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アイアンマン2


さて、『アイアンマン2』では トニー・スタークの数少ない友達のローディ大佐が大活躍するわけですが! 前回の『アイアンマン』ではテレンス・ハワードが演じていたのに 『2』ではドン・チードルに配役が交代してしまいました。 (顔も体格も全然顔が違う!)

こういう世界はマネェマネェなんで、 ギャラで折り合いが付かなかったなんて話はよくあるみたいですが (前作では主役のロバート・ダウニー・ジュニアより ギャラが高かったテレンス・ハワードですが、 映画の大ヒットを受けてロバート・ダウニー・ジュニアのギャラが跳ね上がり、 逆にテレンス・ハワードのギャラが下げられたと言われてます) (風の噂です)(誰や風って)(風の子・リージョンボムか!) (狙いを定めリストを利かせジャストミートだリー・ジョンボム!)、 笑ったのはテレンス・ハワードが自分が降板になった事実を 本人が「インターネットで知った」ってことですよ! (ゲラゲラ)(笑いごっちゃない)

そういえば日本でもどこかのプロ野球選手が 「お金は問題じゃない、メジャーでやりたい」 って言ってたのに代理人が「カネカネカネ〜」ってカネに固執して、 合意寸前まで行ったアスレチックスとの契約をパーにしてしまいましたね! (アスレチックスといえば『マネーボール』で有名な 「カネ任せの補強はしない」球団ですよ!) (選手のトレードとか電話一本で決めるビリー・ビーンがGMやってるとこですよ!) (ゼニゲバ代理人に取っては一番扱いにくいチームですよ!)

あのとき新聞などで報道されたアスレチックスの提示額が四年総額で 千五百万ドル、イワクマ側の要求額が一年平均で八百万ドル以上と言われてます (あ、イワクマって言っちゃった)。 当時の代理人のコメントは「代理人として勧められる条件になりませんでした」 ですよ! 「代理人のオススメじゃない」から断ったんですよ!

代理人の成功報酬は決まった金額の十パーセントですからね! たとえ一年待とうが二年待とうが、 「いつ行くか」より「どれだけ高く売るか」の方が優先ですよ!
当時イワクマは(代理人から聞いた)交渉過程に「誠意が感じられない」 って言ってますけど、相手はビリー・ビーンだよ! 『マネーボール』見ればあのGMに誠意なんかこれっぽっちもないのは分かるよ! 選手は商品だよ! 証券取引場で「買い!売り!買い!買い!売り!」ってやってるのと一緒だよ! 「メジャーが夢」って言ってる割に勉強が足りないんじゃないの! メジャーのことなんか何も知らないくせに「夢はメジャー」とか言って、 メジャー名物・ゼニゲバ代理人にハメられたって話ですよ!

…ハッ。代理人問題を語るつもりがいつの間にかイワクマ・バッシングに。 (ヤバい、俺のイワクマ嫌いがバレる) (でも本当はイワクマのこと、大好きなんだよ)

ま、あのときはイワクマは代理人をかばってましたが、 結局あの代理人クビにしましたからね!(賢明な判断です!)

で、『アイアンマン2』ですが、 前作ではパーフェクト超人だったロバート・ダウニー・ジュニアが 本作ではすっかり落ちぶれてボロボロのダメ超人になり、 「ハッハー!おごれる者は久しからずだな! トニー・スタークざまあみろ!」 と全国のアンチ・スタークの非モテ男たちを歓喜させる話です!

『1』のエンディングでは「ひょー!トニー・スタークかっちょいい!」 で終わりましたが、『2』のエンディングは 「ち、小っちぇえ…! トニー・スターク、人間の器が小っちぇえ…」 と見事な小物ぶりを発揮させます!

トニー・スタークにあこがれる僕としては、 スタークのような才能や財力やモテオーラは持ってないですが、 人間の器の小ささで「やった!スタークに並んだ!」 と思いましたね!
モテ度ではかなわないけど、ダメっぷりでは負けないぜ!

(2012.10.8)

原題Iron Man 2
邦題アイアンマン2
公開/製作2010年/アメリカ
出演 ロバート・ダウニー・Jr(トニー・スターク)、ドン・チードル(ローディ中佐)、グウィネス・パルトロー(ボッツ)、ナタリー&ナターシャ(スカーレット・ヨハンソン)、ミッキー・ローク(ウィップラッシュ)、サム・ロックウェル(ジャスティン)、サミュエル・L・ジャクソン(ニック・フューラー)
監督ジョン・ファヴロー

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