今日の普久原

2005.2.5 update.


カモシカ、ひとときの休息


 沖縄キャンプ初めての休みの2月4日、 カモシカは横浜からおじいちゃんカモシカ・おばあちゃんカモシカを呼び寄せ、 祖父母孝行に励んでいた。

おじいちゃんカモシカの肩もみをするカモシカ

↑おじいちゃんカモシカの肩もみをするカモシカ

 “普久原”というのは珍しい苗字だが、元は沖縄の姓である。
 カモシカの家族は現在横浜に住んでいるが、 おじいちゃんカモシカは8歳までこの沖縄で過ごし、その後内地にうつった。
 その思い出の地に、「家族にお礼をしたかった」と言い沖縄旅行をプレゼントしたカモシカ。 義と情に熱い、 心あたたまる美しい心のカモシカである。

 契約金の一部も家族にプレゼントしたカモシカだが、 しかし、カネだとか旅行だとか、 それは彼にとって“今できる恩返し”の一部に過ぎず、 “真の親孝行”だとは思っていなかった。
 カモシカは言う。

 「セ・リーグは関東の球団が多いので、 1軍にいれば家族が見に来れ竜」

 そう。「1軍でプレーし、家族に活躍する姿を見せる」こと!
 ウエスタン・リーグであれば、横浜在住の両親・祖父母に元気な姿を見せることが出来ない。 カモシカの本当の親孝行は、“1軍でプレーし、関東の地で家族に立派になった姿を見せる” ことなのである!!

 カモシカの肩をもむ手に力が入る。
 おじいちゃんカモシカには、手と肩を通して伝わってくる、孫の声が聞こえただろうか。

  「今日はおじいちゃん・おばあちゃんの方から沖縄まで来てもらったけど、 次は、1軍のユニフォームを着て、ボクの方から横浜に行くよ!」