えっと、これ公開前に 「吸血鬼映画であることは隠して宣伝してくれ」 って言われた映画だから、 吸血鬼映画って言っちゃいけないんですよね? はい!分かりました!言いません! 『モールス』はとても切ない、美しい、純愛映画です! 純愛ですよ! 純粋な愛ですよ! 主人公は十二歳の少年と自称十二歳の少女。 少女の方は、えっと、ここでは言えませんが大変な秘密を持っていて、 昼間は表に出れないんですよ。夜は大丈夫なんですけど。 (理由は言えません!)(聞かないでください!) あ、そういえば東スポあるじゃないですか。東京スポーツ。 この話どっかでしたかも知れないけどもっかいしますね。 あ、「もっかい」ってのは「もう一回」って意味です(外国人も読んでるかも知れないので注釈!)。 衝撃的な一面見出しで知られる東スポ。 野球ファンの間では「落合家チンポ丸出し」が有名ですけど、僕が東スポの見出しで一番「すげえ!」と思ったのは
です! 「ええええええええええっ!?」ですよ! だって吸血鬼ですよ! 吸血鬼が日光浴死したんですよ! ただ驚くばかりです! そしてその記事の小見出しがさらにスゴイ。
ええええええええええええええ!!??? 吸血鬼、黒コゲなの!? つか「日の出光線」て! なんか格好いいじゃん!! 「吸血鬼、日光浴死!」「日の出光線浴びて黒コゲ」、 なんと強烈なインパクトでしょう。 もう、東スポに比べたら夕刊フジとかサンスポとか本当にゴミ新聞です。 どこもかしこもガセ記事やデマ記事、手抜き記事で紙面を埋めていく昨今、 真の男のジャーナリズムは東スポだけです! やるんだったらここまでやれって事ですよ! ジョイナス!(ジョイナス関係ない) えっと、何の話でしたっけ。そうそう『モールス』。 そんでこの少年少女は付き合い始めるんですが (清く正しい男女交際です)、 実は少女は、年を取らないとか、ご飯を食わないとか、 いつも貧血気味であるとか、ちょっと変わった体質なんですよ! (なぜそういう体質なのかは言えませんが!) そして、少女の秘密を知ったとき、少年は! 僕ならどうしますかね。 自分の付き合ってる彼女が、実は年を取らない人だったら。 「おまえ百までわしゃ九十九まで、ともに白髪の生えるまで」 って言葉がありますが、 彼女は永遠に十二歳なんですよ。 お互いが十二歳同士なら可愛らしいカップルですが、 二十歳と十二歳のカップルは兄妹の近親相姦みたいだし、 四十歳と十二歳のカップルは親娘の近親相姦みたいだし、 六十歳と十二歳のカップルならもう加藤茶レベルですよ! (なんでや!加藤茶合法やないか!) 少年の心を失ったファッキン大人はやっぱり明日のことを考えてしまいますね。 今はよくても、五年先、十年先はどうだろう。 二十年後、三十年後はどうだろう。 先々のことばかり考えて、一番大事な今を生きられない! 明日なんて無いかも知れないのに! で、思ったんですけど、 加藤茶って実は自分が二十三歳のときに今の嫁さん(二十三歳)と付き合い始めて、 交際四十六年で、晴れて入籍をしたんじゃないですかね。 ほら、実は嫁さんは年をとらない人で。
(2012.9.7)
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原題 | Let Me In |
邦題 | モールス |
公開/製作 | 2011年/アメリカ |
出演 | コディ・スミット=マクフィー(オーウェン)、クロエ・グレース・モレッツ(アビー)、リチャード・ジェンキンス(トーマス)、ディラン・ミネット(ケニー) |
監督 | マット・リーヴス |