“英国病”って言葉があるんですね! 初めて知りました! (いや、たぶん昔聞いたことあるんですがこの映画を観るまで忘れてました!) (こう書いとかないとバカだと思われるのであとから付け足しました) (それ書いたらバカってバレるだろ!) イギリスでは「ゆりかごから墓場まで」と呼ばれる 充実した社会保障制度があるそうで(あったそうで)、 まあ簡単にいえば「生きて行くのに問題ない程度の生活保障は国がしてくれるから、 そんなに一所懸命働かなくていいや」って感じで、 まじめに働かずダラダラして過ごすダメ人間が増えて社会がダメになる! というのが「英国病」です。 (えっ、俺も働くの嫌いですけど?)(いけないことだったのか!) (日本在住の英国病患者発見!その名は俺!) 意外なところで自分に英国紳士の血(=「働くの嫌い」)が流れている事を知ってしまいましたが、 「働かないと経済が停滞する」ってのはまあ分かりますが、 俺、別に「経済を停滞させないために」働いてるわけじゃないから! それを英国病とか言われて勝手に病気呼ばわりされても困りますよ! (いえやっぱり別に困らないです)(言いたいやつには言わせとけ)(岩瀬だけに!)(岩瀬だけに!) こういうのって、「会社の都合と社員の都合」と一緒の構造ですね。 「会社の都合と社員の都合」というのは、 社員側は「給料が高くてプライベートを大事にしてくれる会社で働きたい」と思ってる。 会社側は「給料が安くてプライベートを犠牲にして働く社員を雇いたい」と思っていて、 究極は「ただ同然で働く奴隷のような社員」が好きなわけですよ、会社は! つまり奴隷社員! 社畜を増やすことで会社は成長するのです! 安い給料でいっぱい働け!! 会社のためにプライベートは犠牲にしろ! 業務に必要な知識学習は家でやれ! 時間外労働は家でやればタダだから! 家族サービスする暇あったらサービス残業やれ! 会社のために身を粉にして働け! そうすることが会社の発展になるんだ! 会社が発展すれば、社員も幸せだろう?(←ここ強調ポイント!) でも社員の本音は、 「ダラダ〜ラ、のんび〜り、楽な仕事でお金いっぱい欲しい!」ですからね (僕の本音じゃないですが、一般論として!)(一般論として!)。 大抵のサラリーマンは働くのが嫌いなはずだ!(一般論として!) 違うかッ!(尾崎豊がシャウトする感じで) 映画『マーガレット・サッチャー』でサッチャー首相は そういう労働意欲の薄弱なダメ人間を排除し、 働き者だらけの国になるよういろいろ政策をやるのです。 労働組合を潰して労働者の権利を取り上げ、 サラリーマンを会社の奴隷にします! (経済の発展は英国の発展であり、国が豊かになれば国民が豊かになるから!) (←さっきポイントって言ったところです!) サッチャー自身も私生活を犠牲にして英国のために働いているわけですから、 国民にも同じことをしろ、英国のために身を粉にして働きなさい! ってわけですね。 いわく、 「みなさんも、やればできるはず。できるのにやらないほうが悪いのです」 (サッチャー首相) …イギリス、完全にブラック企業です! こんなこと言ってた居酒屋チェーンのオーナーいましたよ! 過酷な労働条件で限界を超えて働かせて、過労死寸前でふらついてる店員に向かって 「ほうら、やれば出来るじゃないか」と言い放つ悪魔が! (去年の都知事選に立候補してました!) 都知事選といえば、そういえば今月就任したばかりの新しい都知事が 「都立高生は自衛隊や東京消防庁で一カ月くらい体験するといいのだが、 (受け入れる)設備がない」 と言ってたみたいですね! だったら 「ワタミで数か月バイトさせる」 ってのはどうでしょう! 命がけの状況下で精神も肉体も相当に鍛えられますよ! 徴兵よりはるかに厳しいかも! (都立高生「いっそ戦場に行かせてくれええええ!」)
(2012.12.26)
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原題 | The Iron Lady |
邦題 | マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙 |
公開/製作 | 2011年/イギリス |
出演 | メリル・ストリープ(マーガレット・サッチャー)、アレクサンドラ・ローチ(マーガレット・サッチャー)、ジム・ブロードベント(デニス)、ハリー・ロイド(デニス) |
監督 | フィリダ・ロイド |