国民がデータベースで完全管理された未来社会。 そういえば最近、 「Tカードの利用情報が本人の知らないところでリサーチ会社に流れている」 って新聞記事がありましたね。朝ナニ新聞か忘れましたけど。 Tカードって買い物すればポイント付くじゃないですか。 でそのときに誰が何を買ったかって情報がリサーチ会社のデータベースに送られるんですって(!)。 Tカード作るときに年齢や性別やらいろいろ個人情報書き込みますよね。 それと買った商品を照らし合わせて、 その年代にどの商品が人気あるとか、マーケティングの資料として使ってるんだそうです。 おい待て。 ってことは俺のTSUTAYAでのレンタルDVD情報もそのデータベースに流れてるってことか!? マーケティング会社の担当者が 「まあ、ヨウゾウさん、こんな趣味があるなんて」 「映画ばかり見てるかと思えば、カーテンの引いてあるコーナーにも行ってるのね。フフフ」 「これは1億円脅迫できるレベル」 とか言ってるって事か? ファック! これって個人情報保護法の「業務上知り得た顧客情報」ってやつじゃねーの? 俺がいつ何を借りて何を買ったか俺の知らない間に俺の知らない人間に筒抜けってことじゃん! で、ファッキンTカード側の説明としては、「カード作成の段階でデータの収集には同意してもらっている」 ことになってるんだそうです。 してねーよ! アグリー(agree)してねーし、 むしろアングリー(angly)だし!(韻を踏んでみました)(難しい英語使っちゃってごめんね!) あの細かい豆粒みたいな字でぎっしり書いてる誰も読まない利用条件のどっかにこっそり書いてたって事かよ! サシャ・バロン・コーエンかお前は! (サシャ・バロン・コーエンとは一般人を騙して映画に出演させて晒し者にする愉快なコメディアンの人のことです) これ、ちょっと怖いですね。 そういえば煙草を自販機用カードのタスポも購入履歴がデータベース管理されてて、 誰がいつどこの自販機で買ったか記録されるそうですね。 んで警察とかが犯人逃亡のときにデータベース検索して追跡するんだって! もうスイカもポン太カードもVISAカードプロ野球カードも何も信用できないよ! すべてのカードは誰か俺の知らない人間によって支配されていて、 すべての情報は筒抜けになっていて、 おちおち夜逃げも出来ない! 『未来世紀ブラジル』のデータベースで管理された世界って、 未来じゃないじゃん! 今じゃん! 僕らは自覚なくいつの間にか誰かに支配されている。 盗んだバイクで走り出してもガソリンスタンドでTカード出した時点で捕まるよ!
(2012.8.12)
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原題 | The Poseidon Adventure |
邦題 | 未来世紀ブラジル |
公開/製作 | 1985年/イギリス |
出演 | ジョナサン・プライス(サム)、ロバート・デ・ニーロ(タトル)、キム・グライスト(ジル)、マイケル・ペイリン(ジャック) |
監督 | テリー・ギリアム |