先発・ ワクワクさん が昨オフ、埼玉の球団から千葉の球団に移籍したときは 「まあ、そうだろなあ」と誰もが思った。




ワクワクさんと埼玉の球団とは、 オフの契約更改になるといつもモメていた。




「沢村賞のすごさ」（＝オレ様のすごさ）

「他球団のエースと比べて」（＝オレは球界のエース）

と強気一辺倒だったワクワクさんが、２０１１年オフに突然、 「お金のことでもめるのはよくない」 と言いだし、

「どうしちゃったのワクワクさん？」
「そんなのワクワクさんらしくないよ！」

とファンを心配させたのである。

何か、自信をなくすような出来事でもあったのだろうか？




そんなことがあって迎えた２０１２年、 ５月に雑誌『週刊揚げ物デー』でワクワクさんの 女性問題が発覚する！

とは言っても、ワクワクさんは独身なので、 別にどんな女性とどんなお付き合いをしようが、本人の自由なはずだ。 プライベートなことであり、球団や他人が干渉することではない。

だが、問題の『週刊揚げ物デー』のワクワクさんの記事、 正確にはワクワクさんの プライベート・スキル を暴露した女性の手記を読んだファンは、驚愕した！！




球界のエースが５分！

サワムラ賞投手が５分！

契約更改では何週間でも何か月でも粘りに粘るワクワクさんが、 たった５分で陥落するなんて！！


チビッコの夢であるはずのプロ野球選手が、まさかの５分。

もうちょっと我慢できなかったのか、ワクワクさん…

そして事態を重く見た埼玉の球団は、ワクワクさんに 無期限謹慎処分を下したのである。




天国から地獄。

こないだまで 「サワムラ投手であるこのオレが！」 「球界のエースであるこのオレが！」 とこの世の春を謳歌していたワクワクさんが、 まさかの持続時間５分では、 もう大きな顏は出来ない。

「サワムラ賞って言っても、５分じゃなあ…」
「持続時間は他球団のエースと比べてどうなの？」

と言われるだけである。

そんなことがあり球団に居づらくなったワクワクさんが、 ＦＡ権を取得しＦＡ宣言したとき、ファンは

「そうだね、その方がいいよ…」

と納得し、あたたかい目で送り出したのだった。




そして、ワクワクさんは千葉の球団にＦＡ移籍し、 身も心も生まれ変わったのだ！

過去は捨てた！

千葉には過去のスキャンダルで自分を野次るファンもいない！

新天地で、ワクワクさんの 新たな野球人生が始まったのだ！！




試合後、７回４失点のワクワクさんについて、イトウ監督は 「ワクイがどうしても我慢できない」 と語った。