチじゃーい!」(関東のことわざ) そして車両に救い上げられた車掌(と書いててダチ)は、 無賃乗車男(と書いてダチ)の目をじっと見つめ… 殺し合いを再開するのです!(ズコーッ!) なんだこのツンデレ! っていうかツン→デレ→ツンで腐女子大喜びですよ! このシーンだけで同人誌20冊出ますよ! A・ナンバーワンがタチで鬼車掌がネコですよ!(何言ってるだ俺) 無賃乗車男と鬼車掌の殺し合いの中で芽生える友情、これが男の友情ですよ! ちなみになんでネコ(女役)が鬼車掌じゃなくA・ナンバーワン(無賃乗車男)なのかというと、 A・ナンバーワンは無チンだからです! あ、でも鬼車掌はタダ乗りされたんだから鬼車掌がネコか。
(2012.2.4)
|
原題 | Emperor of the North Pole |
邦題 | 北国の帝王 |
公開/製作 | 1973年/アメリカ |
出演 | リー・マーヴィン(Aナンバーワン)、アーネスト・ボーグナイン(シャック)、キース・キャラダイン(シガレット) |
監督 | ロバート・アルドリッチ |