Sorepena2014


(35) 野球界の太宰治


自慢ではないが、ずんどらごの先発投手陣で 7イニング投げるピッチャーは少ない。 (本当に自慢ではない)

日付 先発
3/28(金)川上6
3/29(土)大野6
3/30(日)カブ7
4/01(火)山井7
4/02(水)岡田4
4/03(木)山内4
4/04(金)川上5
4/05(土)大野6
4/06(日)カブ7
4/08(火)山井6
4/09(水)岡田7
4/10(木)若松4
4/11(金)川上6
4/12(土)大野7
3/28(金)川上6
3/29(土)大野6
日付 先発
3/30(日)カブ7
4/01(火)山井7
4/02(水)岡田4
4/03(木)山内4
4/04(金)川上5
4/05(土)大野6
4/06(日)カブ7
4/08(火)山井6
4/09(水)岡田7
4/10(木)若松4
4/11(金)川上6
4/12(土)大野7
4/15(火)カブ5
4/16(水)山井7
4/17(木)川上5
4/18(金)岡田4
日付 先発
4/19(土)大野9
4/20(日)カブ3
4/22(火)山井5
4/23(水)川上6
4/24(木)岡田7
4/25(金)朝倉6
4/26(土)大野1
4/27(日)カブ6.1
4/29(火)山井6
5/01(木)川上4
5/03(土)岡田3
5/04(日)カブ6
5/05(月)朝倉6
5/06(火)山井7
5/07(水)濱田9
5/08(木)雄太7

ここまで48試合中、先発が7イニングを投げたのはわずか 16試合である。 (ちなみに昨年のこの時期は12試合だった) (ええっ!? ヨシミが抜けて先発陣の層が薄くなってるのに!?) (いったい何が原因なんだ!) (さっぱり分からないよ!)


ジョイナス
能力名 脊髄代打 (ジョイナス・スタイル)


【効果】 序盤で攻撃のチャンスが来たら先発ピッチャーだろうと条件反射で代打を出す超攻撃的采配


それがここ最近、なんと3試合連続で先発が7イニング以上投げているのである!

これでは スケベ心 を出すなというのが無理な話だ。


☆   ☆   ☆   ☆


1対1の同点で6回裏、ずんどらごは2死二塁と得点圏にランナーを置き、 絶好の勝ち越しのチャンスを迎えた。

しかしここでバッターは9番ピッチャーのオカダ。

オカダは6イニング1失点と好投を続けている。得点は1−1の同点。 代打を出せば勝ち越す確率が上がる代りに、投手を代えなければならない。 さあ、どうする!?

ずんどらご首脳陣は、オカダ継投を選択した。

「この試合はお前と心中だ! 頼むぞオカダ!」


オカダ
能力名 無理心中 (オサム・ダザイ・ビフォー)


【効果】 先発ピッチャーと心中する。信頼関係が強まる


オカダは2死二塁のチャンスを スカポンと凡退 した。

結果は得点にならなかったが、それは問題ではない。

ベンチは勝ち越すことより、オカダの投手としてのスキルを信頼した。 自分は信頼されている! 試合を託してくれた首脳陣のためにも頑張らなくては! そういった信頼関係がオカダに力を注ぎ込むのだ!


☆   ☆   ☆   ☆


ところが7回、オカダが四球とヒットで1死一三塁という場面を迎えると、 ベンチはこのイニングまだ失点してないオカダにあっさりと 投手交代 を告げたのであった。


ええっ!? 心中するんじゃなかったの!?


オカダ
能力名 偽装心中 (オサム・ダザイ・アフター)


【効果】 先発ピッチャーと心中すると見せかけて、心中しない。
信頼関係が薄まる


得点機を捨ててまでオカダ続投を選択したずんどらごだが、そのオカダをあっさりチェンジ、 交代したソブエがスカポンと打たれ、勝敗は決した。


5月9日(金)マツダスタジアム
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 R
中日      
広島      
【中日】岡田、祖父江、高橋聡、パヤノ−松井雅
【広島】篠田、一岡、ミコライオ−白濱、石原


タニシゲ監督としてはオカダと心中するつもりだったのだろうが、 ピンチになると心変わり。試合後、「後手後手に回ってしまった」と心中未遂を反省した。

しかし、こういった失恋を繰り返してチームは成長していく。先発投手と心中するか、しないか、 恋はいつでもままならない。

今日のところはコイに関しては広島の方が一枚上手 といったところだ。


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