今朝の中日スポーツ一面は「田島入籍」でした!めでたいですね! 田島というのはもちろんドラゴンズの田島慎二投手のことで (日本で「田島」といえばこの田島しかいません!) (シンジ君です!) (他はニセモノです!)、 十一月二十二日、「いい夫婦の日」にこっそり入籍していたとか。 ぜひいい夫婦になってください! さて、そんな目出度い田島の結婚記念に、 今日は気取ったイギリス野郎と自由奔放なミア・フォローが恋愛結婚し、 互いの結婚観の違いから徐々に亀裂が入っていく映画『フォローミー』 のお話をしますね! (めでたい日に夫婦の破綻の話!) 恋人時代はあんなに仲睦まじかった二人が、 結婚した途端にギクシャクしはじめる。 これにはイギリス人の旦那さんの 「結婚=契約である」という考え方が根底にあります。 結婚をした夫婦は会社と従業員のような関係で、 互いの義務を果たさなければいけない! というのがこの旦那さんの考えです。 (まさに気取ったイギリス野郎ですね!ペッペッ!) 朝は遅刻せずに出社して、日々の業務をこなす。 仕事中は遊びは厳禁、他にやりたい事があっても日常業務を優先。 仕事に不満があっても愚痴ってはならない。 上司や同僚の悪口は思ってても言わない。 自分の業務外の仕事に口を出さない。 労働に対する対価を受け取る。 おお!まるでサラリーマン! (そういえばドラマとかで「俺は一日会社で働いて疲れてるんだ!」と威張る夫がいますが、 おそらく奥さんも一日家の仕事で疲れてるんでしょうね) (「女に会社の何が分かる!」というのと同じように、「男に家事の何が分かる!」と言いたいでしょうね、奥さんも) 『フォローミー』に出てくる旦那さんは、 「結婚は契約だ!その義務を果たせ!」と奥さんに声を荒げます。 この夫は「結婚=契約派」で、妻を従業員のようなものと考えてるんですね。 【夫】 結婚したら恋愛時代とは違うんだ。夫の親族友人に気に入られろ、 夫に恥をかかせるな、留守中は家にいろ、外出するな、愛想よくしろ、夫に尽くせ。 その代わり安定したいい生活をさせてやる。そういう契約を俺達はしたんだ! 一方、奥さんのミア・ファローは「結婚=契約じゃない派」です。 【妻】 あたしはあなたと楽しく過ごしたいだけなの。結婚前は公園に行ったり、外で食事をしたり、美術館で絵を見たり、 ピクニックに行ったり、あたしの知らないことをいっぱい教えてくれた。 でも今はあなたは仕事で夜遅いし、会話もないし、外に連れてってもくれない。あたしはいつも家でひとりぽっち。 あたしはこんな生活を望んでいたんじゃないの。 結婚前はあんなに優しくしてくれたじゃない! まあ男でも女でも、「手に入れた途端に努力しなくなる」ってところはありますよね! (僕はありませんが!) 結婚した途端、男は女をデートに誘わなくなるし、女は化粧や服装を頑張らなくなる (独身の人は「結婚した途端」を「ヤっちゃった途端」 に置き換えてください!)。 そういう意味では「相手が手を抜かないように」するための 「契約」ってのは有りなのかも知れません。 (「週に一度はデートすること」とか!) (「毎月の結婚記念日にはプレゼントを用意すること」とか!) (「一日一回会社からメールを送ること」とか!) さあ皆さんはどっちですか! 結婚は契約派か! 契約じゃない派か! 僕はどっちでもいいと思うんですよ!(まさかの「どっちでもいい派」登場) 結婚は契約だ、って言う人は契約って言う人同士で、 契約じゃないって言う人は契約じゃない派同士で結婚すればいいんじゃないですかね! どっちが正しいとか間違ってるとかじゃない、 この夫婦は「契約派」と 「契約じゃない派」で結婚したからダメなんですよ!
(2012.11.27)
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原題 | Follow Me!(The Public Eye) |
邦題 | フォロー・ミー |
公開/製作 | 1972年/アメリカ |
出演 | ミア・ファロー(ベリンダ)、トポル(クリストホルー)、マイケル・ジェイストン(チャールズ) |
監督 | キャロル・リード |