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ヒューゴの不思議な発明


「ヒューゴ発明しないやないか!詐欺やで!」
「キテレツ大百科みたいなのを期待してたのに!」
と憤慨する声もあるかも知れませんが!

それはキテレツが自分では何も発明してないのに 「僕の趣味は発明です」 と言い張るのと一緒だからオッケーです! (発明したのはキテレツ斎さまです!キテレツの手柄じゃありません!) (だからヒューゴが何も発明しないのに「不思議な発明」と発明家を気取ってもいいのです!)

あのミヨちゃんが「英一さん、また発明したの?」と木手英一の虚言癖を容認、 もとい、木手英一を発明家として認識してるんだから全く問題ありません! (ミヨちゃんはキテレツ世界では唯一ニックネームで呼ばれていない人で、 特別な存在=ヒエラルキーのトップに立つ“頂点捕食者”であることを表しています!) (「ミヨ」は「御代」であり、天皇を暗喩しています!) (そのミヨちゃんが認めたからいいのです!発明してないくせに発明家を名乗っても!)

で、ヒューゴが何も発明しない『ヒューゴの不思議な発明』ですが (最後の方「使いやすい義足」を発明してましたが)、 っていうかこれよくよく調べてみると、 映画版の原題は“Hugo”で、原作小説の“The Invention of Hugo Cabret(ヒューゴの発明)” から“Invention(発明)”を取り除いてるんですね。

これ何故かというと、多分ですけど、 映画化の際に原作小説からカットした部分というか設定があって、 そのカットされた部分でヒューゴはちゃんと発明をしているのです! ヒューゴはすごい発明をしていたのです!
その発明はちょっと映画では表現が難しい発明だし、 原作を読む楽しみを与えるためか、 今回の映画のテーマと関係ないからか、 そこをオチにしてしまうと本題が霞んでしまうからか、 その理由は分かりませんがとにかく映画版のストーリーではヒューゴの「発明」シーンを削った。 だからタイトルからも“発明”の文字を抜いたんだと思われます! だから英語タイトルが“Hugo”なのは合ってるんです! 発明しないから「発明」(“The Invention of”)を削ったんですね!

ところが! それを日本語タイトルでは元に戻しちゃったんです! 日本の配給会社が! (「ヒューゴ」じゃ客の耳目を引かないと思ったのと、 映画の内容をよく理解してなかったんでしょう)

…という話を映画レビューやってる個人のブログで読みました! (他人のウンチクか!) (自分の手柄のようにドヤ顏で語ってると思ったら、他人のウンチクのパクリか!) (キテレツか!)(ご先祖さまの発明を自分の手柄にするキテレツか!)

映画の中では「この町は機械のようだ。機械には不要な部品がひとつもない。 みんな役割を持ってるんだ」と語るとてもいいシーンがあるんですが、 日本語タイトルで不要な部品くっつけちゃったよ! この映画でヒューゴ発明してないから、ヒューゴの「不思議な発明」は不要だよ!

ということで、 「世の中には不要なものもあるぞ!」と大胆にも日本語タイトルで映画内容をdisる 『ヒューゴの不思議な発明』でした!

いやいやいや、そんな話じゃない。

この映画で面白いのは、(以下ちょっと長くなったのでカット!) (えっ、感想の本編をカット?) (そこはカットしちゃいけないとこだろ!) (『ヒューゴの不思議な発明』でも原作のオチをカットしたのでオッケー!)

(2012.12.03)

原題Hugo
邦題ヒューゴの不思議な発明
公開/製作2011年/アメリカ、イギリス
出演 エイサ・バターフィールド(ヒューゴ)、クロエ・グレース・モレッツ(イザベル)、ベン・キングズレー(パパ・ジョルジュ)、サシャ・バロン・コーエン(鉄道公安官)、ヘレン・マックロリー(ママ・ジャンヌ)
監督マーティン・スコセッシ

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