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ことの終わり


僕とか無神論者っていうか「無宗教者」って言った方が正しいんですけど、 「神は信じるが宗教は信じない」 って言い方をすれば関係各方面（どこだ）に当たり障りがなくていいと思います！

映画『ことの終わり』は神様に願いをかなえてもらう話なんですが （大ざっぱにまとめた！）、 僕も困ったときや泣きたいとき、神様に願いごとをするときありますよ！ 虫歯が痛いときとか！ （「ああ！神様！明日からいい子になりますから、今の痛みを何とかしてください！」 って適当な事言って何とか神様に助けてもらおうとします！） （助けてくれませんけどね神様！）（ファッキン神様！）

でも、僕は思うんですけど、 「いい子になるから」→「願いをかなえてください」って、 それって交換条件を挙げて相手にサービスを提供してもらおうという 「ビジネス取引」じゃないですか？

「いい子になる」という条件を提示して「願いをかなえてもらう」という契約！ 悪魔に魂を捧げる約束をして願いをかなえてもらうのと基本は同じです！ 悪魔との契約も、神との契約も、 公正取引法に基づいたただの売買契約ですよ！一緒ですよ！ （公正取引法は関係ないかも知れません）

「神様はきっと私の行いを見ていてくれる」 「善い行いをすれば天国にいける」。 人間と神様の関係は、何かを行うことで見返り（＝天国に行ける）を求めたり、 願いがかなった引き換えに何かを捧げるとかじゃないと思うんですよ。 そんなのただのビジネスじゃないですか。 神様に賄賂を贈り天国行きのパスポートをねだるなんて本気ですか！

僕が「いい子になりますから歯痛を何とかしてください」 とお願いしても神様が願いをかなえてくれないのは、 神様は「おまえ、俺をビジネスの相手だとでも思ってるのか？」 って怒ってるんだと思うんですよ。 神様は報酬をもらって仕事をする個人事業主じゃないんです！ 「○○をするから○○をしてくれ」 なんて取り引きはしないんです！

貰えば貰いっぱなし！
あげればあげっぱなし！

僕はよく球場で酔っ払って友達のビールとかひっくり返して、 代わりのビール買って渡すと「おまえ、そういう事すんなよ」 って怒られるんですね。
ビールこぼしたって「ごめん」でいいじゃん、友達なんだから。 弁償なんかすんなよ水くさい（ビールだけに）、ってことですよ！ （でもあれだけ何回もこぼすとね…さすがに…）

神様が願いをかなえてくれたら「サンキュ」でいいじゃん！ かわりに何かを我慢するとか、何かを捧げるとか、誓いを立てるとか、 しなくていいんだよ！ 俺と神様の仲ってそんな関係じゃないだろ！（じゃあどんな関係だ！） （騙し騙されの関係です！）

というわけで基本僕は神様への誓いは守ることはまあ無いんですが、 それは僕がずぼらだからではなく、 「見返りを期待した取引なんて神様に失礼だ」と思ってるからです！ （「もうお酒やめる」と誓った翌日に酒をグビ飲みしながら）

(2012.9.29)

原題The End of the Affair
邦題ことの終わり
公開/製作1999年/イギリス、アメリカ
出演 レイフ・ファインズ（モーリス）、ジュリアン・ムーア（サラ）、スティーヴン・レイ（ヘンリー）
監督ニール・ジョーダン

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