KAZUKI☆EXPRESS
※本テキストは月刊ドラゴンズ99年10月号の『ヨネちゃんの代打でトーク』での井上一樹と川又米利の対談記事から、 井上一樹のコメントに偽よねちがレスを付けるものです。


episode.4

(『ヨネちゃんの代打でトーク』より)


   
 
和枝に言えヨ!

 
   
川又&井上
   
 
よねちゃーん、メシ!
あとビールも!

 
   
   
  [1] 優勝争いの中、どんな感じで毎日を送ってる?
とにかく毎試合、緊張感を持って挑んでます。それから “打点にこだわる” “チャンスに強くなる” という目標を掲げて頑張ってるつもりです。

  ▽ 偽よねちの [代打でレス]

毎年そうしたいネ!1年置きじゃなくて!
 
   

   
  [2] 去年(98年)、チャンスに弱いと言われた原因は?
周りの選手に頼っていた部分が多かったですね。今年は開幕してすぐの横浜戦で打点を上げてから チャンスで結果を残す気分の良さや好感触が忘れられなくなったんですよ。 要は“打たなきゃ”と自分を追い込んだら負け。 “チャンスは、おいしい場面”だと思わなきゃね。

  ▽ 偽よねちの [代打でレス]

でも、打っても1面トップは関川なんだヨネ!
 
   

   
  [3] 去年(98年)は規定打席に届かなかったよネ?
“まだまだ信頼性が足りないんだ”って思いましたよ。我慢して使ってもらってるのは分かっていましたしね。 だから“今年のライトは井上一樹だ” って言われるようにしてみせると心に誓ったんです。

  ▽ 偽よねちの [代打でレス]

今年(2000年)のライトはカズキと種田と渡辺と井端と荒木と大西だけどネ。
 
   

   
  [4] 開幕してから21試合連続ヒットというのは素晴らしかったヨ。
オフになって“今シーズンを振り返ると開幕11連勝が大きかった。 井上の連続ヒットが効いた”なんていう特集をやってくれないかなァ、って。(笑)

実は開幕11連勝中、僕にチャンスの場面が結構巡って来てたんです。 その時、星野監督が“オイ、一樹!おいしい場面がまた、回って来たなァ。まあ気楽に行けや” とよく声を掛けてくださったんです。その言葉でフッと気が楽になってドンドンその気になっていったという感じなんですよ。


  ▽ 偽よねちの [代打でレス]

でも、そんな特集サラサラ無かったネ!
 
   

   
  [5] 効果的な開き直りが出来たんだよネ。
選手は監督のひと言を覚えているじゃないですか。今年のオープン戦で “打とう、打とうとするのは分かるけど肩に力が入り過ぎ。「ハ〜イ、いらっしゃ〜い」といった感じでやってみろ” と言われたので、“

お前、やる気あるんか

と思われるくらい、力を抜いてみます”って(笑い)。 でも、そのあたりから急に結果が残せるようになりましたけどね。


  ▽ 偽よねちの [代打でレス]

もしかして監督、武田と前田にもそう言ってた?
 
   

   
  [6] 6月に入って、打率が一時2割6分近くになったけど、そこからまた巻き返したよネ。
イヤー、痛感しましたよ。

3割バッターでいる事の難しさを。


  ▽ 偽よねちの [代打でレス]

今年はスタメンでいることの難しさを学んだしネ!
 
   

   
  [7] 7月22日の東京エッグの読売戦で、一樹のダイレクトキャッチにヒットの判定が出たことがあったよネ。
“捕っている”って感覚がありましたからランナーが二塁に走ってるの見て、 “エッ、何で?”って思いましたヨよ。

  ▽ 偽よねちの [代打でレス]

そこで二塁に投げればアウトだったのにネ。
 
   

   
  [8-1] 周りからも“もう優勝は決まったネ”なんて声も多いと思うけど。
ハイ。でも“まずは目の前の1勝”なんです。“大丈夫、任せて下さい!”って本当は言いたいけど 正念場の9月ですから、まずは着実にいい試合をやっていくのが第一。 変なうぬぼれは神様がお見通しって気がするんですよ。だから今はまだ グラウンド外では謙虚に、試合では冷静さを忘れずに、 という部分にこだわっています。
[8-2] じゃあ、もう一つこだわっているのは、やっぱりピンク?
だって“ピンキー井上”って呼ばれてますから。 ここにきて違う色に変えるわけにはいかないでしょ。
[8-3] 練習用のバットも思い切ってピンクにしてヨ。
じゃあ、秋季キャンプに間に合うように注文しときますか。

  ▽ 偽よねちの [代打でレス]

まさか本当にやるとは思わなかったヨ。
 
   

   
  [9] 今でも落合の家に夕飯を食べに通ってるの?
だって僕、落合家の扶養家族ですもん(笑い)。 “ただいまー”って一緒に玄関を入って、いつもの席に腰掛けて“オイ!ビール”って(笑い)。 それでおいしいごはんを食べていい気分になって、 眠たくなったそのときだけは“オヤスミー”って自分の家に帰るんです(笑い)。
僕らは野球をやめても、きっと離れられない仲だと思うなァ。

  ▽ 偽よねちの [代打でレス]

“僕ら”って英二の方?それとも…
 
   

   
  [10] 試合中の外野のキャッチボールで関川が一樹のグラブめがけてすごいボール投げかえしてくるらしいネ。
関川さんは凡打した後の守備についたとき、相当悔しいのか“ウォアー”って叫びながら 剛速球を投げてくるんですもん。 “セキさん、オレに当らないで下さいヨー”って(笑い)。 それに内野の久慈さんにもすごいボール投げかえしてるし(笑い)。

  ▽ 偽よねちの [代打でレス]

日本シリーズではお互いさぞや豪快なキャッチボールだったろうネ!
 
   

   
  [関川選手の談話]
グラウンドにいるときは、けっこう自分の世界に入っちゃうんで、周りの人はすごい迷惑してるんじゃないですか、たぶん(笑い)。 八つ当たりとかするんですよ。ヘルメットに当たったりするし、

一番当たるのはカズキ(井上)。

外野でキャッチボールをしてる時とんでもない所へ投げたり。 カズキは「またかよ」ってって顔をして、走ってボールを取りに行く。

(『月刊ドラゴンズ』99年10月号「関川選手に30の質問」より)

  ▽ 偽よねちの [代打でレス]

もしかして、カズキってやられキャラ?
 
   

   
  [11-1] これからの目標は?
とにかくチームに貢献したいです。それに1試合でも多く“ヒーローは一樹だ” って言ってもらえるようになりたいですね。
[11-2] 優勝祝賀会では、だれに真っ先にビールをかけたい?
自分で自分にかけたいです(笑い)。

  ▽ 偽よねちの [代打でレス]

それ、11年前のオレだヨ!
 
   


その他のインタビュー内容
今年のホームラン数の目標 10本くらい。
調子が悪かったときの心掛けは? いろいろ考えずに吹っ切る。出してもらえる以上「明日もまた、頑張るぞ!」って。
8月17日からの読売3連戦は気合が入った? 向こうは4番バッターばかりだけど、ウチが3連勝出来たのは何か勝るものがあったって事。地元の強みもあった。
優勝に向けて 気を引き締めて頑張る。ここまで必死に頑張ってきたドラゴンズの底力を見て欲しい。


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