(『ヨネちゃんの代打でトーク』より)
とにかく毎試合、緊張感を持って挑んでます。それから “打点にこだわる” “チャンスに強くなる” という目標を掲げて頑張ってるつもりです。
周りの選手に頼っていた部分が多かったですね。今年は開幕してすぐの横浜戦で打点を上げてから チャンスで結果を残す気分の良さや好感触が忘れられなくなったんですよ。 要は“打たなきゃ”と自分を追い込んだら負け。 “チャンスは、おいしい場面”だと思わなきゃね。
“まだまだ信頼性が足りないんだ”って思いましたよ。我慢して使ってもらってるのは分かっていましたしね。 だから“今年のライトは井上一樹だ” って言われるようにしてみせると心に誓ったんです。
オフになって“今シーズンを振り返ると開幕11連勝が大きかった。 井上の連続ヒットが効いた”なんていう特集をやってくれないかなァ、って。(笑) 実は開幕11連勝中、僕にチャンスの場面が結構巡って来てたんです。 その時、星野監督が“オイ、一樹!おいしい場面がまた、回って来たなァ。まあ気楽に行けや” とよく声を掛けてくださったんです。その言葉でフッと気が楽になってドンドンその気になっていったという感じなんですよ。
実は開幕11連勝中、僕にチャンスの場面が結構巡って来てたんです。 その時、星野監督が“オイ、一樹!おいしい場面がまた、回って来たなァ。まあ気楽に行けや” とよく声を掛けてくださったんです。その言葉でフッと気が楽になってドンドンその気になっていったという感じなんですよ。
選手は監督のひと言を覚えているじゃないですか。今年のオープン戦で “打とう、打とうとするのは分かるけど肩に力が入り過ぎ。「ハ〜イ、いらっしゃ〜い」といった感じでやってみろ” と言われたので、“ お前、やる気あるんか と思われるくらい、力を抜いてみます”って(笑い)。 でも、そのあたりから急に結果が残せるようになりましたけどね。
お前、やる気あるんか
と思われるくらい、力を抜いてみます”って(笑い)。 でも、そのあたりから急に結果が残せるようになりましたけどね。
イヤー、痛感しましたよ。 3割バッターでいる事の難しさを。
3割バッターでいる事の難しさを。
“捕っている”って感覚がありましたからランナーが二塁に走ってるの見て、 “エッ、何で?”って思いましたヨよ。
ハイ。でも“まずは目の前の1勝”なんです。“大丈夫、任せて下さい!”って本当は言いたいけど 正念場の9月ですから、まずは着実にいい試合をやっていくのが第一。 変なうぬぼれは神様がお見通しって気がするんですよ。だから今はまだ グラウンド外では謙虚に、試合では冷静さを忘れずに、 という部分にこだわっています。
だって“ピンキー井上”って呼ばれてますから。 ここにきて違う色に変えるわけにはいかないでしょ。
じゃあ、秋季キャンプに間に合うように注文しときますか。
だって僕、落合家の扶養家族ですもん(笑い)。 “ただいまー”って一緒に玄関を入って、いつもの席に腰掛けて“オイ!ビール”って(笑い)。 それでおいしいごはんを食べていい気分になって、 眠たくなったそのときだけは“オヤスミー”って自分の家に帰るんです(笑い)。 僕らは野球をやめても、きっと離れられない仲だと思うなァ。
関川さんは凡打した後の守備についたとき、相当悔しいのか“ウォアー”って叫びながら 剛速球を投げてくるんですもん。 “セキさん、オレに当らないで下さいヨー”って(笑い)。 それに内野の久慈さんにもすごいボール投げかえしてるし(笑い)。
グラウンドにいるときは、けっこう自分の世界に入っちゃうんで、周りの人はすごい迷惑してるんじゃないですか、たぶん(笑い)。 八つ当たりとかするんですよ。ヘルメットに当たったりするし、 一番当たるのはカズキ(井上)。 外野でキャッチボールをしてる時とんでもない所へ投げたり。 カズキは「またかよ」ってって顔をして、走ってボールを取りに行く。 (『月刊ドラゴンズ』99年10月号「関川選手に30の質問」より)
一番当たるのはカズキ(井上)。
外野でキャッチボールをしてる時とんでもない所へ投げたり。 カズキは「またかよ」ってって顔をして、走ってボールを取りに行く。
とにかくチームに貢献したいです。それに1試合でも多く“ヒーローは一樹だ” って言ってもらえるようになりたいですね。
自分で自分にかけたいです(笑い)。