1月28日、大学の試験のため本隊より2日遅れでカモシカが沖縄入りした。 そして、遅れてきたカモシカに衝撃の事実が!
カモシカ、福留と相部屋!!
新人に与えられたいきなりの試練。 これも落合監督の与えた“超えなければならない壁”なのだろう。 福留といえば、ルーキー時代の1年目は同じ鹿児島出身の井上(真の主砲)が教育係として同室になった。 ところが、あの愛想のいい井上をして、 その後、井上が「福留と仲がいい」という話は聞いたことがない。 大西によれば福留は「いつも食堂で1人でメシを食ってる」そうだし、 練習でもいつも立浪にベッタリで、他の選手とは目も合わそうとしない。 まさに“孤高の戦士”といった塩梅である。 (←いいほうに書きました) チーム内でも無口で、あまり友達を作らない福留。 そんな福留に、カモシカが「2人部屋」で合いまみえる!!
後輩に何か教えたり、 コミュニケーションを深めようという気配は微塵も感じられない。 それどころか 5万5000円も出した買った福留モデルのおニューのグラブを全否定 だ。 ![]() 「俺の5万5000円…」 いったいこの先輩から何を学べというのか。 いや、あるいは 「遊びを教えてもらえない」 「技術も教えてもらえない」 という点で、福留の求道振りを見て“プロの厳しさ”を肌で感じ、 アマチュア気分をぶっ飛ばす目的がそこにはあるのかも知れない。
あるいは逆に、“この人のやり方はチームワークを築く上で間違っている!” と、反面教師的効果で自我の確立を狙っているのではないか、 という考え方も出来る。 落合監督の方針はいつだって「自分で考えて、自分で答えを出せ」だ。 一番やっかいな相手と同部屋になってしまったカモシカ。 福留が鹿児島出身だけに、“鹿児島”と“カモシカ”で意外と相性が合うかも知れない。 いずれにしても、監督の隠された“期待”に、 カモシカは応えることが出来るかどうか。 カモシカのプロとしての第一歩は、 「福留攻略」 という高いハードルから始まる!! |