今日の普久原

2004.12.21 update.


普久原、入団発表!


 2004年12月14日 この日、中日の新人11選手の入団発表が行われた。
 カモシカ流・普久原は「自分のセールスポイントは足と肩。 それを生かしてチームに貢献して日本一になれるようにがんばります」 と宣言。中日の最強外野陣に挑戦状を叩きつけた。

 目標とする選手は?との問いには、
 「打つ方では赤星選手のようないやらしいバッターに、 守るでは新庄選手のような、ファンの方々に見たいと思われるような選手になりたい」
 と、外野手らしい、無難なコメント で自分をアピールしたが、一方では 「中日の外野陣にはゴールデングラブ賞に選ばれた人が2人もいるので、 ポジション争いは厳しい」 と発言、 実はゴールデングラブに選ばれてない福留の守備が一番上手い事は知らない 様子で、そんなに中日ファンという訳ではないというか、 多分中日にはあまり興味は持ってなかったであろうことが推測される。 指名が決まってから中日について頑張って調べたのだろう (福留、後半試合に出てなかったし)

 赤星と新庄の名前が出てきたので、阪神ファンかも知れない。


入団会見



 ところで。

 前テキストを書き終えたあと、
 「あれ? ひょっとして、テニスとかで俊敏な動きのことを “カモシカのようなフットワーク” って言わなかったっけ?」
 と思い出した。
 カモシカは足の細さの比喩であり、速いわけではない。
 しかし、もしかすると、普久原の“カモシカ流”は足の速さのことではなく、 守備でカモシカのような華麗なフットワークを見せる、とい意味なのかも知れない。 (「外野手なのに?」という疑問はあるが)

 そこで、取材班は “カモシカのような〜” について、さらに詳しく調査を進めた。
 すると、意外な事実が判明したのである!!

カモシカ・羚羊(2003.11.8)

 生きものには「他人のそら似」というのがある。見た目が似ているので、似た名前が付けられることが多い。

(中略)

 さて、表題にも書いたとおり、カモシカは漢字で「羚羊」とも書く。 この字を音で読めば「レイヨウ」となるが、ここでまた、ややこしくなる。 ウシ科の中には「レイヨウ」と呼ばれる動物が沢山いるからだ。 しかし、レイヨウはカモシカ属ではない。

 世に「羚羊のような脚」という言葉があるが、実は、 この羚羊はレイヨウのことで、したがって、 「カモシカのような脚」というのは誤りだったのである。

 アフリカの動物映像を見たことのある人なら、 トムソンガゼルとかインパラを見たことがあるはずだ。 チータなどに追いかけられて、すばしこく逃げ回り、素晴らしく軽快に飛び跳ねる。 あのような脚が「羚羊のような脚」と表現されたのだ。

 一方、カモシカは斜面や岩場には強いが、軽快な脚は持っていない。 岩場に強いことからお分かりかと思うが、カモシカはヤギに近い。


(引用:『ざっくばらん/犬と川柳のホームページ』 →「生きものこぼれ話」より)

 な、なななんと!
 我々が普段使っている「カモシカのような」というのは、 漢字の読み方に端を発した間違いで、

  本当のカモシカは決してすばしこい訳ではない、 脚も毛むくじゃらで太い

 ことが判明したのである!!

 カモシカは実は、足が遅いだけではなく、すばしこくもなかったのだ!!


ニホンカモシカ

↑ ニホンカモシカ(脚毛むくじゃら、鈍くさい)

レイヨウ

↑ レイヨウ(脚は細く美しく、軽快に飛び跳ねる)


 調べれば調べるほどカモシカのうさん臭さが!!

 どうする、カモシカ流!?