合同自主トレの休養日である18日、カモシカが休日返上でナゴヤ球場で練習に励んだ。 そして新調したグローブをマスコミに披露し、 SSKの「福留モデル」5万5000円であることが明らかに。 というか足と肩がウリのカモシカは外野手なんだしグラブとかあまり関係ないんだが、 まず「休日で選手があまりいない」ときを狙い、 「マスコミが取材対象に飢えてる」 このタイミングで新調グラブをお披露目した カモシカ流のしたたかさは流石の一言に尽きる。 多分、誰が何のグラブを使ってるかなど ファンのみんなにはどうでもいい 話題だし、きっと他にも 現役選手と同じモデルを使ってる新人はいっぱいいるんだろうが、 カモシカだけが取り上げられるのは、 「休日出勤」+「ネタがない日」だからこそ。 あえてこの日を選んでグローブのお披露目をした、カモシカ流の“緻密な計算”と言えよう。 だいたい、合同自主トレが休みなんだから、 「グローブを使った練習」なんかしないのである。 それを「わざわざ(マスコミに見せに)持ってくる」あたりのサービス精神が、 後々マスコミとの友好関係も築く。これも「カモシカ流」か。 そして小さなネタでも新聞に載ることで、 カモシカの知名度を徐々に上げていく。これも立派な営業努力だ。 今年の新人についてファンが持ってるイメージといえば、 「樋口ってどんな人?」「子連れのオッサンらしいよ」 「中田ってどんな人?」「背番号20をもらったんだってね」 「川井ってどんな人?」「川相と読み方が一緒の人」 「鈴木ってどんな人?」「木刀もってきた人」 「石井ってどんな人?」「難聴で頑張ってる人」 「中村一生ってどんな人?」「登録名はいつかイッセーにしたいんだって」 「小山ってどんな人?」「松坂の恋人でしょ?」 「金剛ってどんな人?」「プロレスラー?」 「鎌田ってどんな人?」「背の低い人」 「沢井ってどんな人?」「自主トレ初日に張り切りすぎて、2日目にリタイヤした人」 「カモシカってどんな人?」「休日返上するほど練習熱心で、福留バリの外野守備をするらしいよ」 ちゃんと野球で評価されてるのはカモシカだけである。 少々の誤解は混じっているが、「カモシカ」のイメージには、 「休日返上」と「福留のグラブ」というキーワードが刷り込まれた。 このイメージ戦略により、カモシカは完全に同期の新人たちを出し抜いたといえる。 そして自社製品が新聞で宣伝されたことでSSKの覚えもめでたく、 夢は大きく、「SSKとのアドバイザリー契約」だ!! ↑SSKの走る広告塔を目指す普久原 |