『レザボア・ドッグス』でスティーヴ・ブシェミ演じる悪党ピンク (中日のマスコットのカバの事ではありませんよ) (中日のイケメン打撃コーチの事でもありませんよ) が喫茶店で、 「俺はウェイトレスにチップなんか払いたくないぜ!」 って演説する場面があるんですよ。 ピンクは悪人グループの一人なんですけど、 喫茶店で 「マドンナはエロいかエロくないか」 なんて今一番ホットな話題に花を咲かせてて、 盛り上がったところで「じゃ、そろそろ出るぜ」 ってことになって店を出ようとするんですけど、 森繁っぽいヤクザ顔の男が(なんでや!森繁関係ないやないか!) 「じゃあウェイトレスにチップをやるから、一人一ドルずつ出しな」 って言うんですね。 するとピンクは「チップだって? イヤだよ!」って言うんです! 「チップはサービスに満足した奴だけ払えばいい。 俺は満足なんかしてないぜ? ただコーヒー注いだだけじゃねえか! そんな誰でも出来る仕事にチップだって? 冗談じゃない。 ま、ウェイトレスが俺のパンツ下ろしてサービスでもしてくれるんなら別だがな」 下品! 下品だよピンク! ドケチで下品でセコくて貧乏くさいよ! たかだか一ドルをケチるケツの穴の小さい男! そんなじゃモテないよ! 女の子に一番嫌われるタイプの男です! でも分かるよ! よく言ったピンク! 俺もピンクに賛成だ! チップとか何様だよ! 貴族にでもなったつもりか! なんか海外行くと、 「郷に入っては郷に従え」ばりに日本人にもチップ払わせるじゃないですか。 日本人チップなんて払う習慣ないのに。 俺、昔旅行でタイに行ったときにゾウに乗ったんですが(ヨウゾウだけに!)、 ゾウ使いの八歳とかそんなくらいの若僧が(ワカゾウだけに!)、 ちなみにTBSラジオの『バックグラウンド・ミュージック』は若林弦蔵ですが (ゲンゾウだけに!)、 そういえば『バックグラウンド・ミュージック』終わってしまいましたね、 三年も前の話ですが。 不景気でメインスポンサーが離れてしまっての番組終了だったんですが、 あのときの放送終了時のゲンゾウの「新しいスポンサーくらい見つけて来いよ!TBS!」 ってセリフは心にグッと来ました! 聞いてんのか中日ドラゴンズ! スポンサー見つからないのを監督や選手のせいにしてんじゃねえぞ! スポンサー見つけたり観客動員増やすのは営業の仕事だ! 現場のせいにしてんじゃねえぞ、バカ! (『バックグラウンド・ミュージック』も、 とても質のいい、リスナーに愛される番組でした) (不景気でスポンサーが離れたのを出演者のせいにするとは、 お前は中日新聞社か!) えっと何の話でしたっけ。 そうそう、それでそのゾウ使いの子供が俺に 「チップ、プリーズ!チップ、プリーズ!」 って言って来るんですよ! 英語だったんで全部まではよく分かりませんでしたが、 「もしチップをもらったらその分は寄付つもりだった」 くらいは言ってたと思いますね! 「僕はお金が欲しいんじゃないんです。評価が欲しいんです!」 「成績が悪いときはダウンでも文句は言いません!」 とか言ってたよきっと! でもそういうやつに限って、 成績悪くなると突然FA宣言して、一番カネくれるところに移籍するんですよね。 知ってるんだから俺(おまえ「成績が悪いときはダウンでも文句は言いません!」って言ってたやないか!)。 んで読売に声かけられて、積まれた札束を目の前にして、いけしゃあしゃあと 「実は子供の頃からファンでした!」とか嬉しそうに言うんですよ! ウソつけこの! (っていうか今までの「子供の頃から中日ファン」がウソだったんでしょう) (子供のころから中日ファンだったら、ドラフトのとき「希望球団は読売か中日」 なんて言わないもんね)(中日ファンなら中日ファンの読売嫌いは知ってるはず!) (「子供の頃から読売ファンでした」なんて言えないよ!) そんでアメリカ行って、ダメで、阪神に調査されたりするんですよ! (あ、あれ? タイのゾウ使いの少年の話をしていたはずなのに) まあ言いたいことは、ゾウ乗り楽しかったってことです! そして「チップなんか出したくない」って他人の評判を気にせずはっきり言う、 自分に正直なピンクは男らしいです! 男はいつだって正直にいたい! そういう意味では福留も正直! (ちゃんと寄付したんですよね!)
(2012.9.19)
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原題 | Reservoir Dogs |
邦題 | レザボア・ドッグス |
公開/製作 | 1992年/アメリカ |
出演 | ハーヴェイ・カイテル(Mr.ホワイト)、ティム・ロス(Mr.オレンジ)、マイケル・マドセン(Mr.ブランド)、スティーヴ・ブシェミ(Mr.ピンク)、エディ・バンカー(Mr.ブルー)、クエンティン・タランティーノ(Mr.ブラウン)、クリス・ペン(ナイスガイ・エディ)、ローレンス・ティアニー(ジョー) |
監督 | クエンティン・タランティーノ |