イエーッ! ジャック・ブラック最高! イエーッ! ロックン・ロール! てな感じでもうノリノリの『スクール・オブ・ロック』ですが! やっぱ小学生はこうでなくちゃいけませんね! レッツ・ロック! イエーッ! 子供の頃はとにかく自分が好きなものを探す! 打ち込めるものを探す! 他人に押し付けられたものでもとりあえずやってみる! なるべく多くの面白いこと、面白そうなことを経験して、 その中から一番好きなものを見つけるのです! これ中学・高校なったら遅いですからね。 「受験は二年の夏からが勝負だ!」 「人より先に始めれば人より前に進めるんだ!」 とかファッキン教師に学業優先を強制され、 好きなことなんか何も出来なくなりますからね! 「好きなことは高校(大学)に進んでから思う存分やれる」 ってアホバカ教師は言うでしょうけど、あれウソですからね。 騙されてはいけないよヤング諸君! 勉強ばっかして自分が好きなものを見つけられないと、 学校生活辛いですよ。 やりたいことがないから、カラッポだから、 車とかファッションとか「世間が流行ってると言ってるもの」 に興味があるふりをして、 『MONOマガジン』とか『ブルータス』 と買って読んだりするんですよ! (俺は『スコラ』読んでました!)(ダメじゃん!) 自分が好きなものじゃなく流行りのものにアンテナ伸ばして、 他人がいいと思ってるものをいいと思い込んで、 自分では全然満足してないのに仮面の生活を過ごし、 自分の時間を無駄にするんですよ! ファック! カラッポの少年時代を過ごしてるとカラッポの大人にしかならないぜ! 少年時代にロックを聴かなかった連中が大人になって、 「高木監督も頑張ってるんだから、応援しようよ」 とか言うんだよ! 他人の目ばっかり気にして、 自分のイメージばっかり気にして、 他人によく思われたい、 俺は第三者の俯瞰からものが言える賢い人間だと思われたい、 「俺はこんな状況でさえ高木さんを擁護する、俺かっこいい!」とか思ってる、 言いたいことも言えないファックな大人になるんだよ! バッカじゃねーの! そんな不毛なことをしてるヒマがあったらロックン・ロールだ! 教科書を燃やせ! ギターを弾け! ベースを刻め! ドラムを叩け! リズムに合わせて高くジャンプしろ! ロックン・ロールでフィーバーだ! イエーッ! ま、少々知能指数は低くなるかも知れませんが、気にするな! それが、ロックン・ロールだッ!! 映画『スクール・オブ・ロック』はインチキ教師のジャック・ブラックが 小学生を騙してロック・バンドを結成する、って話ですが、 それまで親のことをよく聞いて、 死んでるように生きていた子供たちがロックを通じて本当に 「自分がアツくなれるもの」に出会います! 今このテキストを読んでる小学生の皆さん! 今、この瞬間、心から熱くなれるものがありますか! 熱くなれるものがないからネットやツイッターで時間つぶしをしてるんじゃないですか! やりたいこともなくて、 でも時間だけはあって、 ネットやゲームで他人が提供してくれる面白いものを探すなんて人生、 時間の無駄遣いですよ! 大人になってやることがないと 政治や野球の話でひまつぶしするダメな大人になりますよ! そのことに気づくのは、早ければ早いほどいいです。 やりたいことがないなら自分から動いて探すんだ! 今の自分に満足してないならまずは自分を変えてみせろ! 大事なことは全部ロックが教えてくれる! てな感じで「ロック最高!」って思わせてくれるこの映画ですが、 日本の音楽シーンは今どうでもいいファッキン青春ソングばっかで絶望的になりますね。 今の若い人に「ロックとは何か」を感じてもらうために、 俺がおすすめするジャパニーズ・ロックは何といっても 「ハナ肇とクレイジーキャッツ」です!
今じゃ無職の風来坊 通い慣れたるパチンコで 取ったタバコが五万箱 日本よ! これがロックだ!
(2012.9.20)
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原題 | School of Rock |
邦題 | スクール・オブ・ロック |
公開/製作 | 2003年/アメリカ |
出演 | ジャック・ブラック(デューイ)、ジョーン・キューザック(校長先生)、 マイク・ホワイト(ネッド)、ミランダ・コスグローヴ(サマー:マネージャー)、 ジョーイ・ゲイドス・Jr(ザック:ギター)、レベッカ・ブラウン(ケイティ:ベース)、 ケヴィン・クラーク(フレディ:ドラム)、ロバート・ツァイ(ローレンス:キーボード)、 マリアム・ハッサン(トミカ:コーラス)、アリーシャ・アレン(アリシア:コーラス) |
監督 | リチャード・リンクレイター |